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〇〇

ありがとうございます

テヒョン

ううん!

テヒョン

全然大丈夫!

〇〇

笑笑

テヒョン

いや〜嬉しいなぁ〜

テヒョン

ダンボがここに引っ越してくれるなんて

テヒョン

どうしてここに?

あ、そっか。

ユンギ先輩以外の先輩にはまだ言ってなかったんだ。

〇〇

〇〇

えっと実は

テヒョン先輩には全て伝えた。

テヒョン

テヒョン

そっか、、

〇〇

テヒョン

辛いよね

〇〇

〇〇

でももう大丈夫です

テヒョン

テヒョン

やっぱすごいなダンボは

〇〇

え?

テヒョン

1人でなんでも出来るから

テヒョン

羨ましいよ

〇〇

〇〇

テヒョン先輩は?

テヒョン

俺もダンボと同じ一人暮らしなんだ

〇〇

そしたらなんでも出来るじゃないですか

テヒョン

ううん

テヒョン

俺は何もできないよ

〇〇

テヒョン

俺小さい頃からずっと

テヒョン

ジミンに助けられてるんだ

〇〇

ジミン先輩?

テヒョン

あいつと俺は幼なじみで

テヒョン

実家も近所なんだよ

〇〇

え?!

テヒョン

笑笑

だからか

テヒョン先輩とジミン先輩っていつも一緒にいて

いつも仲良さそうにしてるから

幼なじみっていいな

〇〇

そうだったんですね

テヒョン

まさか高校まで一緒になるなんてね

〇〇

それってすごいことですよ

テヒョン

まぁーね

テヒョン

でもたまに悔しい時があるんだ

〇〇

悔しい?

テヒョン

あいつとずっと一緒にいると

テヒョン

周りから比べられちゃうんだよ

〇〇

テヒョン

あいつさ

テヒョン

優しすぎるんだよ

〇〇

テヒョン

勉強に関しても

テヒョン

わかるまでずっと付き合ってくれてさ

テヒョン

朝学校行く時も

テヒョン

起こしてくれたりしてさ

〇〇

テヒョン

それにバスケも

〇〇

でもバスケはテヒョン先輩がやりたくて、、

テヒョン

ううん

テヒョン

違うんだ

〇〇

テヒョン

本当のこと言うとさ

テヒョン

テヒョン

俺バスケ嫌いなんだ

〇〇

〇〇

え?

テヒョン

俺見たらわかるでしょ?

テヒョン

バスケ下手くそだってことが

〇〇

練習試合のメンバーにも選ばれなかった。

あの時もやっぱり悔しそうな顔してたような、、

テヒョン

俺がバスケ始めたのは

テヒョン

周りが俺を馬鹿にするからなんだ(笑)

〇〇

テヒョン先輩の顔は笑ってるけど

これは本当の笑顔じゃない

なんだか苦しそう。

〇〇

テヒョン先輩、

テヒョン

小さい時からいつも

テヒョン

ジミンの方が運動神経抜群で勉強もできて完璧だ!って

テヒョン

それに比べてテヒョンはポンコツで馬鹿なやつだ

テヒョン

なにもできないんだって

テヒョン

友達や先生とか色んな人に言われた

〇〇

テヒョン

そんな時でもジミンは気にするなって言ってくれたけど

テヒョン

さすがにね

〇〇

テヒョン

中学でジミンがバスケ部に誘ってくれて入ったけど

テヒョン

俺はいつもベンチメンバーだし

テヒョン

たまに部活サボったりしてさ

〇〇

テヒョン

バスケしていくうちに

テヒョン

ボール見るのも怖くなるし、

テヒョン

それと

〇〇

それと、?

テヒョン

テヒョン

ジミンに会うのが怖かった

〇〇

テヒョン

情けないし

テヒョン

最低だよな(笑)

テヒョン

俺って

テヒョン先輩にそんなことがあったなんて、、

〇〇

テヒョン

でも俺

テヒョン

ユンギヒョンの試合を見て感動したんだ!

〇〇

え、、?

テヒョン

ジミンにバスケの試合を観に行こって言われてさ

テヒョン

試合観に行くだけならいっかって思ってね

テヒョン

その試合にいたのがあのヒョンなんだよ

〇〇

ユンギ先輩の試合を観に?

