シロ
シロ
シロ
シロ
シロ
シロ
シロ
バキッ
まただ。力の制御が出来ていない。 最近普通に生活することが出来ていない。
ハカセに言われた
コミュニケーションをとりなさい
今の私にはできない
私に妹がいたらな
説明が遅れたけど、私がなぜ人工知能が体に入れこまれたか教えるね
私は両親を幼い頃に亡くした
その当時日本で暴れていた少女に奪われてしまった
親のいない私は孤児院に入った
だけどそこは孤児院じゃなかった
研究所だった
私はある少女の血の入ったデータを埋め込まれた
それは私の親を奪った少女の血だった
盗み聞きした内容では、
その子を捕らえることはできなかったが、
けがを負わせた時に出た血だったそうだ
もちろん嫌だった
でも逆らえなかった
毎日暴力を振るわれる日々
私の暴走の条件はストレスによるものらしい
だから今、もしもの時に備えてのテスト
そんな日々が嫌で連れ出してくれたのが
ハカセだった
ハカセは研究員の1人だった
ハカセも研究所で育てられていた
研究所の子供たちが成人したら2つの選択肢しか無かった
兵器として、暗殺者として闘うか
研究所で研究の手伝いをするか
ハカセは体が弱かったから研究所で研究の手伝いをしていた
私を自分と重ねたらしい
こっそりと私を逃がし、自分も一緒に逃げて 私をかくまってくれた
そして今にいたる
シロ
シロ
大丈夫だよ
シロ
はじめましてお姉ちゃん
シロ
そう、私はクロ
あなたの中にいる妹だよ
妹が欲しいっていうお姉ちゃんの強い思いで私ができたんだよ
私はあなたの味方だから
あなたはひとりじゃないよ
シロ
ずっとこらえていたものが耐えきれなくて溢れ出てきた
シロ
ずっとずっとそばにいるからね
シロ
シロ
シロ
シロ
シロ
シロ
ハカセ
ハカセ
シロ
シロ
シロ
ハカセ
シロ
シロ
シロ
シロ
ハカセ
タッタッタッ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
シロ
私は、、、いいよ
シロ
シロ
うん、みたいかな
シロ
シロ
うん!
次の日
クロ
クロ
クロ
ねえクロ
クロ
これからはさ、こうやって変わってみる?
クロ
もちろん!
どっちかが身体を使っている時は
相手の生活をみないようにしよう!
ずっとみられてるの恥ずかしいでしょ
クロ
クロ
うん!
クロ
クロ
おやすみ
プルルルルルルルル
シロ
ハカセ
シロ
ハカセ
シロ
ハカセ
シロ
シロ
ハカセ
シロ
ハカセ
ハカセ
シロ
シロ
ハカセ
シロ
シロ
シロ
ハカセ
ハカセ
プツリ
次の日
ハカセ
シロ
シロ
長期間による手術は無事成功した
ハカセ
ハカセ
ハカセ
シロ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
シロ
シロ
シロ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
シロ
車の中
ハカセ
シロ
シロ
ハカセ
ハカセ
シロ
ハカセ
ハカセ
シロ
あれから5年後
私はハカセをこの世から消してしまった
そして10年後
ヤツらがハカセの研究所をみつけてしまった
そして、チップも
私はきっと明日消えてしまうだろう
ハカセの寿命ももうすぐ切れてしまうだろう
クロずっと隠しててごめん
何度も話そうかと思ってた
だから、明日
全部話すね
君の知らない物語
次の日
シロ
シロ
今までのこと話した
でも、話せないことがあった
それは私が消えてしまうこと
ごめんクロ
こんなお姉ちゃんで
そこでタイムリミットがきてしまった
クロ
シロ
クロ
クロ
シロ
シロ
クロ
クロは頭がいいから嘘ついてもバレちゃうだろうな
ふふふっ
短い人生だったけど楽しかったな
クロのこれからの姿みるの楽しみだな
大丈夫!
あなたは自慢の妹だから
大好きな人、また逢う日まで
そして私は旅立った
コメント
2件
ええええええええすごすぎえええええ