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レンズの向こう側

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レンズの向こう側

1 - レンズの向こう側

♥

1,016

2020年08月11日

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t u g u 様からのリクエスト

JIN × SUGA

『レンズの向こう側』

どうぞお楽しみ下さい~🌟

ユンギ

…はい、チーズ

ソクジン

うふん

今日も綺麗な貴方を小さなフィルムの中に収める。

ソクジン

どう?良く撮れてる??

ユンギ

撮れてますよ

ソクジン

まぁ被写体が僕だからね!!

ソクジン

輝いてないとおかしいもん

ユンギ

そうですね

ここ、写真部では最初俺1人しか部員が居なかった。

先生からこのままでは部活として成り立たないと言われ、へこんでいたある日。

木陰で座りながら本を読む貴方がいて

あまりの美しさに思わずシャッターを切ってしまった。

ソクジン

…ん?

ユンギ

あっ

すかさずカメラを背中に隠し、一礼して去ろうとすると

ソクジン

ねぇ、今僕のこと撮ったよね?

と俺の腕を掴んで言った。

ユンギ

あ、いや、撮ってないです

ソクジン

バレてるから

ユンギ

……………

バレてるなら仕方ないと思い、ゆっくりカメラを渡した。

ソクジン

え、何?

ユンギ

消したいならどうぞご勝手に

ソクジン

……………

彼は自分の写真を見た瞬間、大きな目を更に大きく開いた。

ソクジン

…ねぇ、これ本当に君が撮ったの?

ユンギ

そうですけど

ソクジン

めっちゃ綺麗じゃん!!!!

ユンギ

…はい?

ソクジン

いやまぁ僕を撮ったからっていうのもあると思うけどね?

ソクジン

この周りの色合いと僕のオーラが凄くマッチしてると言うか!?

ソクジン

なんか凄いパワーを感じるよ!!うん!!!

ユンギ

……はあ

ソクジン

僕はキムソクジン!!

ソクジン

君の名前は?

ユンギ

ミンユンギです

ソクジン

ユンギね!!

ソクジン

え、どこの部活?

ユンギ

…写真部です

ソクジン

僕入部する!!

ユンギ

ほ、ほんとですか!!!!

ソクジン

え、うん笑

ユンギ

ありがとうございます…

嬉しくて、つい彼の手を強く握ってしまった。

ソクジン

うふ、ユンギヤって意外と肉食系?笑

ユンギ

……は??

ソクジン

手握ってくるタイプには見えなかったから

意地の悪い笑みを浮かべて、握られている手に視線を落とした。

ユンギ

あ、手違いです

ソクジン

手違いㅋㅋㅋㅋ

ソクジン

じゃ、これからよろしくね~

ジンさんはそのまま正門の方へ行ってしまった。

残ったのは、彼のやけに甘ったるい香水の匂いと

俺の小さな恋心だった。

ソクジン

ユンギヤ~?

ユンギ

ああ、はい

ソクジン

ぼーっとしてどうしたの?

この人にはパーソナルスペースというものは無いのか。

俺が抵抗しない限りどんどん距離が近くなっていくので色々な意味で危ない。

ユンギ

ちょっと昔のこと思い出してただけです

ソクジン

昔のこと?

ユンギ

俺とジンヒョンの出会った時

ソクジン

あー、懐かしいね笑

何故かジンヒョンを撮ると必ずと言っていいほど大賞を取るのだ。

これぞ『イケメンパワー』というべきか…

ソクジン

なんかユンギヤ疲れてる??

ユンギ

え、?

ソクジン

さっきからずーっとボケボケしてるから

ユンギ

失礼な

ソクジン

だって僕の話聞いてくれないじゃん

ユンギ

それは、

ソクジン

熱でもあるの?

そう言って俺のおでこに自分のおでこをくっ付けてきて

顔から火が出る勢いで恥ずかしくなった。

ソクジン

なんか顔赤いけどまじで大丈夫?

ユンギ

大丈夫です

嘘です本当は死にそうです

心臓の音ばっかうるさくて、息が詰まりそうです

近過ぎる距離感に耐えられなくて、ぎゅっと目をつぶると

小さなリップ音が静かな部屋に響いた。

ユンギ

……へ

ソクジン

一気に顔に熱が集まってくる。

え、今何された、??

ソクジン

いや、あの、

ソクジン

今のは、勢いっていうか、その…

本人も相当恥ずかしいのか、耳まで真っ赤に染まっていた。

ソクジン

無かったことにして下さい…

ユンギ

…はい?

ユンギ

キス、しといて無かったことにするなんて

ユンギ

わがまま過ぎますよ、ヒョン

ソクジン

うう…だよね……

ユンギ

…俺の気持ちも知らない癖に

ソクジン

え、?

ユンギ

いつもヒョンに振り回されてるのは俺なんですよ

ユンギ

なら俺にくらいわがまま言わせて下さい

ソクジン

ど、どうぞ…??