テヒョン

そそ

テヒョン

試合が始まるとさ

テヒョン

ユンギヒョンがものすごいスピードでゴールに向かっていくところとか

テヒョン

ピンチの時に軽々スリーポイント決めるところとかさ

テヒョン

それ観て俺鳥肌たったんだ

〇〇

テヒョン

こんなこと初めてだよ?

テヒョン

あんなにバスケとか嫌いだったのに

テヒョン

あのヒョンのプレイを観た途端にバスケやりたくなってきて

〇〇

テヒョン

そこからかな

テヒョン

バスケを本気でやろうと思ったのは

テヒョン

次の日は部員のみんなに謝ってガチでバスケを頑張った

テヒョン

で、なんとかここまで来たのかな!

テヒョン

まだまだ下手で前もベンチメンバーにされちゃったけど

〇〇

テヒョン先輩も凄いですね

テヒョン

凄いのは俺じゃないよ

〇〇

え?

テヒョン

本当に凄いのはユンギヒョンだよ

〇〇

テヒョン

ヒョンはバスケの天才

テヒョン

あそこまで完璧にできるバスケプレイヤーは他にいないよ

テヒョン

俺にとってユンギヒョンはスーパーヒーローなんだ!(笑)

〇〇

本当にその通りだと思う。

テヒョン先輩も最初はダメダメだった。

でもユンギ先輩の試合を観てここまで成長できた。

私も同じ。

あの時、先輩の試合を観て血が騒いだ。

あの人のようになりたい。

そう思えさせてくれた。

ユンギ先輩はテヒョン先輩にとっても、私にとっても

憧れの存在なんだ。

一人暮らしをして月日が経った。

部員のみんなにも今までのことを説明して、

たまにイル先輩やエル先輩方が一緒に泊まってくれたり、

テヒョン先輩やナムジュン先輩方もご飯を持ってきてくれたり、遊びに来てくれて

とても助かっている毎日だった。

部活はインターハイ予選が徐々に近づいていた。

合宿のときはもちろん、かなりハードになりつつある。

そしてスサヤ先生も厳しいメニューと厳しい指摘を喰らっている。

シュートが入らなければ体育館10周全力疾走で、とか

何かを失敗すればその分お仕置きがあるということ。

そういう罰やめてほしい。

それは普段の授業にも悲鳴を上げていた。

放課後

バンビ

うあああああああああ

バンビ

もうわかんんないよぉーーー

ナムジュン

わかんないのは暗記してない証拠だろ?

ナムジュン

もう一回この単語10個覚えて

ジョングク

ジョングク

ふわああああ🥱

ナムジュン

寝ちゃダメだよ?ジョングク

ジョングク

ヒョン、部活よりも熱心ですね、、

ジョングク

俺もう眠いです。

ナムジュン

ほらあとちょっとじゃん

ナムジュン

頑張ってよ

イル

イル

計算間違ってるよ?ホソク

ホソク

わからない!

ホソク

わからなすぎる!!

ホソク

うわああああ!!!

イル

落ち着け!!

ジミン

明日提出の宿題やった?テヒョン

テヒョン

なにそれ?

ジミン

え?!やってなかったの?

ジミン

ほらこの科学のプリントだよ

エル

あぁーそのプリント

エル

明日までだったよね

テヒョン

なにそのプリント?

テヒョン

俺持ってないよ?

ジミン

もしかして無くしたんじゃ?

テヒョン

うん

テヒョン

絶対無くした!

ジミン

えぇー

ボミ

テヒョンがやってないプリントってこれ?

ジミン

あ、そそ

ジミン

ボミもまだやってなかったの?

ボミ

うん

ボミ

でもまだやってないからこのプリントコピーする?

テヒョン

まじか!!

テヒョン

ありがとう!!!

なぜこんなに先輩たちが騒がしいのかと言うと、

もうお分かりでしょ?

1週間後期末テストがあるからなんです。

この前の部活でスサヤ先生に

「赤点を取った場合、

命の保証はない。」

こんな意味深な言葉を受け、

部員全員が焦りに焦りまくってます。

もちろん自分も。

1週間部活も休みになり今回は部員のみんなでテスト勉強をすることに。

教室に入ると

〇〇

バンビ

ダンボ!!!!!

バンビ

勉強教えて!!!!

〇〇

え?!

〇〇

バンビ先輩どうしたんですか、、?

ホソク

俺にも教えてくれーー!!!

