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街を歩けばどうこう言われる

取り敢えずこの辺を歩いておこう

ヘレナ

お散歩ですかアメ嬢

アメ

そう、お散歩。街を歩きたくて…っ

うわ、アメ様だ…っ

なんでこんなとこ歩いてんだ…?

ほんとよ、いつもなら 「こんな汚い街よく歩けるわね」なんて 私たちにすごい酷いことを言うもの……

またそれを言いに来たのかもしれん…

ザワザワ…

もうそれだけでアメは最低な女だって分かる…

アメ

(なんでよ?なんでこんな可愛いのに…)( ぐぬぬ

アメ

あ、皆さん…!良かったらお話……っ!

すみません…!!!( 逃

アメ

……(ですよね…)( 泣

アメ

ん…?

……

ホームレスか…

こんなとこにいたら余計に危ないぞ

私たちが何かしてあげられるわけでもないし…

アメ

……( さっ

あ、アメ様が…!

やばいわよ、あの人…何かされちゃう…!

アメ

あの、なにか欲しいものはありますか?

……水…水だけでいい…

アメ

水ですか?食べ物も持ってきますね、もう少しだけ待っていてください…( 手に金を握らせて

ぁ……(こんな、金…っ)

アメ

ヘレナ、この人を見てて。私はこの人に水と食べ物を買ってくるから

ヘレナ

は、はい…( 汗

アメ

(侍女の名前、ヘレナっていうんだ…咄嗟に出たからちょっとビックリした…)

アメ

(それに、流れるようにお金を渡した…!)

アメ

(何処から出したんだっけ…)( 汗

 

アメ

はいどうぞ。足りなかったらまた呼んでね( にこっ

あ…

ありがとうございます…!!( バッ

本当に、本当に感謝しています…!!命の恩人です……!!( 泣

アメ

そんな…土下座なんてしないでください…っ( 汗

昔の私を見ているようだ…

困っている人がいるなら、助けたいに決まってる…

お、おい…アメ様が……

アメ様があんなことするの…?

明日雪が降るぞ…

そーんなに珍しいですか…!

あぁそうですか!

ならもっと私を見せてみんなの目を変えてやる!

城へ帰ったら、本を見てみることにした

こんなに本があって、どんな本があるのか すごく気になるから

ヘレナ

アメ嬢…本なんて珍しいですね…

アメ

そうかな?急に興味が湧いてきて( クスッ

ヘレナ

……、

ヘレナ

あの…

ヘレナ

アメ嬢、今日夢から目覚めた時から…

ヘレナ

アメ嬢じゃ、ないみたいです…

アメ

……

アメ

そうでしょうね…

ヘレナ

……、!

アメ

私も、変わろうとしているの

アメ

今更だと思うけど…

アメ

こんなに可愛く生まれたのに、あんなに性格悪くて勿体ないじゃない…!!

ヘレナ

(えぇ…っ、今更すぎますよ…)( 驚いたように

アメ

夢を見たの、夢を

アメ

本当の私は…今の私なの

アメ

だからヘレナも手伝ってね( にこっ

アメ

悪女なんかなりたくないも〜ん( 本をとって

ヘレナ

(別人のようだ…)

街を歩いて、気に食わなかっただけで人に当たる

アメ

あーもう、私のために道を開けれないわけ?

アメ

なんであなたみたいな人が生きてるのよ

アメ

邪魔だから退いて

アメ様…言い過ぎじゃ……っ!

アメ

うるさいわね

アメ

あなたたちみたいな貧弱が…

アメ

私に口出しすんじゃないわよ

……っ、

アメ

とゆうかこんな汚い街よく歩けるわよね

アメ

人が汚いと、街も汚れるのか…

アメ

あなたたち、ほんとに邪魔でしかないのね( 睨みつけ

アメ

行きましょヘレナ

ヘレナ

はい、アメ嬢。

私は侍女で少しだけ好かれていたから まだ良かったものの…

あれはすごく酷かった…特に、人に対する態度が

アメ

よいしょ( 本を並べて

アメ

気になるの全部持ってきちゃった!

