『今宵のシャンパン』
ホストと営業者や学生のお話
※ドロドロ注意かも
Nside
愉快な音楽と共に、人々の楽しそうな話し声が聞こえる。
けれど、その中には怒っている女の人の声も入っている
そんなの、ここでは日常茶飯事だ。
ここは、何個もの個室や多くのテーブルと椅子が置いてある
商品は,高いものから普通くらいの値段まで。
大体2,000ぐらいから売っている。
高いのは数百万もする。
この中での役職は主に3つだ。
キャスト,姫,黒服
…もうここら辺で分かっただろう。
ここは「ホストクラブ」
女性の多くが来賓している
たまに男の人が来るぐらいで、男の人は本当に希少だ。
だから、僕はあの時本当にびっくりした。
初めての、男性客だったから
僕はホストクラブでも人気No.1のホストをしている
正直何が気に入られてるかなんて知ったこっちゃない。
だって、僕はほとんど素で接客をしているのだから。
姫からはずっと「可愛い可愛い」って…
「女の子みたい」ってヤツもあった。
女…?理解し難い、
僕は男だぞ。?
そんな事考えてたら表から声が掛かった。
「和くん、指名来たよ~」
僕はまだ裏にいた人達に一言声をかけて表に出る。
N ,
そう言って、お客さんの向かいに座って、顔を見た時だった。
M ,
男…?それに2人
Mob ,
片方は酔ってる…
面倒臭いパターンかも
N ,
若干微妙な微笑みを向ける。
M ,
…あれ?今気付いたけど
N ,
M ,
やっぱり…こんな人、どうしてここに来たんだろう
N ,
M ,
そう言って松本さんは隠していた顔を見せてくれた。
…キレイ
1番に出たのはそれだった。
N ,
M ,
ちょっと躊躇いながらもラフに話してくれた。
N ,
と言ってメニュー表を松本さんに見せる
M ,
Mob ,
M ,
松本さんはお友達の人の提案に頭を抱える
N ,
M ,
N ,
M ,
そう松本さんが指したのは
N ,
N ,
M ,
N ,
驚きが隠せなくて、言葉を選ぶことが出来ない…
あ、これは言わないと…
N ,
M ,
N ,
…なにか、ヤバいかも?
M ,
N ,
N ,
M ,
Mob ,
M ,
Mob ,
この人は、何を考えているのか分からない…
シャンパン、注文したのはいいけど…僕弱い方…なんだよね
M ,
N ,
M ,
普通って言っても…平均12%だもんなぁ…
それに、うちはちょっと平均より高いんだよなぁ…
うぅん…こんな事考えてないで吞もっ…!
N ,
M ,
やばい…呑まない方がよかったかも…
頭も呂律も回らなくなってきた…
N ,
M ,
N ,
つら…体が火照ってきた…
M ,
そうしてまつもとさんは僕の頬に手を当てた
N ,
M ,
N ,
たぶん、今の俺じゃぁ、自分での飲めないから
M ,
N ,
M ,
N ,
恥ずかしくて、しっかり、言えてないけど…
M ,
ていうか…お友達さん寝てる…
ふと横を見た時、隣に来た松本さんを見た瞬間にキスをされた。
やばい、くち、開けないと…
そう思ってたら、松本さんの舌に口を開けられて水を流し込まれる
N ,
僕は一生懸命流し込まれた水を飲み込もうとする。
N ,
水、な、ないけど…?なんで、松本さん…終わんない…
さっきよりすこし、口を開けたら松本さんの舌が口の中に入ってきた。
びくって、ちょっとビックリしてたら…壁に背中付けられて何度も同じようなキスされた。
N ,
Mside
初めてんなところ来たな…
俺は酔った先輩に「ホスト行こうよ」と急に誘われて着いてきた。
先輩はもうベロンベロンで相手にならないくらいだった。
受付の人の顔を見る。驚いた。
結構ハデっぽいメイクでキリッとした顔だ。
店内を見ると顔系統はバラバラだった。
こういう所って、全員顔整ってんだなぁ…
なんて思いながら話を進めていくと、席に案内された。
少ししてから小振りの男の人が来た。
肌白…顔幼…ちっちゃい…
なんて、ちょっと気持ち悪い事を思ってた。
何故か俺はその人とうまく接せれなかった。
N ,
そう言われた瞬間、ふいに体の力が軽く抜けた。
緊張してたのか?
…分からない
その後も少しづつだけと会話は進んで行った。
…注文、しなくていいのかな
そう思った時に、和也さん…いや、和也くんから
「メニューどうする?」なんて急に顔近付けて来るもんだから、
心臓と呼吸が一瞬止まった
…胸元が危ないな……
和也くんの身体と服の間に出来た隙間を気にしながら
何となく先輩に聞いてみると「高いの」
という注文が返ってきた。
支払うの俺だよな…?この人、躊躇とか…
あぁ、酔ってんだ
覚めたら殴ってやる…
物騒な事を思ってしまった…失敬
何となく、約10万するシャンパンを選んでみると和也くんは驚いた様子で目を開けている
「安いのでもいい」なんて言われたけど、まぁ、こんなのに金使ってみてもいいな、なんて思ったりした。
でも、次の瞬間、俺の考えを変えるような言葉が発された
N ,
ん?