〇〇

え?ホソク先輩も

テヒョン

俺も教えてくれーーー!!!!

ボミ

いやあんたはまずプリントコピーしてこい!

勉強でも騒がしい先輩方。

ジン

みんなテスト勉強で苦戦中でさ(笑)

エル

あと1週間でテストって嫌だね、、

ジミン

ダンボは勉強はできる方?

〇〇

全くですよ?

もちろん私も勉強は得意ではない。

むしろ勉強は超大っ嫌い。

赤点はとってないけど、赤点ギリギリの点数でいつもハラハラしている。

なんせ授業中は寝てるし。

部活でてんこ盛りになっている時なんて授業が子守唄にしか聞こえないしさ。

〇〇

むしろ教えてほしいくらいですよ

ジン

じゃユンギに教えてもらいなよ

〇〇

え?

ユンギ

は?

ジン

ユンギは頭いいしさ

ユンギ

嫌だよ

ジン

提出物もう終わってるんでしょ?

ユンギ

それでも俺は教えない

ジン

うわぁ酷い先輩だねぇ〜

〇〇

大丈夫ですよ

〇〇

提出物は教科書見れば分かると思うんで!

ジン

本当?

ジン

ならいいんだけど

今回ばかりはユンギ先輩に頼れないよ

提出物は教科書見れば大丈夫だし、

それに先輩たちと範囲が違う。

先輩たちは最後の期末テストだから自分たち優先にしないと。

夕日が教室を照らしてくる時刻。

〇〇

わからない。

歴史とかまるっきりわからない。

教科書見れば分かるって言ったあのセリフ訂正します。

まるっきりわかりません!

もう頭痛くなる、、!!

こういうときは一回外に出ればいいってよくテレビでいうじゃん?

〇〇

〇〇

あの

イル

どうしたの?

〇〇

ちょっと外出ますね

イル

おけ

ジョングク

サボりだ

〇〇

あんたはずっと寝てるでしょ?

ジョングク

ふあああああ🥱

なんだこの人。

休憩も兼ねて屋上へ行った。

ユンギ

〇〇

夕日が眩しすぎる。

でも綺麗。

屋上っていいよね。

心を無になれるから好き。(なに言ってんだ?)

一生ここにいたい。

最高の気分だったんだけど、

コツンッ

何かが頭にぶつかった。

振り返ってみると、

〇〇

紙飛行機?

投げた犯人は。

ユンギ

なにサボってんだよ。

うわぁ、、出ました。

〇〇

サボってませんよ

ユンギ

じゃなんでここにいるんだ?

〇〇

ちょっと疲れてきただけですよ

〇〇

先輩もなんでここにきたんですか?

ユンギ

なんだっていいだろ。

〇〇

あぁわかった

〇〇

もしかして私の真似してきたんでしょ?

するとユンギ先輩は持っていたペットボトルを頭に叩きつけてきた。

ボンッ

〇〇

痛!!

ユンギ

ユンギ

馬鹿

ユンギ

違ぇよ。

コノヤロー、、

人の頭ペットボトルで叩くやつあんたしかいないわ。

〇〇

でも急に

あの優しくて暖かかったユンギ先輩のことを思い出した。

ユンギ

急に静かになって、

〇〇

ユンギ先輩と目が合うと、肩をピクッとさせて目をそらす。

すると

ユンギ

〇〇

うぅ!

ユンギ先輩は私のほっぺたをギュッと片手で摘んだ。

いきなりなに?!

ユンギ

なんで消しゴムのカスが頭についてんだよ

〇〇

ふぇ?

あ、それは、、

勉強中、机に頭をボンッと乗っけていたからだ。

〇〇

〇〇

あ、ありがとうございます、、

ユンギ

なんかちょっとしたことでもドキドキしちゃうのはなんで?

頭についていたゴミを取ってくれただけだよ?

〇〇

そんなことより

この人には本当感謝しなきゃいけないことが多いし、

文句言ったり、心の中で思っちゃいけないんだなって感じた。

〇〇

〇〇

あ、あの

ユンギ

ん?