アメ

どれから読もうかな〜…

ヘレナ

アメ嬢、お楽しみのところ申し訳ないのですが

ヘレナ

今日は月に一度の舞踏会を、レクサ女王と準備や進行をするのはご存知ですか…?

アメ

…え?

月に一度…?

それに、レクサ女王と……!?

ダメだ、その前にアメとレクサ女王の関係を調べておかないと…

アメ

レクサ女王…とは、どういう関係なんだっけ……

ヘレナ

…はい、?( 戸惑って

アメ

いやあの…っ、久々だから…!

アメ

それに夢でも記憶を消されたような…そんな変な感じがして……( 汗

レクサ女王も、「見ないうちに…」って言ってたもんね…

それにしてもこんな重要なことなんで私の記憶にないわけ…!?

ヘレナからしたら変な事聞いてる、バカみたい…!

ヘレナ

ま、まぁ…簡単にご説明致しますと……

ヘレナ

アメ嬢、あなたは隣国の王女であり

ヘレナ

外交同盟のため、レクサ女王陛下の国へ「人質的」に送られました。

ヘレナ

そのため、一緒に仕事をすることも多いです

アメ

へぇ……(そうなんだ…人質的に…)

アメはそれを苦しんでいたのかな…

……孤独…

孤独…?アメが……?

もしかしたらそうなのかも…

私と同じ…共通点が、あるのかもしれない

アメ

ちゃんと思い出したよ
ごめんね。ありがとう( 微笑み

コンコンッ、ガチャ

アメ

(あれ…)

レクサ

いたか、暇だったから早く来たんだ

レクサ

どうせアメも暇だろ?( 軽く笑って

なんか、腹立つけど…顔がいいんだよね……

まぁ煽られても仕方ないか…アメだって散々煽ってきただろうし……

アメ

そう、?でも私の部屋に来るとは思わなかったよ…

レクサ

なんだっていいだろ、早く進めるぞ

アメ

(それはそうね…)( 汗

レクサ

どんな舞踏会がいい

アメ

(早速……)

アメ

(私の理想を言えるチャンスだ…)

アメ

仮面舞踏会はどう?

レクサ

最近やってなかったな…いいかもしれん

褒められたぁあああ…!!

嬉しい、レクサ女王に…ッ

レクサ

じゃあ次

レクサ

会場の装飾

冷た…っ

まぁ慣れてるんだけど…

レクサ女王に好かれたいのにこんな冷たいの…

アメ、いくらなんでも許せないよ…

答えで少しだけでも好印象を持たせたい

アメ

そうだなぁ…

アメ

仮面をつけるなら、誰もが誰かになれる空間が必要だと思うの。

アメ

花じゃなくて、霧。光じゃなくて、影…

アメ

誰もが自分を隠しながら

アメ

誰かに惹かれてしまう…

アメ

そんな場所はどうかな?

レクサ

…らしくない回答だな

レクサ

孤独心でも出ちゃったか?

アメ

……、//( 微笑み

レクサ

……っ( 目を見開き

そうかもね…

誰かに惹かれたい、そう思ってる。

レクサ

( 目を逸らし

レクサ

それで決まりだ

アメ

ほんと?嬉しい…//( 嬉しそうに

レクサ

……( 顔を顰め

レクサ

なんの真似だお前…っ、

アメ

え…?なんのこと…?

レクサ

…もういい、終わりだ

アメ

あ、待って…

こんな可愛く生まれたなら

少しくらいそれを利用したい

この可愛らしい声も…

甘えた声で、落としたい人を見つめれば……

アメ

もう少し話がしたいの…( 手を掴み

冷たい人でも、少しは揺らいでくれるかな…

アメ

だめですか…?//

𝑁𝑒𝑥𝑡➯‪‪❤︎‬500

転生したらお姫様になった件

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コメント

6

ユーザー

コメントできなくて半分やけくそでいいね押してたらこんなに押してました……今日も今日とて最高です!!!!

ユーザー

わーん1日に2個も作品も見れて嬉しいです😭😭😭この物語本当にすきです!

ユーザー

タイミングナイスすぎる いやもう尊死できる🫶💞

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