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他人に興味が湧かなくなったのは、
……いつからだろう?
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
両親は事あるごとにこう言った。
父
父
母
母
母
「……もっと努力しなさい」と
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
先生たちは沢山褒めてくれた
……でも、両親は褒めてくれない
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
でも多分、
両親はそもそも私を愛していないんだな、と
愛(あい)
愛(あい)
ただ実際、それに気づいてしまえば話は早くて
私は両親に立てられた目標ではない
自分が目指したいものを探すことにした
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
一番賞金の高いコンテストを選んだから、当然倍率は高いはずで
……だから、三次審査突破、最優秀賞決定
という、そのメールを見て私は驚いた
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
2年後
愛(あい)
鈴木【マネージャー】
鈴木【マネージャー】
愛(あい)
鈴木【マネージャー】
鈴木【マネージャー】
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
鈴木【マネージャー】
私は国立の高校に進学した
通学や勉強の合間を縫って事務所に通い詰め
晴れて私の初小説【愛を頂戴】は先月完結した
書籍化した頃から瞬く間に有名となり
新聞にも取り上げられるようにさえなって
もう漫画化も決まっていた
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
でも、やめてどうしようか?
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
マネージャーであるすずちゃんに
その確認をしてみると、
“【リケ】さんの絵と漫画を一部見せて頂ければ――”
愛(あい)
愛(あい)
高校の図書館
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
両親のおかげ、とか言うと皮肉っぽいが
高校で過ごすにつれて私は記憶力が上がったことを感じていた
一回で全て記憶できるようになったし
そういうのもあって、私は余裕を持って漫画を描く時間をとれたのだった
愛(あい)
愛(あい)
愛(あい)
会議室
愛(あい)
愛(あい)
今田【編集長】
鈴木【マネージャー】
愛(あい)
今田【編集長】
今田【編集長】
今田【編集長】
愛(あい)
愛(あい)
流石に同じペンネームは痛い奴だと思われそうだなって思ったから
漫画家としてのペンネームは【ライク】にした
そうして私は漫画家デビューを果たすことになった