〇〇

〇〇

えっと

〇〇

色んな意味で

〇〇

本当に感謝してます

ユンギ

いきなりなに。

〇〇

いや、

〇〇

これは本当に思ってたんです

〇〇

〇〇

あの時も、、

ユンギ

〇〇

あの時ユンギ先輩がいなかったら

〇〇

こんな元気な私はいないと思うんです。

〇〇

急にこんなこと言ったらそりゃ何?って思うよね。

でもまだお礼を言ってなかったなって思って。

ユンギ

〇〇

色んなところで助けてられているんで、

〇〇

なんかお礼をしたいんですけど、、

ユンギ

お礼?

〇〇

先輩欲しいものとかあります?

〇〇

あ、高いものはダメですよ?(笑)

〇〇

高級な財布買えって言われても困りますので(笑)

ユンギ

いや別にいらねぇよ。

〇〇

ダメですよ

〇〇

気が済みません。

ユンギ

ユンギ

なんでもいいの?

〇〇

はい!

〇〇

高いものでなければなんでも

ユンギ

ユンギ

じゃ

〇〇

ユンギ

卒業する前日

ユンギ

俺とバスケしよ

〇〇

え?

ユンギ

それでいい

いつも一緒にバスケしてるじゃん!

〇〇

それお礼って言いませんよ!

ユンギ

いいんだよ

ユンギ

俺はそれがいい

〇〇

え、でも、、

ユンギ

約束な?

ユンギ

ユンギ

絶対に

〇〇

〇〇

はい

すごく謎だけど、

ユンギ先輩がそんな言うならまぁいいか。

なんでよりによって卒業する前日?

この先輩ほんとわかんないなぁ。

ユンギ

ユンギ

じゃ

〇〇

ユンギ先輩は先に教室へと戻っていった。

〇〇

でもよくよく考えると、

インターハイ予選が10月にあって、

卒業が3月ってことでしょ?

なんだかんだ言って先輩と一緒に学校生活をおくるのは、、

〇〇

ボミ

課題終わったーー!

テヒョン

俺も!

エル

お疲れ(笑)

気づけば18:30すぎ

最終下校時刻を過ぎていた。

ナムジュン

そろそろ帰らないと見回りの人がきて怒られる

イル

こういう時にさ

イル

カップルが教室に隠れてハラハラドキドキの展開になるってやつあるよね

バンビ

あぁーー!

バンビ

それめっちゃいい!

バンビ

そういうのは超好き❤️

ジン

ドラマの世界だから(笑)

ホソク

早く帰ろ!

ホソク

ねぇ暗いの怖いから早く!

ジョングク

ヒョン、怖いだけでしょ

ホソク

だって嫌じゃん!!

〇〇

笑笑

私もホソク先輩に大賛成。

夜の学校は暗すぎて怖い。

ジミン

忘れ物ない?

ナムジュン

じゃ帰ろ

テヒョン

はーい

部員のみんなと徐々に分かれていき、

最終的に私とテヒョン先輩とジン先輩の3人だけになった。

〇〇

ジン先輩もこっち方面なんですね

ジン

そそ

ジン

一人暮らしはだいぶ慣れた?

〇〇

はい!

〇〇

先輩たちがいっぱいサポートしてくれたので本当助かってます

ジン

よかった

〇〇

この前ジン先輩からの差し入れもありがとうございました

テヒョン

え!俺もらってないよ!

テヒョン

ヒョン?!

ジン

なんでお前にあげなきゃいけないんだよ(笑)

ジン

ダンボが一人で苦労すると思って差し入れしたんだよ

ジン

テヒョンはもう一人でも大丈夫でしょ?

テヒョン

大丈夫ですけどぉ〜、、

テヒョン

あーやだなテスト

〇〇

私も嫌です(笑)

テヒョン

なんでテストなんかあるんだ?

テヒョン

もう頭パンクする!

〇〇

笑笑

すると突然テヒョン先輩が足を止めた。

〇〇

〇〇

テヒョン先輩?

テヒョン

テヒョン

やばい

〇〇

え?

ジン

どうしたの?

テヒョン

俺今日じぃちゃんの家に行くんだった!!

〇〇

へ?

テヒョン

やばいやばいやばい

テヒョン

また怒られる!

ジン

怒られるってそんな怖いの?

テヒョン

怖いに決まってますよ!!

テヒョン

あのじぃちゃんですよ?!

ジン

いや俺ら会ったことないから(笑)

テヒョン

俺じぃちゃんちに行きます!

テヒョン

じゃあね!!

