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紀黑 創/Kiguro Sou
そんなことを思いながら教室に戻る。
ガラガラ──
俺はさり気なく桜兎を見たが、その視線に気付いた桜兎は気まずそうにした。
紀黑 創/Kiguro Sou
心臓の音がうるさく響く。
怖い
怖い
またなにかやらかして避けられてるのかと思うと、気が気じゃない。
中谷 游/Nakaya Yuh
紀黑 創/Kiguro Sou
中谷 游/Nakaya Yuh
紀黑 創/Kiguro Sou
中谷 游/Nakaya Yuh
中谷 游/Nakaya Yuh
紀黑 創/Kiguro Sou
中谷 游/Nakaya Yuh
中谷 游/Nakaya Yuh
紀黑 創/Kiguro Sou
中谷 游/Nakaya Yuh
何か言いそうになったらしいが、ため息を少し漏らしていた。
中谷 游/Nakaya Yuh
紀黑 創/Kiguro Sou
中谷 游/Nakaya Yuh
否定的な言葉を口走ろうとした瞬間、中谷に遮られ真剣な表情で言った。
中谷 游/Nakaya Yuh
紀黑 創/Kiguro Sou
紀黑 創/Kiguro Sou
確かに、桜兎を信じなきゃなのは俺も分かってるが…好きな人にあのあと、あんな顔されてたら誰でもこうなるっての…
あの日から数日が経って 廊下で偶然桜兎を見かけた。
紀黑 創/Kiguro Sou
元いじめっ子
虎珀 桜兎/kohaku Oto
虎珀 桜兎/kohaku Oto
元いじめっ子
紀黑 創/Kiguro Sou
そう思って、もっと近くに寄って盗み聞きしようとした時。
近くを通ったクラスの女子が大声を出した。
クラスの女子たち
クラスの女子たち
クラスの女子たち
虎珀 桜兎/kohaku Oto
紀黑 創/Kiguro Sou
クラスの女子の声で俺に気付いた桜兎が逃げようとして腕を掴もうとするが、あと一歩のところで
逃がしてしまった。
紀黑 創/Kiguro Sou
クラスの女子たち
クラスの女子たち
クラスの女子たち
ちっ…鬱陶しいな
クラスの女子たち
クラスの女子たち
クラスの女子たち
紀黑 創/Kiguro Sou
女子たちが騒いでいることを良いことに、その場を去れた。
まあ、学校中どこ探しても桜兎はいなかったが…。
紀黑 創/Kiguro Sou
俺の大好きな桜兎…
紀黑 創/Kiguro Sou
そのとき、俺と桜兎が1年の頃をふと思い出し、ピンと来た。
紀黑 創/Kiguro Sou
休み時間なはずなのに、何故か校外に逃げてしまった桜兎。
前に、何でかと聞いたことがあった。
桜兎は「この8月に最高の景色が見れる場所があるから」と言っていた。
そこに一度案内してもらったことがあった。本当に綺麗で、涙が出そうなくらい過去にあったこととかそこに行けば、精算されそうな気がした。
多分、桜兎は過去になにかあったんだ。
その何かまでは分からないけど…。
紀黑 創/Kiguro Sou
紀黑 創/Kiguro Sou
見つけた。
紀黑 創/Kiguro Sou
そう言ってもう離さないと 強気なバックハグをした。
虎珀 桜兎/kohaku Oto
虎珀 桜兎/kohaku Oto
紀黑 創/Kiguro Sou
紀黑 創/Kiguro Sou
虎珀 桜兎/kohaku Oto
紀黑 創/Kiguro Sou
虎珀 桜兎/kohaku Oto
虎珀 桜兎/kohaku Oto
紀黑 創/Kiguro Sou
虎珀 桜兎/kohaku Oto
紀黑 創/Kiguro Sou
紀黑 創/Kiguro Sou
紀黑 創/Kiguro Sou
俺は、目線を街に流した。
虎珀 桜兎/kohaku Oto
虎珀 桜兎/kohaku Oto
紀黑 創/Kiguro Sou
そう言って俺は 桜兎の頭を優しく撫でた。
虎珀 桜兎/kohaku Oto
紀黑 創/Kiguro Sou
虎珀 桜兎/kohaku Oto
紀黑 創/Kiguro Sou
俺の言葉を聞いた桜兎は頬を膨らませていた。
紀黑 創/Kiguro Sou
キスしそうなぐらいの距離で 桜兎を見つめた。
虎珀 桜兎/kohaku Oto
虎珀 桜兎/kohaku Oto
嫌そうに離そうとしたけど、俺より弱い力でどうこうできるはずもなかった。
そんな桜兎を愛しそうに見つめていた。
紀黑 創/Kiguro Sou
虎珀 桜兎/kohaku Oto
虎珀 桜兎/kohaku Oto
紀黑 創/Kiguro Sou
紀黑 創/Kiguro Sou
虎珀 桜兎/kohaku Oto
そう桜兎に言われた瞬間 俺は顔を真っ青にした。
紀黑 創/Kiguro Sou
紀黑 創/Kiguro Sou
紀黑 創/Kiguro Sou
虎珀 桜兎/kohaku Oto
顔をプイッと背けられると、俺は更に焦りが募っていった。
そんな俺と桜兎のやり取りを見ていた奴に気付かずに──
元いじめっ子