主
主
主
ガラガラ…
怜 ENTP
怜 ENTP
怜 ENTP
俊 ISNP
楓 INTJ
怜 ENTP
教室に入った僕たちはそれぞれの席につく
とはいっても二人との席の距離は…
俊 ISNP
楓 INTJ
俊は僕の前
怜 ENTP
怜は隣なのだ
僕の席は一番後ろの一番窓側
俗に言うヒロイン席というものだ
俊 ISNP
怜 ENTP
俊はノート片手に目をきゅるきゅるさせて僕の方を見る
変なノリやめてほしい、ついてけん
俊は僕に甘える時だけ昔のように「かえ」と呼ぶ
それが少しだけ擽ったいのは僕がおかしいのだろうか
楓 INTJ
頼ってもらえるのは嬉しいのに
やっぱり素直になれない
俊 ISNP
俊 ISNP
怜 ENTP
俊 ISNP
楓 INTJ
俺は鞄から取り出したノートを俊に押し付ける
俊 ISNP
楓 INTJ
俊 ISNP
俺の方を向いていた俊が前を向いて写し始めるのをぼーっと見つめていると
怜 ENTP
隣を見れば不機嫌そうに眉をひそめる怜がいた
俊 ISNP
俊 ISNP
怜 ENTP
俊は前を向いたまま怜に話しかける
俊 ISNP
楓 INTJ
俊 ISNP
ざーんねーんなんて言いながらまた写すのに集中し始める俊
楓 INTJ
隣にいる怜にコテン、と首を傾げて話しかける
怜 ENTP
楓 INTJ
いきなり放たれた言葉に僕は固まる
怜 ENTP
怜 ENTP
目の前にいる怜が椅子を引いて近づいてくる
楓 INTJ
楓 INTJ
怜 ENTP
どんどん距離を詰めてくる怜に俺は思わず仰け反る
怜 ENTP
楓 INTJ
耳元で囁かれて体が震えた
顔が熱い、生理的な涙が目頭に溜まる
怜 ENTP
俊 ISNP
僕と怜の間にシュッとノートが挟まれ、視界を遮られる
怜 ENTP
俊 ISNP
俊 ISNP
怜 ENTP
怜 ENTP
また、僕の分からないことを二人で話し出す
俺の頭には怜の見せた、愛しさの中にどこか寂しさを含んだ笑みがフラッシュバックする
耳元で感じた息遣いや怜の体温を思い出して更に恥ずかしくなった
耳が熱い…
怜 ENTP
俊 ISNP
俺は長い前髪で隠した視界の隙間から見える、怜を睨みつける
楓 INTJ
顔を赤らめ、水分の含んだ瞳で見つめられながら発せられた言葉は
怜 ENTP
怜には刺激が強すぎたのか、彼まで赤面させるには十分すぎる材料だった
そして
お互いに赤面した二人の光景が面白くないのか
俊 ISNP
あからさまに不機嫌になる俊であった
主
コメント
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どんどん続きが楽しみになってきた