私の引きこもり生活、開始

お母さんが優しくてよかった

堕代さんに迷惑かけるかな？

年下の妹にまで心配させて、

＂お姉ちゃん＂なのに…

２限目終了

休み時間

三（（ピンポーン

やっぱり、心配かけてたな‥

まさか見られてたなんて

＂僕は学校で待ってるからね＂

…

待たなくたって良い

私は、、

私を学校で待っても、意味がないから。

７月

夏休み

夏休みにはいっても、何も変わらなかった

ただただ、時間が過ぎて行くだけ

私の昼食はカップラーメンになることが多い

簡単だからね

お母さんがいつも違う味のを買ってきてくれる

対して、変わらないけど

夏休み終盤

堕代さんが飲食店に誘ってくれた

カウンター席の、少し小さな飲食店

堕代さんが譲ってくれたホットミルクは

もう冷めていて温かくないのに、 いつもより美味しいような気がした

５時半に友達の家に親の迎えを 頼んでいた爽の靴がもうあった

今はまだ、５時前。

さっきまで泣いていたようだった

でも、それ以上に目が離せないのは

爽の髪型だった

朝見た時には整ったロングヘアだった髪が

歪な切端のショートヘアになっていた

素人が切ったようだった