俺は祐介27歳 この年になっても親には反抗するし働かないし まあ世間からしたら最低のニート でも特にこの生き方が悪いとは思ってないし働く気もない でもダンスだけは本気でやってる
ガシャンッ
祐介
おふくろ
おふくろ
祐介
バンッッ
真っ暗な冬の夜の中 勢いよく玄関の扉を閉めた 外は音が無くなったみたいに静まりかえっていて まだところどころ家に電気がついていた
ダンスが好きな俺はこうして時々夜に友達と公園で集まり朝まで踊ったり呑んだりしてたむろするのが最近の趣味だ 公園まで少し距離があって電車に乗らないといけない いつも終電のガランとした電車の中で 耳にイヤホンをうずめて音楽を聴きながら行く
スマホがバイブした
ダイキ
不在着信
ダイキ
祐介
祐介
ダイキ
ダイキ
祐介
ダイキ
祐介
ダイキ
ここの公園は広くて 遊園地の見えるところにある でも夜だから観覧車の明かりしか見えない でもその光が痛いほどニートの俺には輝いて見える 最近は年末だから繁盛しているみたいてま夜でも幸せそうな声が聞こえてくる
祐介
リツカ
祐介
リツカはダイキの彼女で 俺の幼馴染だ 周りから見るとうるさいギャルだが ハキハキしたいいやつだ
ダイキ
祐介
友人たち
友人たち
祐介
友人たち
リツカ
祐介
リツカ
友人たち
リツカ
ダイキ
祐介
ガサガサ…
ダイキ
リツカ
そう、俺はこのうさぎの可愛い被り物🐰がないと踊れないのだ 別にそういう病気とか昔に何かあったとかじゃなく普通に昔からこういうスタイルなのだ この被り物が俺の踊りをさらによくしている気がするし これを被ると堂々と踊れるようになる 俺はどこかでこいつに頼って自信をつけている気もする…
祐介
ダイキ
祐介
友人たち
祐介
友人たち
祐介
リツカ
ダイキ
リツカ
友人たち
祐介
ダイキ
祐介
リツカとダイキが帰ってから 2時間ぐらい楽しんで朝の始発の電車で帰ることになった まさかあんなことになるとは誰も分かってなかった。
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