# 5
先生
先生
母
母
母
先生
先生
先生
母
母
先生
先生
先生
母
母
母
先生
先生
黄
随分と悪い夢を見ていたと思ったら
途端に現実に引き戻される
黄
先生
先生
黄
夢のおかげで寝た気がしない
しかもさっきの夢は
ここ最近で言われた言葉の数々だ
3限目
夏休み前の教室は
猛暑日だというのにクーラーを付けないので
蒸し暑い空気が溜まっていた
それが余計に僕の頭痛を悪化させる
黄
ぼーっとする僕の頭はなにも受け付けない
授業の話もまともに入ってこない
帰ったら復習しなきゃな、
き ー ん こ ー ん か ー ん こ ー ん
何とか授業を終えて次の準備をしているとき
先生
黄
先生に呼び出された
生 活 態 度 の こ と か
それとも水瀬さんのことか
どちらにせよ思い当たりがある
頭痛を我慢しながら先生について行った
先生
予 想 は 的 中
や は り こ こ 最 近 で 急 に 変 わ っ て し ま っ た た め
先 生 も 違 和 感 を 覚 え た の だ ろ う
黄
先生
先生
先生
先生
先生
黄
もちろん僕も出来るのなら
今までの様にしたい
ただできないから
このような結果になってしまうのだ
先生はちっとも理解なんかしてくれていない
先生
先生
先生
先生
先生
先生
黄
水瀬さんの件でなんで僕が謝らないといけないのか分からない
僕はあくまで呼びに行く人
最終的な判断は水瀬さん自身がするのだから
水瀬さんを怒るべきなのに、
心の中ではそう思っていても
口に出せるはずもなく
虚しく消えるだけ
先生
先生
黄
生徒会長という素晴らしいはずの肩書きが
僕を苦しめる
つらい
しんどい
休みたい
そんな言葉達だけが
頭の中を巡り続けている
頭痛はさっきよりも痛みを増し
おまけに腹痛までしてきた
僕はそれでも
"生徒会長"
だから耐えなきゃいけない
先生に叱られてその後
四限目は体育なので
1人更衣室で着替えた
頭もお腹も痛いのに
体育なんて運が悪すぎる
と思いながらも生徒会長なので
休む訳にはいかない
しかも叱られて直後
水瀬さんも呼びに行かなきゃ行けない
僕は水瀬さんが嫌いなのに
僕が生徒会の仕事を終え帰っている時
なんど水瀬さんが喧嘩しているのを見ただろう
僕は仕事をしているのに
水瀬さんは呑気に喧嘩をしているだなんて
腹立たしい
痛みに耐えながら階段を1つ1つ
登っていく
が ち ゃ
やっぱり外は蒸し暑い
今日はこの暑い中外で体育をしなきゃいけないのか
気が重くなる
この暑い中
水瀬さんはベンチの上に寝転び
空を眺めていた
黄
黄
青
こっちだって言いたい
水瀬さんの呼びに来るのは何回目だろう
青
なにか納得する理由があれば了承するものの
水瀬さんの場合は理由なんてない
あったとしても教えてくれないので分からない
黄
黄
僕は必死にお願いする
もうこれ以上水瀬さんのせいで
僕が怒られるのはごめんだ
青
青
それでも出ようとしない水瀬さんに腹が立つ
ずっと腹は立っているけど
いつも以上に腹が立つ
黄
黄
黄
黄
黄
体調が悪い僕には
怒鳴る元気なんてないと思っていたが
腹立ちのおかげで
早口の言葉が次々と出てくる
こんなに言っても
彼は出ないだろうけど笑
青
やっぱりだ
僕の努力はこいつにかき消される
本当に腹が立つ
黄
青
青
黄
まさか彼が出てくれるとは思わなかった
ただ体調不良で頭があまり理解していないことを感じる
出ると言った彼の顔は歪んでいる
うざい
僕は適当にお礼を言って急いで校庭に向かった
黄
黄
息を整えながら先生に事情を言う
先生
黄
黄
先生
黄
とりあえず先生に怒られなくてよかった
体操をしながら乱れた息を整える
やっと水瀬さんが授業に出てくれる、
とりあえず安心した
10分ほどウォーミングアップをした後
先生
水瀬さんがきた
先生
先生
痛みに耐えながらぼーっとみんなに合わせていたが
最近持久走をしていることに今気がついた
先生
先生
そんなの今の僕の状態で出来るわけない
焦っていると
みんながスタートラインに立ち
準備し出す
僕も急いで向かう
生徒会長だから
どれだけしんどくても
走らなきゃ。
先生
先生
みんなが一斉に飛び出す
そして走る
僕は運動はまあまあできる方なので
同じくらいの子について行く
ただいつもこんなに速かったっけと
僕の体はいつもの子達に追いつかない
帰宅部の水瀬さんは先頭を走っている
腹が立つ、
黄
だんだんみんなが僕を抜かしていく
僕の体は一分一秒ごとに重くなっていく
頭痛が酷くなっていく
頭を鈍器で殴られているような感覚
汗が止まらない
黄
視界が歪んでいく
もう無理だッ、
ば た っ
もぶ
もぶ
少し長くなってしまいました😿
すいません!
次回もお楽しみに❕
NEXT ♡200
忙しいので多めですが許してください( ߹꒳߹ )
コメント
6件