月乃
.......
月乃
あっ...!!
向こうに、姉さんの姿が見えた
月乃
姉さ...
ガバッ!!
月乃
!?
姉さんがボクを床に押し倒し、そこに覆い被さった
日向
1人にして悪かったッ...
月乃
え...
日向
さぁ、帰ろうぜ...
グンッ
月乃
っ!
日向は月乃の腕を掴み、立たせた
日向は月乃を引っ張りながら帰った
ガチャッ
月乃
...
日向
ふーッ、ふーッ...
月乃
ね、姉さん...
日向
...んぁ、どした?
月乃
な、なんでボクをあんな必死に引っ張ってきたの?
ボクは恐る恐る聞いた
日向
んなの決まってんだろ...
「お前を守る為だ」
月乃
...?
日向
だってお前、オレがいなくなると暴走しちまうだろ?
日向
だから、オレが家まで連れて帰って来たんだよ
月乃
そんな...き、気を遣わなくて良いよ..?
日向
は?さっきお前マンションの庭で発狂してたろ。オレがいないと叫ぶやつに、離れることなんて出来ねぇよ
日向
さっきと矛盾してるが、ただ気が変わったんだ。
月乃
そ、そう...なの?
日向
あぁ。
日向
...急だが、お前に頼みがあるんだ
月乃
あ、うん。何?
日向
お前がどっか行くときは...
日向
絶対、オレに何処行くか報告しろ
月乃
え?
月乃
...いや、ボクはもう大人だし、大丈...
日向
大丈夫じゃねぇだろうが!!
日向が大声を上げた
月乃
!!
日向
オレはお前が道に迷ったり、事故にあったり、帰ってこなかったりしたら困んだよ...
日向
頼むから絶対報告してくれ...いいな?
月乃
...ぁ...ぇ...
ボクは姉さんの圧に負け、こくこくと頷いた
日向
そうだ、それでいい...
月乃
あ...今日は、もう何処も行かないから、心配しなくても大丈夫だよ
日向
そうか!分かった!
日向
じゃ、オレは寝るワ
月乃
あ、うん...
主
これで4話は終了です
主
良ければコメントで感想等くれると嬉しいです
主
皆様の感想が、私のモチベに繋がります