テラーノベル

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テラーノベル(Teller Novel)

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そこから私は先生達や他の子達と一緒に 施設で生活していった

みんなの優しさの中で私は元気に育つことが出来た。

顔も性格も悪くはなかった私

だけど。どこか人と違う性格・考え方のせいでいつも1人だった。

いつも1人でやることのない私はいつも勉強していた。 人並み以上に学力には自信がその頃からついていた…

花凛

先生…終わったよニコッ

花凛

次の問題はどれ??

先生

え!?あー。もう終わっちゃったの??

先生

そ〜ねぇ。。

先生

(勉強ばかりで…頭はいいけど)

先生

(こんなにもいい子なのに勉強しかさせないのも…ダメよね。)

先生

ねぇ?花凛ちゃん??

花凛

先生

花凛ちゃんはもう他の子達よりもずいぶん進んだ勉強をしているの

先生

だから…しばらくはお外で遊んだり…

花凛

先生

花凛

私1人でも大丈夫だよ?

花凛

それに勉強すると時間が経つのが早いの

花凛

だから嫌でやってるわけじゃないし
むしろ楽しいの!!

先生

で、でも〜

花凛

花凛

じゃあ先生。

先生

なーに?花凛ちゃん

花凛

私を拾ってくれたイザナ君は…

花凛

いつ、私に会いにきてくれるの?

先生

ッ…!

花凛

私もう12歳だよ?

花凛

ほんとに来てくれるの、かな…

先生

そ、それは…

イザナ君は私を預けてから12年の間一度もここに来てくれていない。

それが私には1番の不安で 1番嫌いだった。

花凛

どーして私を拾ったんだろ…

花凛

捨てられた私のことなんてほっとi…

パチンッ!

花凛

ッ…!

先生

はぁ。。はぁ、

先生

そんなこと…言ったらダメでしょう!?

先生

なにを言って…

先生

!!

私はここにきて初めて… 怒られた。。

花凛

ポロポロ…

先生

ハッ!

先生

か、花凛ちゃん!

先生

ご、ごめんなさい!!私…

先生

先生あなたを…

花凛

大丈夫…

先生

え、、、?

花凛

私が悪いからニコッ

花凛

先生の言う通り…

花凛

たまにはお外に出るよ

花凛

ニコッ

先生

いえ、あのごめんなさい花凛ちゃん
叩いてしまって、、

花凛

大丈夫だって!笑💦

花凛

だから先生

花凛

外出許可ちょーだい!

先生

!!?

先生

許可なんて…いらないのよ?

花凛

あ、そうだったの??

花凛

出たことないからわからなかった笑

先生

…ふふ

先生

そーね。花凛ちゃん

花凛

ん?

先生

初めての外出だし…お小遣いあげるから

先生

何か好きな美味しい食べ物とか買ってきなさい

花凛

!!

花凛

いーの!?

花凛

やった!!

先生

えぇ。ちょっと待っててね

パタパタ…

花凛

うん!

花凛

 

花凛

花凛

行くとこなんてないよ、

花凛

…イザナ君に…会えるかな

花凛

無理かぁ〜笑笑

花凛

でも!お小遣い貰えるし!好きなとこ行って好きなもの買お!

花凛

初めてだな〜

先生

じゃあ花凛ちゃん!!

先生

気をつけていくのよ??

花凛

うん!!任せて!!ニコッ

先生

ふふ。

先生

花凛ちゃん
さっきはほんとにごめんなさい

花凛

え!?だから大丈夫だって

先生

ううん、先生はダメなことをしたの。

先生

だからきちんと何度でも謝るわ

花凛

!!

花凛

うん、わかった

花凛

先生の気持ちもうわかったから

花凛

だからもう大丈夫!ね?

先生

!えぇニコッ

先生

気をつけてね!

花凛

はーい!

花凛

行ってきます!

先生

いってらっしゃい!

花凛

うわぁ!!めちゃくちゃ綺麗〜!!

花凛

海だあ!!

花凛

1人で歩いたことないからなんか新鮮〜!!♡

花凛

ん〜どこ行こうかな〜

花凛

せっかくなら色々体験したいよねぇ

花凛

ん〜、、、

花凛

あ!今日は土曜日だし

花凛

公園とか行けば誰か人はいるかな??

花凛

うしっ!行こ!

タッタッタッタッタッ!!

花凛

とりあえず…公園に来たけど。

花凛

親子連ればかりだな〜

花凛

うーん。。

花凛

ん?何か声が…

花凛

あっちだ!!

花凛

ここら辺…なんだけど…

花凛

ん〜?

ガッシャーーーン!!

花凛

うぉ"!?

店員

なんだテメェ〜???

店員

ガキが偉そうに見てくんじゃねえよ!!

???

……

花凛

え、なに、あれ

花凛

喧嘩?

花凛

いや、なんかいじめに近い??

花凛

えー。早速こんなとこ見ちゃうとか〜

花凛

怖いなー

店員

おいおいまさか喋れねぇのか??

店員

ハッこいつなにs…

???

うるせぇ…

店員

あ"?

店員

あ"ぁ"!?

???

うるせえって言ったんだよ

???

何ゴミが俺に話しかけてきてんだよ

店員

てめぇ!!舐めてんじゃねぇぞ!

店員

お"らぁぁあ!

???

ニヤッ

花凛

!?あの人…今笑って…

ドガ!バキ!ドゴ!

店員

店員

チッ…ク…ソガ

???

