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ハピエン版です

武道がナイフを刺す前です 分からない人は前の回を 見返してください

武道

(これで本当に最後)

武道

さようなら、皆さん

刺そうとした腕が動かなかった

武道

え、?

???

お前は死んじゃダメだ!

俺の腕を掴んでいたのは 一虎くんだった

武道

何で…?

俺以外の人達も一虎くんがここに 居ることに驚いた様子をしていた

マイキー

一虎何でここに?

一虎

後追って来たんだよ…

一虎

武道が苦しんでるのは知ってたけどよ…

一虎

ここまでする必要なかったん
じゃねぇか?

一虎くんはそう言いながら 俺が持っていたナイフをとった

武道

やめてよ…

これでみんな楽になれるのに

一虎

何でさ、そんなに悲しそうな
顔するんだよ

一虎

俺が出所した時に

一虎

お前が止めてくれたから

一虎

俺はお前を止める

武道

一虎くん

武道

俺はもう、戻ろうとは思いません

一虎

何でだ?

武道

俺が居るとみんな苦しんじゃうので

一虎

そう思うのか

一虎

1回周りの顔をしっかり見てみろ

みんな辛そうな顔してる 俺がそうさせたんだ

一虎

お前は自分が居なくなればみんな幸せだって思ってるんだろ?

武道

……

答えられなかった 今までは消えればみんな幸せになれると思っていた でも心の中では自分を誰かが必要としてくれると思ってしまう自分がいて 否定しきれなかったからだ

一虎

俺は武道が居なくなると寂しいよ

武道

え、?

一虎

みんなそう思ってると思うけどな

自分の中で否定してきたはずなのに 否定しきれず 一虎くんの一言でその考えが 崩されて言った

そのまま緊張していた力が抜けたのか 俺はその場に 落ちていくかのように座った

ココ

武道!

イヌピー

武道!

2人は慌てて俺のところに 駆けつけてきた

武道

俺…

武道

生きてていいのかな…

言いたかったことが 無意識に出てしまった

ココ

そんなの当たり前だろ!

イヌピー

おれは武道に生きてて欲しいよ

自分の棘が取れたような感覚がした

武道

う…うぁ…

俺は嗚咽を漏らしながら ココくんとイヌピーくんに 抱かれながら泣いた

ココ

武道…

イヌピー

これからは辛いって思わせないから

2人は慰めるように俺を撫でてくれた

ココ

イヌピーちょっと武道を頼む

イヌピー

あぁ

ココ

マイキー

ココ

武道のためにもお前が必要だ

マイキー

結局俺は傷つけることしかできなかったんだぜ…?

ココ

そんなの関係ねぇよ

ココ

武道を前にすすめるためにも

ココ

頼む…

マイキー

いいのかよ…

マイキー

こんな俺で…

ココ

マイキー

ココ

お前だから俺は頼んでんだよ

ココ

行こう

マイキー

あぁ

ココ

他の奴らも行くぞ

はい!/おう!

ココ

武道

武道

ココくん…

ココ

武道を否定するやつなんてもう居ないよ

俺は東卍のメンバーから 耳にタコが出来るほど 生きていて欲しい 必要 と言う言葉を何度も何度も 聞かされた

武道

ありがとう…ございます…

武道

俺…またみんなと笑いたい…

ココ

笑わせてやるよ

イヌピー

毎日笑顔にさせるから

一虎

武道

一虎

お前には笑顔が似合ってるよ

俺は泣き続けた みんなはそんな俺を 否定なんてしなかった 灰色で涙で滲んで汚かった空も 今では青く綺麗に見える こんな幸せでいいかな?っと 思ってしまう きっと神様はもっと欲張りなさいって言いたかったのかな?笑

ココ

(お前の幸せが)

イヌピー

(俺たちの幸せだ)
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