ユンギ

ヒョン、す…

勢いで言おうとしたが、それはヒョンによって塞がれた。

ヒョンの、少しぽってりとした唇によって。

ソクジン

…それは俺から言わせて?

ユンギ

っ///

急に男らしくなったヒョンの目付きに、心臓を掴まれたような気分になる。

ソクジン

ユンギヤ、

ユンギ

はい

ソクジン

一目見た時からずーっと好きでした!!

ソクジン

…僕と付き合ってくれますか?

ユンギ

あ、

ソクジン

もちろん反論は認めないからねっ

ユンギ

……そうですか

ソクジン

で、返事は?

ユンギ

はぁ?

ソクジン

言ってよ~、僕だって勇気出して言ったんだからさ~

ユンギ

…………

今まで生きてきた中で1番恥ずかしい記憶になるな、

ユンギ

…俺もずっと好きですよ

ソクジン

ひゃっひゃっひゃっ

人が精一杯勇気を振り絞ったというのに、何窓拭いてんだこの人は。

ソクジン

いや~、改めて言われると照れるねぇ

ユンギ

ヒョンが言えって言ったんじゃないですか

ソクジン

うんまぁそうだけども

照れ笑いを浮かべるヒョンが愛しくて、カメラを構えた。

ソクジン

何カメラ構えてんのさ

ユンギ

ヒョンが好きだからです

ソクジン

はっ!?!?

かなりの爆弾発言をしてしまったと思うが、ヒョンの可愛い顔が撮れたから良しとしよう。

ソクジン

ねぇ俺絶対変な顔してたでしょ!!

ユンギ

いや?

ソクジン

見せてよ!!!

ユンギ

これは俺だけが見ていい顔なので、ヒョンには見せません

ソクジン

何それかなりキュンなんだけど

ユンギ

勝手にキュンしといて下さい

家帰ったら100枚くらい現像しよっかな笑

あ、それを箱に詰めて誕生日プレゼントとして渡せばいいのか

我ながら良いアイデアだ、うん。

ソクジン

ユンギヤが見せてくれないなら、意地でも奪うから!!

ユンギ

あ、ちょっ

ヒョンが俺の方に思いっきり体重を掛けてきたので、勢い余って床に転げ落ちてしまった。

ユンギ

いってぇ…

ソクジン

……ほ?

ユンギ

見事にヒョンが俺を押し倒す形になってしまいました。どうしましょ。

ソクジン

げとか言わないでよ悲しいな

ユンギ

ごめんなさい、口が滑りました

ソクジン

抱き潰すぞ

ユンギ

!?!?!?

ソクジン

ごめん、口が滑りました

ユンギ

セクハラで訴えますよ

ソクジン

いやん止めて

ユンギ

てか早くどいて下さい、重いです

ソクジン

ええ、せっかく良い雰囲気なったんだからもうちょっと調子乗らせてよ

ユンギ

……はいはい

なんとなく気恥ずかしくなって、窓側を見た。

ソクジン

ちょ、どこ向いてんのさ

ユンギ

ソクジン

…俺だけ見とけよ

ユンギ

えっ

あまりの変わりように、ヒョンの方を向くと

顔を真っ赤にして、ぷるぷる震えていた。

ユンギ

何笑ってるんですか

ソクジン

いやあ~、この台詞1度は言ってみたかったんだよね!!

ユンギ

ヒョンこそ雰囲気ぶち壊しじゃないですか

ソクジン

ぶち壊さなきゃお前が数時間後生まれた時の状態なってるけど?

ユンギ

それだけは勘弁

ソクジン

ふふ、冗談

ゆっくり、ヒョンの顔が近付いてきて

頭が蕩けるような甘いキスをした。

ソクジン

あはっ、顔赤くなりすぎ笑

ユンギ

ヒョンだって耳赤いですけど

ソクジン

夕日のせいだよ

ユンギ

…嘘つき

ソクジン

あ、ねぇユンギヤ

ユンギ

なんですか?

ソクジン

夕日が綺麗だね

ユンギ

……………

その言葉の意味は、すぐ分かった。

『貴方の気持ちが知りたい』 だなんて

普通に言えばいいのに、ヒョンはすぐ格好つけたがるから

仕方ないから、しばらく格好つけさせる事にした。

ユンギ

…ヒョンに任せますよ

ソクジン

言うと思った笑

いたずらっぽく、幼い子供のように笑ったヒョンの目に光は無かった。

俺は軽く深呼吸して、その瞳に吸い込まれていった。

Fin .

お話ぶっ飛んでてごめんなさい🦍

この作品はいかがでしたか?

1,016

コメント

43

ユーザー

はい、チーズってジンにチーズあげたんかと思ったww バカやwwww

ユーザー

もう好き

ユーザー

私丁度友達と遊んでてコレ見てたら友達が見たいと言ってきたので見せたら「ちょ。私はこの主好きかも」っと言ってたからつい私も、「フォローしてみ?飛ぶぞ?」って言ったら殴られました。なぜですかね。あの人頭おかしいですよ

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