……ゴミはゴミらしくそうしてろ。

花凛

うわぁ、すご〜。

花凛

1人で片付けちゃった…

花凛

あの人強いんだな〜

花凛

あー怖い怖い

???

???

おい

花凛

???

隠れてる奴…誰だ、

花凛

え、、私!?

花凛

ば、バレてる!?

???

はぁ。出てこねぇならしらねぇぞ、

花凛

え、え、え!?

花凛

どうしょ、、
出る?いや、出たら…出たで。

花凛

んー!!!どーしようー!!

???

おい、おまえ。。

バッ!

花凛

うわっ!!?

???

何してんだ

花凛

え。あーいや、たまたま

花凛

通りかかっちゃって〜💦

花凛

そしたらいじめ?の現場に遭遇したみたいな??

???

は、?

???

いじめ、?

花凛

ご、ごめんなさーい!!!

タッタッタッタッタッ!

???

あ、

???

なんなんだ。。あいつ

???

ってかいじめって…

???

フッ笑

???

おもしれぇ奴

???

???

でもあいつなーんか気になるな、、、

テクテクテク

花凛

うわぁぁあ!!

花凛

怖かった〜!!

花凛

まじビビった!!!

花凛

なんだったの!あの人!!

花凛

はぁ。はぁはぁ。。。

花凛

でも…かっこよかったな〜

花凛

綺麗なお顔だった〜

花凛

次見つかったら殺されそうだけど…

花凛

会ってみたいな〜

花凛

花凛

ハッ!!

花凛

もう夕方じゃん!!

花凛

せーっかくの外出だったのに!!

花凛

んー。仕方ない…

花凛

コンビニで何か買って帰ろうかな

トコトコトコ

花凛

んー!ここか!

花凛

施設から意外と近い場所にあったんだ〜

花凛

おっじゃましまーす!

いらっしゃいませ〜

花凛

あっ。

花凛

いらっしゃいました〜

花凛

♪♬

花凛

へぇ。いっぱいものがある〜

花凛

値段も普通だし

花凛

お金ならいっぱいあるから買い溜めしよーかな♪

花凛

あー!!

花凛

このジュース!CMで流れてて気になってたやつ!

花凛

これにしよ〜!!

花凛

ふっふふーん♪

花凛

ん?きゅうりの漬物??

花凛

きゅうりかぁ

花凛

勉強の息抜きに食べる漬物は美味しいんだよね〜

花凛

これも〜♡

花凛

あ!お菓子お菓子!!

花凛

施設のみんなのストック用のやつと自分用のやつに買ってこー♡

ゴトッ

花凛

おねがーいしまーす!!

店員

はーい。

店員

(ん?こんな小さい子がこんなに??)

店員

(値段見ずに買ったのか??)

店員

はぁ〜。

花凛

ん?(疲れてるのかな?)

店員

はい。こちら全部で7.820になります

花凛

はーい

花凛

どーぞ

店員

え、あ、はい

店員

(払えんの??)

店員

(こんな小さな子でもこんなお小遣いあるのに…)

店員

(俺は今月分の支払いが)

店員

ありがとうございました〜泣

花凛

はーい

花凛

ってえ!?

花凛

(泣いてる!?)

花凛

(え。何今日…怖い!!)

花凛

うへー。

花凛

重いなー。疲れたー

花凛

花凛

昼と夜じゃ同じ景色でも全く違うものに見えるな

花凛

はぁ。やっぱり…

花凛

(イザナ君には会えなかったな。)

花凛

ま!仕方ないか!笑

花凛

どこにいるかも顔も知らないんだから笑💦

花凛

向こうももうきっと覚えてないだろーな。。

花凛

迎えに…くるって話……

花凛

花凛

あ、でも今日会った人…

花凛

かっこよかったなー

花凛

いろんなことがあって怖かったけど…

花凛

またあの人には会いたいな〜ニコッ

花凛

なーんて!ね!

花凛

あ!でもこれからは自由に外出できることわかったし!!

花凛

お金もお小遣いあるし…また何回か出ればいつか会えるかな!!

花凛

ふふ♪

花凛

今日は!!楽しかったな!

初めての外出で不安もあったけど 1人でも楽しかった。

帰り道…

初めて夜1人で歩く道は辺りは暗く怖いけど…でもどこか好奇心をくすぐるような

不思議な感覚があったことを覚えてる…

あの時…

喧嘩してた彼が 12年前まさか自分を見つけてくれた

あのイザナ君とわかるはずもなく…

あの時はただ喧嘩してた男の子という認識だった。

でも一つ言えることは もう一度あの男の子に会いたい と言う気持ちがうまれたと言うことだけ。

そしてその気持ちと同じように

自分は…1人なんだと言う気持ちが新しく生まれてしまった。。

夜の海のせいなのか 夜道を1人で歩いたせいなのか 何が原因かはわからないが 不思議と現実を見させられた感覚だった

花凛

はぁ。

花凛

なんなんだろーな。この気持ちは…

続く

花凛

ここまで読んでくれてありがとうございます!!

花凛

次のお話は回想シーンが一回終わり…
また
蘭ちゃんたちと話すところから始まります!!

花凛

イザナ君と会ってたなんて当時の私は知らなかったな〜

花凛

もし気づいたらぜーったい
あと付けてたもんな〜

花凛

ストーカーの如く‼️笑

花凛

じゃあまたね!

花凛

みんな!読んでくれて本当にありがとうございます!!ニコッ

梵天に気に入られた女の子

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