/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
みの
龍？
みの
起きてる？
龍
ん？
みの
ちょっといい？
龍
ええけど
みの
急にごめんね
みの
私と別れてくれないかな？
龍
はい？
みの
私ね半年前から浮気してたの
みの
その人のことが忘れられなくて
龍
何言ってんの？
みの
だから別れて欲しいの
みの
お願い
龍
意味わからん
龍
俺は嫌や
みの
ほんとにごめんね
龍
は？
龍
俺別れるなんて言ってねぇし
みの
お願い
龍
もういいよ
龍
みのは俺の事好きじゃなかったんだな
みの
うん
みの
ごめんね
半年後
みの
/s/[storyId]/_components/chat-script-render/op/miss-call/assets/call-miss.da4ebd87e4b3bbc2.png)
不在着信
龍
なんだよ
龍
今さら
みののお母さん
すみません
みののお母さん
みのの母です
龍
お母さんでしたか
みののお母さん
あの
みののお母さん
みのからは何も聞いていませんか？
龍
なんのことでしょうか
みののお母さん
みの寿命が少ないんです
龍
何を言っているんでしょうか？
みののお母さん
みのあと少しで死んでしまうんです
みののお母さん
手術しても治らないんです
龍
あの
龍
本当ですか？
みののお母さん
はい
みののお母さん
みのはあなたに苦しんで欲しくなくて
みののお母さん
嫌なことを言って別れたんだと思います
みののお母さん
でもみのはまだ生きています
龍
本当ですか？
みののお母さん
〇〇〇病院です
龍
わかりました
俺は何をしていたんだろう あいつの気持ちも分かってやれずに
俺は走った無我夢中で病院まで
龍
はぁはぁ
龍
すみません
病院の人
はい
龍
柄谷みのの病室は
龍
どこでしょうか
病院の人
〇〇〇号室です
病院の人
ご家族の方ですか？
龍
はい
龍
「家族じゃないけどそんなこと思ってる場合じゃない」
龍
はぁはぁ
バン龍は個室のドアを開けた
みの
え？何
龍
みの！
みの
龍？
みのは布団の中に隠れた
龍
おい！
龍
なんで隠れるんだよ
みの
私ね
みの
髪も抜けて
みの
本当にこれまで頑張って綺麗にしてきた
みの
私じゃないの
龍
そんなのどうだっていい
龍
なんでなんで
龍
病気のこと話さなかった
みの
だって
龍
1人で抱え込むなよ
龍
彼氏だろ？
みの
龍だけどね
みの
私死んじゃうの
龍
そんなのわかんないだろ
みの
龍きいて
みの
私ね龍には幸せになって貰わなきゃいけないの
龍
それでも
みの
龍！
みの
おねがい
みの
幸せになって？
龍
みの....
みの
これが最後にわたしにできること
龍
でも俺は
龍
うううんなんでもない
龍
幸せになるよ俺
みの
うん
１ヶ月後みのはこの世から去った
みのがこの世を去ってから一年後
龍は久しぶりにみののお墓の前に来ていた
龍
みの俺まだお前のこと忘れられないや
龍
みのごめんな
龍
お願いだよ帰ってきれくれお願いだよ
みの
龍泣かないで
みの
大丈夫
龍
みの？
龍
みのなのか！
龍
みのそっかお前がいてくれれば俺は最強だな
龍
ありがとう
龍
そして
みの
さようなら
龍
さようなら
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
