○○
,…
こつこつ,
一人の女が廊下を静かに歩く
ある部屋の前で止まり,こんこん,と厚いドアを軽くノックをする
静かに,「○○,報告の為参上致しました」とドアに向かって言うと
「入っていいよ」と言う声と共にドアが静かに音を立て重いドアを開けられた
○○
失礼致します,…
森鴎外
○○ちゃんではないか,… ~
森鴎外
報告 ,とはなんだね?
首領がにこにこ,と圧をかけているように感じたのは気のせいだろうか,…?
そう思いつつ首領に報告を続けた
○○
,…
○○
現在抗争中の組織の半数を圧倒しました,…
○○
このペースで行くと5日後には組織を抹消しているかと思われます,……
森鴎外
五日,…?
○○
,…私が抗争に入れば,…ポートマフィアの死亡者が増えます,…
○○
なので私は組織の情報の抹消を致しますが,…ここまでで何か問題は?
森鴎外
特に無い,…じゃあそれで進めてもらっていいよ~
のほほんと話す首領はポートマフィアの首領なのかと疑う程,…
ここからは戦場。
私は戦場に行けないのだ,…
私が行くと,…戦場なんか,秒で終わる
けれど私の殺しは面倒,……善人のみを殺すのだ
○○
失礼しました,…
○○
首領,…くれぐれも死なないでください,…
○○
貴方みたいな悪人が私は大好きですから,…
森鴎外
,…笑
森鴎外
わかっているさ,君も死なないでおくれよ
○○
,…私が死ぬなんてあり得ません…
そう短い言葉を交わし○○は部屋を後にした
異能力
過去を操る時計