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コメント
4件
青い!森!ワァァァァァァ! 青い!森!(2回目) なんか…よかった…(?)二人ともかっこいいし今回なんか…こころが…安心しました…

これが青森の由来かな?
奈良
着いた頃には、もうあたりは暗くなっていた
森の中に建っていた大きな家
玄関近くの床には、いくつもの使用済みの刻み煙草が捨てられていた
外から見えた窓は明るく
きっとまだ起きているのだろう
高知
鹿児島
鹿児島
高知
奈良
うちの家庭と重ねてしまう
とはいえ、たったの4人だ
胸張って「多い」なんて言える人数ではない
堺は……元気しとるかなぁ
大阪も寝てほしいわ
あいつ…また鏡ばっかなんかな
奈良
鹿児島
奈良
鹿児島
高知
奈良
軽く扉を叩く
乾いた木の音が響いた
少し待つと、一つの足音が聞こえた
ガチャリと音が鳴ると、ゆっくりと扉が開いた
仙台
中から出てきたのは、顔半分を包帯で覆っている
背の低い男の子だ
鹿児島と同じくらいだろうか
仙台
鹿児島
鹿児島
仙台
高知
高知
鹿児島
鹿児島
奈良
ゴリ押そうとする鹿児島を引き留めた
説明、といったら確かに難しいものだ
それに、「名前を変えます」なんて言って
その場で断られる可能性もあった
説明をしたのは、高知だ
ゆっくり、ゆっくりと話した
府県を整理すると
名前を変えると
単語だけを並べていくように話した
消えた化身の行方までは話さなかった
仙台
仙台
鹿児島
仙台
奈良
奈良
仙台
仙台
高知
奈良
高知
鹿児島
高知と鹿児島の話はなんだか微笑ましかった
兄弟みたいな、でも違うような
兄弟ではないっぽいけど、いいパートナーなんだなって
初めて見たときと比べ、高知はかなり明るい子だ
慣れるのがはやいのか
途中でなにかあったのか
わからないけど、少し安心した
玄関の扉が開く
中からは暖かい光が流れ落ちてきた
理解が早くてすごいなぁ
なんて、そう思ってよかったのだろうか
仙台
仙台
弘前
盛岡
仙台
仙台
弘前
盛岡
お互い、目も合わさずに口を揃えた
弘前だけを連れて行くと、不審がられてしまうだろうか
盛岡は、弘前に対してなにかしらの感情がありそうな気がした
本人たちは嫌いだとまで言っていたが
俺にはそう見えなかった
別に、好きとかそんなのではなくても
気にかけてそうには見えた
証拠なんてないけど、これでも俺は長男だし
ちゃんと見てあげたい
盛岡の前に置いてある机には
いくつもの刻み煙草があった
室内喫煙はしていなかった
けど、体に悪いとは聞く
盛岡は、じっとその刻み煙草を見つめていた
我慢しているような
それでも、手を出してしまいそうな
仙台
弘前
仙台
仙台
弘前
盛岡
困惑する弘前をよそに、キセルを取り出す盛岡
仙台
盛岡
盛岡
手に取ったキセルは手放さなかった
弘前
弘前
仙台
仙台
弘前
仙台
弘前
弘前
仙台
弘前
仙台
盛岡
弘前
盛岡
盛岡
弘前
弘前
盛岡
弘前
弘前
仙台
弘前
無言で、その場を去った
中に入った途端、暖かい空気が体を纏った
体感したことのない寒さが、少し和らいだ
奈良
奈良
鹿児島
鹿児島
高知
鹿児島
奈良
最近、喧嘩が多い
そんな本気のものではないけど、気まずくなるのはこっちだ
弘前
足音が聞こえ、振り返る
いたのは、左耳につけたピアスがよく似合う、1人の男の子だ
鹿児島
弘前
弱々しい声を零す
ギリギリ声が届くくらい離れていた
警戒か、緊張か
どちらもそう変わらないか
高知
弘前
奈良
高知が玄関で会った子に説明していたように
同じような説明
静かすぎて、かなり緊張した
奈良
弘前
弘前
奈良
高知
鹿児島
高知
弘前
奈良
少し、口角が上がったような気がした
けど、再度見た時には先ほどの表情に戻っていた
弘前
鹿児島
高知
奈良
奈良
弘前
鹿児島
弘前
弘前
思いつくもの
なんだろう
頭のなかにある記憶を辿る
空白しかなかったが…
一つ、鮮明に残っているものがあった
すごく、綺麗で
今でもすぐそこにある
兄弟7人が余裕で入るような広い部屋に
今はたったの2人
冷え切った光が窓を刺す
仙台
仙台
最近になってよく吸うようになっていた
それまでは全く吸わなかった
きっかけさえはわからなかったが、なにかしらはあるのだろう
盛岡
盛岡
盛岡
仙台
盛岡
盛岡
仙台
盛岡
盛岡
仙台
そう言うと
刻みたばこをひとつまみ取り、指で転がしながら小さな玉にした
丸められた煙草を、キセルの先にある穴
火皿に優しく押し込めた
仙台
盛岡
仙台
盛岡
仙台
仙台
仙台
盛岡
ゆっくり立ち上がると、そのまま窓に近づき
全開に開けた
風が中に入り込む。少し寒い
窓の向こうには、月明かりに照らされて、青く輝く森が広がっていた
盛岡
仙台
盛岡
仙台
取り出した、二本松のキセル
先は黒く澄んでいて、よく使われていたことが見てわかる
……吸うのは初めてだ
けど、悪くはないように思えた
仙台
俺も立ち上がって、窓のそばにいた盛岡の隣に立つ
盛岡は、先ほどと同じことを二本松のキセルにやった
そのまま、たばこ盆にある火入れの炭から火を取る
盛岡
受け取ったキセルはどこか、暖かい
平然と吸い始めた盛岡の真似をするように、俺も吸ってみた
一息ついて数回パフパフと吸う
少し苦い
けど、悪くはない
青い森を眺めていると
なんだか寒さも忘れてしまう
盛岡の横顔を間近で見るのは初めてな気がした
初めて見た、その顔
綺麗な横顔だった
キセルは、たったの数回で消えてしまった
それを見て、盛岡は少しニヤけた
盛岡
仙台
盛岡
盛岡のキセルの持ち方は、どうも手慣れていて
二本松も同じようにしているのかと考えると
少し、心が緩んだ
盛岡
盛岡
仙台
仙台
たばこ盆の中にある灰吹きの縁
火皿を下に向け、「コンッ」と音を鳴らして灰を落とした
盛岡
盛岡
盛岡
仙台
仙台
盛岡
盛岡
仙台
盛岡
くすっと笑い、自身のキセルをしまい、
行儀の悪い座り方をした
盛岡
盛岡
盛岡
仙台
盛岡は、そっと玄関のほうを見た
その目を見ると、なんとなく、誰なのかが察せてしまう
俺がわかったような顔を見せると
軽く頷いて再度外を見た
盛岡
仙台
盛岡
仙台
盛岡
盛岡
仙台
盛岡
盛岡
仙台
仙台
仙台
盛岡
盛岡は、刻み煙草もしまい、窓を閉めた
そのまま窓の下に座り込んで、俺をじっと見つめた
盛岡
盛岡
俺に向けた言葉なのか、独り言なのか
微妙な大きさの声は、青い光へと溶けていった
盛岡
盛岡