泡沫 心音
じゃ!よろしく!
国木田独歩
なっ!そんな簡単にできるとでも!!
太宰治
まぁまぁ、いいじゃないか国木田クーン
太宰治
じゃあ✕月〇日にまた来てねー
泡沫 心音
おけー!
✕月〇日
コンコンコン
泡沫 心音
来たよー
太宰治
おぉ!久しぶりだね!
泡沫 心音
……何この状況
太宰治
見たらわかるだろう?
太宰治
国木田くんを拘束してるんだよ
泡沫 心音
なんで?
太宰治
それは私が裏切り者だからさ!
泡沫 心音
ふーん…
太宰治
動かないでおくれよ動いた瞬間国木田くんはボンッだよ
泡沫 心音
ふーん
コツコツコツコツ
ヒールの音が静かな室内に
響いた
泡沫 心音
ねぇ…それ
泡沫 心音
入社試験かなんかかな?
太宰治
!
太宰治
どうしてそう思うんだい?
泡沫 心音
まず私が来る日を設定したのはあなた
泡沫 心音
そしてこの状況にわざわざする必要なんてないでしょ
泡沫 心音
そして目線
泡沫 心音
目線は大事なもの目的なものを捕えることが多い
泡沫 心音
普通はせんせかボタンを見るはずだ
泡沫 心音
けれど私の仕草を観察してた
泡沫 心音
まるで、一つ一つ見極めるように
太宰治
あはは!
太宰治
たまげたよ
太宰治
こんな逸材なんで紹介しなかったのさ国木田くん
国木田独歩
……知るか唐変木
太宰治
それじゃこれは合格でいいの?
太宰治
社長
社長
その状況判断力、決断を疑わない目
社長
合格だ
泡沫 心音
よっしゃー!よろしくね
泡沫 心音
あ、私後輩だから敬語使わなきゃか
国木田独歩
お前敬語使えるのか…?
泡沫 心音
バカにしないでよ!
泡沫 心音
それくらい使えるよ!
国木田独歩
今使えてないじゃないか
泡沫 心音
あー、はいはい分かりましたよ
泡沫 心音
せんせ
泡沫 心音
太宰さんよろしくお願いしますー
太宰治
よろしく改めて武装探偵社へ
ようこそ







