口聞かないって言ったけど
葛葉と喋らなければ いい話だよね?
そう考えては
『口を聞かないゲーム』 を一緒にしている
彼をぎゅっと抱きしめた
葛葉
!、
彼はびっくりした様子だが
ルールを守っているのか
言葉は発さなかった。
葛葉が止めて来ないってことは
なんでもやりたい放題じゃん?
そんな悪い考えが浮かべば
抱きしめたまま
彼の首元に顔を擦り寄せると
カプッと甘噛みをした
葛葉
っ…、?
彼はびくっと反応して
かなり驚いているらしい
叶
…♪
可愛いな、葛葉
そんな事を思っては
取り敢えず先程言った通り もう一度眠りについた
叶
Zz z …
葛葉
…。
葛葉
… 、、、
~夜~
叶
…ん、、
叶
…ぁえ、、
叶
今何時...
壁に掛けられている時計を 見ようとしたが
暗くて上手く見えなかった
叶
ぇ、なんで、、
叶
…寝過ぎちゃった
隣を見ても彼の姿は無かった
叶
…どこいったんだろ、、
シーンと静まり返った 部屋で1人つぶやき
とりあえず起きようと思い 身体を起こした
叶
…ん゛~っ、、
叶
よく寝たなぁ、
歩き始めては壁に 手を伝いながら
電気を探した
ここらへんにあるはず…
パチっ
叶
んゎ、眩し、、
分かりきっていた出来事でも
やはり実際に 起こってしまったら
身体はびっくりしてしまうものだ。
叶
……。
葛葉どこいっちゃったんだろ、、
そんな事を考えるが
ふと自分が口にした 言葉を思い出した
『
口聞かないようにしよ?
』
改めてそれを思い出しては
それを悔やんだ。
ーリビングー
叶
…あ。