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何故
人は生きなければならないのか
何故
人は"生"を受けなければ ならないのか
私には
この世にあるもの全てに 疑問を抱いていた
唯
私は
共感する者と出会わなかった
学校でも
塾でも
・ ・ ・
この世の物に
『疑問』以外の感情を 持つことはなかった
奏多
奏多
何時ものように 私は疑問を口にする
自分のことが 嫌いな訳では無い
唯
自分でも自分が理解できない
だから友達も去っていった
仕舞いには周りの男子からは
ﾛﾎﾞｯﾄﾆﾝｹﾞﾝ 『機械人間』
なんて呼ばれてたっけ
そんな私でも
1つ得意なことがあった
人の感情 人の気持ちを 読むこと
だから尚更 疑問が増えた
何故
何故
何故
私の頭には ずっと『何故』が 浮かんでいた
奏多
奏多
奏多
『馬鹿』
奏多
奏多
『何故月は綺麗なのか』
また1つ私の口から 『何故』が零れる
抑､感情は 一体
何者なのだ？
奏多
『感情』が あるかないかだよね
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