〇〇

あ、

テヒョン先輩はUターンしてそのまま走って行った

ジン

相変わらず騒がしいやつだね(笑)

〇〇

笑笑

ジン先輩と2人きり。

ジン先輩と一緒に帰るのは初だからなんだか緊張する。

ジン

ダンボ

ジン

明るくなったよね

〇〇

え?

ジン

最初会ったときとは全然変わったよー

〇〇

本当ですか?

ジン

うんうん

そう言われると確かにそうかも

最初はオドオドしてたっというか、

〇〇

確かに変わったかもしれないですね

ジン

はじめてダンボのプレーを見て

ジン

この人はもっと強くなれそうだなって思ってたんだ(笑)

〇〇

そうだったんですか?

ジン

うん

ジン

ダンボは自分で努力して強くなって変われたよね

〇〇

先輩方のおかげですよ(笑)

ジン

そうだね

ジン

でもダンボを1番成長させたのは俺でもないし、

ジン

ナムジュンやホソクたち、イルたちでもないよ?

〇〇

え?

ジン

ダンボがここまで強く変われたのはどうしてだと思う?

どうしてなんだろう、、

でも

やっぱ私はあの人しかいないかもしれない。

ジン

ユンギだよね?

〇〇

〇〇

はい

ジン

ダンボとユンギ

ジン

すごくいいカップルだと思うんだよねぇ〜(笑)

〇〇

やめてくださいよ(笑)

〇〇

勝手にカップルにしないでください

ジン

笑笑

でも、ユンギ先輩はこんな私を変えてくれた。

〇〇

〇〇

ユンギ先輩に助けられてばっかなんです

〇〇

いつも甘えてしまって

〇〇

私だって自立して

〇〇

なんでもできるようになりたい

〇〇

そう思うんですけど

〇〇

いつも.....

ジン

それでいいんだよ

〇〇

え?

ジン

ジン

たくさん甘えていいよ

ジン

もっと先輩を頼ってもいいし

ジン

ユンギに甘えてもいい

〇〇

1週間後

ついにこの日

辛く過酷なテストから

〇〇

ジョングク

キーンコーンカーンコーン

開放された!!!

長かったぁ、、、

ジョングク

テスト中腹鳴っただろ?

〇〇

は?

ジョングク

バレバレだったから(笑)

ジョングク

咳して聞こえないようにしていたけど

なんだとコノヤロー

こっちは朝ごはん食べずに来ちゃったんだよ

しょうがないだろ!

〇〇

ジョングクも寝息うるさかったわぁー

ジョングク

腹鳴るよりかはマシ

どっちもどっちだわ

ジョングク

ほら行くぞ

〇〇

どこに?

ジョングク

え?行かないの?

〇〇

だからどこに?

ジョングク

行かないんだ

〇〇

なにさっきから?

〇〇

どこ!

ジョングク

部活

〇〇

ジョングク

今日から部活再開だけど?

ジョングク

あ、ダンボは帰るんだ

〇〇

ジョングク

いや残念だなぁ

〇〇

いや

ジョングク

せっかくテスト終わったのに

〇〇

ちょ

ジョングク

大好きな部活やらないんだぁー

〇〇

やります!!!

すると教室中に自分の声が響き渡り

クラスの人たちの視線が一気にこちらへ。

〇〇

〇〇

ねぇ酷いよあんた、、((小声

そう言って振り向くと笑みを浮かべて走って教室から出て行ったジョングク

ジョングク

笑笑笑笑

あの野郎、後でしばく。

走って体育館へ行けば

そこにはやっぱり

バンビ

ダンボ!!!!

バンビ

テスト終わったよ!!!!

バンビ

色んな意味で

〇〇

笑笑

〇〇

お疲れ様です

イル

あれほど教えたのにできなかったの?

バンビ

時間が足りなくて終わった(笑)

ボミ

笑笑

ボミ

バンビ先輩大丈夫ですよ!

ボミ

私も現文ズタボロなんでね!

ボミ

あと科学と歴史も

イル

あんたもやばいじゃん(笑)

イル

スサヤ先生に怒られるよ?

イル

赤点取ったらインターハイ予選に行けないって

バンビ

まじ赤点だけは勘弁!

ボミ

目指せ赤点回避!!

〇〇

笑笑

そこへ

エル

ダンボ〜

〇〇

エル先輩

〇〇

テストお疲れ様でした

エル

お疲れ様!

