俺は、普通の人間じゃない
人間にはできないことができる
単刀直入に言って、『能力』を手に入れたってかんじだな
いつも通り、外のハンドボールコートで部活をしている
俺は、風切 一颯(かざぎり いぶき)
高校2年、ハンドボール部
今日も調子がいい
友達
今日は風が強いね
風切 一颯
そーだね。けどいい風だよ
友達
まじ?おれにとっては本当に迷惑な風なんだけど…ほら、みんな向い風で困ってる
え?おれは追い風を感じるんだけど
風切 一颯
そーか?
ドーン!!
風切 一颯
!?!?
びっくりした、事故でもあったのか?
風切 一颯
今のなんだったんだろ
友達
ん?なんかあったか?
風切 一颯
さっきの音聞こえてねぇのか?!
聞こえてない?そんなばかな でもそんな遠くじゃない
事故じゃないとしたらなんなんだ?
風切 一颯
イタッ!
ボールが頭に当たった
先生
おい一颯!集中してやれ!
風切 一颯
ごめんなさいー
2時間後
友達
今日も疲れたなぁ〜
友達
一颯!一緒に帰ろうぜ!
風切 一颯
あ、ちょっとまって
友達
なんだよ、彼女か何かか?w
風切 一颯
んなもんいねぇよ💢
そう、そんなことよりさっきの音の場所に、と、なにもなかった
友達
はやくしろー
風切 一颯
はいはーい
汽車通だから駅に行かなきゃならない
駅に行くと何やら騒がしかった
満員にでもなったのか?
風切 一颯
すいません、何かあったんですか?
謎のおばあさん
あんた、それ、
なにさ、、、
謎のおばあさん
行ってきなさい。あんたしかいないわ
風切 一颯
おれしかいないってなにが?
状況を確認しようとしただけなのに 余計にややこしくなったじゃねえか
と、急におばちゃんに背中を押された
風切 一颯
あっ!ちょっと!
大男
ん?なんだよお前
え、え、え、でか
なんかすげーでかいし
鉄の塊のような筋肉がすげぇ…
大男
せっかくいい場所陣取ったのにこんなにはやく追っ手が来たのか?