口聞かないって言ったけど
葛葉と喋らなければ いい話だよね?
そう考えては
『口を聞かないゲーム』 を一緒にしている
彼をぎゅっと抱きしめた
葛葉
彼はびっくりした様子だが
ルールを守っているのか
言葉は発さなかった。
葛葉が止めて来ないってことは
なんでもやりたい放題じゃん?
そんな悪い考えが浮かべば
抱きしめたまま
彼の首元に顔を擦り寄せると
カプッと甘噛みをした
葛葉
彼はびくっと反応して
かなり驚いているらしい
叶
可愛いな、葛葉
そんな事を思っては
取り敢えず先程言った通り もう一度眠りについた
叶
葛葉
葛葉
~夜~
叶
叶
叶
壁に掛けられている時計を 見ようとしたが
暗くて上手く見えなかった
叶
叶
隣を見ても彼の姿は無かった
叶
シーンと静まり返った 部屋で1人つぶやき
とりあえず起きようと思い 身体を起こした
叶
叶
歩き始めては壁に 手を伝いながら
電気を探した
ここらへんにあるはず…
パチっ
叶
分かりきっていた出来事でも
やはり実際に 起こってしまったら
身体はびっくりしてしまうものだ。
叶
葛葉どこいっちゃったんだろ、、
そんな事を考えるが
ふと自分が口にした 言葉を思い出した
『
口聞かないようにしよ?
』
改めてそれを思い出しては
それを悔やんだ。
ーリビングー
叶
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