アフター?
…え、アフターってあのアフターだよな、
普通にもっと高く行けば着くかと思ったけど…どうしてだろう。
なんだ?特別商品か?
…アフター…
行ってみたい…
でも…
なんて、自分の理性と欲望が心の中で争ってると、勝手に口が動いた
…自分でも動いてるって思わなかった。
N ,
あぁ、俺は買ったのか、30万の出費だなぁ…
しかも自費、ちょっと、考えなきゃな…
でも、どうしても買った本当の理由を言えるわけじゃないから
咄嗟に
M ,
なんて合わせ合わせの台詞を言った。
暫くすると、注文したシャンパンが届いた。
注文時にコールは要らないと言っておいたのでそんな騒がしいのを聞かなくて済んだ…
俺は久しぶりのシャンパンに内心喜びながら呑み始める……
けど、和也くんは呑もうとしてない
…どうしたのだろうか
体調が悪いのか?
いや……顔色悪くないしな…
呑まないのか聞くと直ぐに呑むと言ってくれて呑んでくれた。
無理してないよな…
飲み始めて2,3分経ったぐらいで和也くんは酔いが回ったらしくぽ~っとしている
カワイイなぁ
大丈夫か聞くと少し言葉をまちがえてしまっていた。
…こりゃ呂律回ってないな
水飲ませた方がいいよな…
う〜ん、頼んでもいいけど時間かかるな…
…仕方ない、俺の水にするか。
減るのは見苦しいけど、和也くんになら…なんて思ってしまって鞄の中に置いた水を探しながら2つだけ和也くんに質問をした。
二つ目の質問の答えが返ってきた時に、驚いた。
口、口移し……?
驚きと焦りで心が落ち着かなかった
色々考えて出した答えが
“承認”
だった。
…仕方ない、これはお願いなんだから…
と言っても、断れはするけど、お願いされた時の顔でほとんど決まったも同然だ。
あんな顔されて断れるひとがどこにいるんだ……
うちの友人は絶対無理だろうな断れない。
俺は水を口に含んで和也くんの隣にすぐに座った。
こっち向いた瞬間キスをして、驚きで口が塞がってたから舌で開けて、
結構零れちゃったけど、飲ませて。
…それで終わりだったはず、ハズ……
でも、俺は何故かヒートアップして、そのまま深いキスを何度もした。
ちょっと…店内に音が漏れてたかもしれない…
和也くんは必死に下がろうとしてるけど、後ろは壁でもう逃げられない。
暫く舌を絡ませたキスをして、顔を離す。
和也くんの身体を見る。
びくびくと身体を震わせながら蕩けた顔でこちらを見ている。
M ,
N ,
M ,
N ,
この意味は流石に分かるはずだ。
このまま店内で襲ってやってもいいけど、それは周りに響いてしまうから…和也くんの評判が悪くなるかもしれない
俺のせいで人の評価が下がることは大嫌いだ。
…あれ?これ俺どうなるんだ
…ま、まぁ、一応?入れるかもしれない…
俺は和也くんの頬に手で触れる。
ぴくんっ、なんて可愛く身体を跳ねさせてから
N ,
なんて聞いてくる。カワイイなぁ…
M ,
N ,
M ,
と、耳元で言う。俺の手は和也くんの股付近に置いて。
N ,
M ,
って、言いながら俺は和也くんのズボンの中に手を入れて和也くん自身のモノに触れる。
N ,
M ,
と、俺は親指でソレを擦る。
N ,
和也くんも、諦めたのか涙目で俺を見つめながら自分で口を抑えている。
M ,
そうして、俺はなるべく音を立てないように和也くんを気持ちよくさせてく。
N ,
俺は空いている手で俯いてる和也くんの前髪を耳に掛けさせる。
そうすると和也くんは今にもイきそうな目で俺を見てきた。
…えっ…ズル…何その顔
N ,
和也くんは急に天井を見上げた。そして俺の手に何かが掛かるのが分かった。
…イったんだ。
N ,
M ,
なにか、急に罪悪感が沸いてきた。
N ,
良かっ…えっ?
N ,
M ,
N ,
…この淫 / 乱小悪魔が
N ,
失礼なことしたけど…会計も終わったし先輩連れて帰るか…
O ,
M ,
O ,
M ,
うわぁ、怒ってる…
でも、この人和也くんと同じホストだったよな?
さっき見た時接客してたし
O ,
アウトだろ…
M ,
N ,
O ,
N ,
O ,
N ,
O ,
N ,
…何この人たち、二人で会話すると子どもじゃん…
カワイイ…
思わず頬が緩む。
N ,
変態かぁ。確かにさっきの俺は変態だったな
O ,
M ,
車で寝ている先輩を家に送りながらふと今日のことを考える。
…ホストって、悪くないかもな……♪
また貯まった時に行くか…
コメント
2件
んは … 好きですね 。