エル

やっと部活始まるね

〇〇

早くスサヤ先生来ないかな

エル

あ、倉庫の鍵は持ってきたよ!

〇〇

ほんとですか?!

〇〇

ありがとうございます!

ボミ

あ!エル!

ボミ

鍵持ってきてくれたの?!

エル

うん

エル

スサヤ先生に頼まれて

エル

先に練習しといてって言われたの

バンビ

ありがとうエル!

2週間ずっとボールを触らずテストという牢屋に閉じ込められていたけど

やっとバスケができるこの幸せはなんだろう

〇〇

シュートが入るこの感覚も

ドリブルの音も

何百回も聞いているはずなのに

今日はなんだか好き

〇〇

スサヤ先生

皆さん集まってくださーい

スサヤ先生に呼び出しされ私たちはボールを打つのをやめた。

イル

なんですか?先生

〇〇

スサヤ先生

まず皆さんテストお疲れ様でした

スサヤ先生

どうでしたか?

バンビ

先生なんであんなに数学難しいの?!

バンビ

簡単な問題出してって言ったじゃん!!

スサヤ先生

え?(笑)

スサヤ先生

ちゃんとテスト範囲のところを出しましたよ?

バンビ

嘘だー!

エル

私も科学心配だな、、

ボミ

エルは大丈夫だよ〜

ボミ

いつも赤点回避してるじゃん

ボミ

私は30点超えていればもうなんだっていい!

〇〇

笑笑

スサヤ先生

まぁテストの結果が良いことを願っています

スサヤ先生

では本題に入りますね

スサヤ先生

テストも終わって部活もまた再開しました

スサヤ先生

そしていよいよインターハイ予選がはじまります

スサヤ先生

今年は色んな学校から参加する予定です

スサヤ先生

今年の女子バスケ、予選は58組参加予定です

イル

うわあ、、

イル

前よりかなり増えてるな、、

〇〇

去年はどうだったんですか?

スサヤ先生

去年より10組くらい多いですね

バンビ

ねぇ今年もあのモンスターは来る?

〇〇

モンスター?

スサヤ先生

凱旋寺高校のミヨンさんのことですか?

バンビ

そそそ

スサヤ先生

はい出ますよ

バンビ

最悪

バンビ先輩はその場で大の字に寝転んだ。

〇〇

その人がモンスターなんですか?

ボミ

バンビ先輩とミヨン先輩は因縁のライバルなの

〇〇

ライバル?

イル

凱旋寺(がいせんじ)高校はバスケがめちゃくちゃ上手い高校で

イル

みんなの平均身長は165cm以上

平均身長で165cmって高すぎない?

イル

特にそのミヨンって人

イル

その人は身長も高いし、足も速くて

イル

男子でもないのにダンクシュートは容赦なくしていくし

イル

そして両利きだからボールをなかなか奪えられない

〇〇

すごいですね、、

ボミ

まさにバスケ界のモンスター

凱旋寺、、、

名前からして強そう、、、

勝てる自信ない、、

エル

バンビとミヨン先輩は幼馴染みなんだ

〇〇

え?

〇〇

そうなんですか、、?

エル

なんだけど

エル

仲は悪いみたい

バンビ

バンビ

今年こそ絶対勝ちたい、、

〇〇

バンビ先輩はぼそっとそう言ってびっくり。

私と**みたいな感じなのかな?

バンビ

バンビ

モンスターとはいつ対戦するの?

スサヤ先生

それはまだわかりませんが、

スサヤ先生

前回のトーナメントでかなり追い詰められてしまったのでね

スサヤ先生

用心した方が良いかと、、

バンビ

ふーん

バンビ

まぁ!今年は絶対勝ってやるし!

バンビ

あんなやつボッコボコだよ!!

ボミ

頑張りましょう!!

〇〇

〇〇

はい!

インターハイ予選が徐々に近づいてきている。

絶対に負けられない。

この5人で勝ちたい!!

バンビ

この作品はいかがでしたか?

350

コメント

3

ユーザー

1話から全部読みました! このお話とても面白くて大好きです! 続き楽しみにしてます!

ユーザー

このお話が気になって1話から読み始めたらすごく好きになってしまってフォローしてしまいました!! 続き楽しみにしてます!これからも頑張ってください✨

ユーザー

めっちゃ好きです!いつも楽しみにしてます。

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