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※オリキャラ出てきます

花垣 武道

誰…?

佐野 万次郎

は…?

佐野 万次郎

何言ってんだよ、タケミッチ…

タケミッチがおかしい…

俺に背中を向けているから顔は見えない…

花垣 鈴逸

ふふ…

佐野 万次郎

っ!

花垣 鈴逸

君たちみたいな子がどうしてここまで来れたの?

佐野 万次郎

そんなのどうでもいいだろ!

花垣 鈴逸

そうよね

花垣 鈴逸

どうでもいいよね!

花垣 鈴逸

ふふっ…

黒川 イザナ

何笑ってんだよ?

佐野 万次郎

俺達はタケミッチを連れ戻しに来た

花垣 鈴逸

ん〜、どうだろ〜?

佐野 万次郎

花垣 鈴逸

私は別にへーきだよ?

松野 千冬

だったら相棒を早く返せよ!

花垣 鈴逸

だってよ?タケちゃん

そうしてタケミッチはふりかえった

っ!

佐野 万次郎

タケミッチ…?

そこにいたのは確かにタケミッチだった

でも、様子がおかしい…

黒川 イザナ

お前……誰だよ

花垣 武道

誰って…花垣武道だよ…?

乾 青宗

う、嘘だ…

あれ?タケミッチの目ってハイライトなかったっけ?

花垣 武道

嘘…?

黒川 イザナ

なんでお前…そんな目…

花垣 武道

目?

タケミッチの青い瞳は暗く濁っててその奥に悲しい想いがあるような瞳になっていた

花垣 鈴逸

ふふ…

花垣 鈴逸

あははは!

花垣 鈴逸

どう?びっくりした??

乾 青宗

…どういうことだ?

花垣 鈴逸

べっつになーんもしてないよ?

花垣 鈴逸

ね!タケちゃん♪

花垣 武道

…うん

佐野 万次郎

じゃあなんで…!

花垣 鈴逸

なんでって…私はただタケちゃんの本当の気持ちを開いて欲しくて話しただけだよ?

佐野 万次郎

本当の気持ち…?

黒川 イザナ

…俺みたいだな

佐野 万次郎

イザナ…?

黒川 イザナ

俺…真一郎に血が繋がってないっていわれた時な堕ちそうになってたんだよ…

佐野 万次郎

え?

黒川 イザナ

でも花垣が救ってくれた

佐野 万次郎

黒川 イザナ

だから次は俺が救いたい…

花垣 鈴逸

ふふっ

花垣 鈴逸

だってよ、タケちゃん

花垣 武道

……誰なの、、君たち

佐野 万次郎

さっきから誰誰って…

松野 千冬

本当に何したんだよ!

花垣 鈴逸

えー、言わなきゃダメぇ?

黒川 イザナ

話せ!

花垣 鈴逸

も〜

花垣 鈴逸

薬飲ませたんだよ

佐野 万次郎

…は?

花垣 鈴逸

あ、身体に悪い薬じゃないから大丈夫!

花垣 鈴逸

私がタケちゃんのために作った「心の薬」だよ!

佐野 万次郎

どういうことだよ?

花垣 鈴逸

「心の薬」はね、タケちゃんが隠してる想いを表に出す薬なのー!

松野 千冬

…じゃあ

佐野 万次郎

これが本当のタケミッチ?

花垣 鈴逸

んー、多分ね!

佐野 万次郎

多分…?

花垣 鈴逸

副作用もあるからわかんな〜い

佐野 万次郎

……は??

黒川 イザナ

花垣に何をしようが、花垣は花垣!

黒川 イザナ

連れ戻すぞ!

タッタッタッ

ヤクザ・不良

こら待て!お前らの相手は俺らだぞ!

乾 青宗

ちっ、めんどいのが来た

黒川 イザナ

花垣!!

スタッ

バン!

イザナがタケミッチの所へいこうと走ったら突然鈴逸が不意打ち蹴りをかましてきた

黒川 イザナ

っ!!

ガード、出来たのはいいものの…ぜってぇ痛てぇやつだ

花垣 鈴逸

おっと?あなたの相手は私よ?

花垣 鈴逸

「ホワイトプリンセス」は絶対返さない

黒川 イザナ

「ホワイトプリンセス」って?

花垣 鈴逸

タケちゃんのことに決まってるじゃん?

黒川 イザナ

は…?

花垣 鈴逸

私が「ブラックプリンセス」ならタケちゃんは「ホワイトプリンセス」

黒川 イザナ

お前が何言ってるかわかんねぇよ!

花垣 鈴逸

もー、頭悪いなぁ

花垣 鈴逸

簡単に言うと、タケちゃんはこっちに堕ちたってことだよ!

黒川 イザナ

そんなわけ……ないだろ!

黒川 イザナ

万次郎!花垣のとこへ!

佐野 万次郎

おう!わかってる!

タッタッタッ

佐野 万次郎

タケミッチ!

花垣 武道

あなた誰…?

タケミッチは何もかもが変わっていた

金髪は黒髪になって、ピアスがなくなって 黒いヒラヒラのキラキラ光っている長いドレス…。 そして、濁った青い瞳

佐野 万次郎

タケミッチ…俺だよ…!

花垣 武道

佐野 万次郎

佐野 万次郎

佐野 万次郎

お前の幼馴染だ

花垣 武道

僕…の?

佐野 万次郎

一緒に帰ろう?

花垣 武道

花垣 鈴逸

タケちゃん、そいつを殺れ!

花垣 武道

っ…

佐野 万次郎

タケミッチ…

花垣 鈴逸

もういい!万次郎とイザナは私がやっつけるからタケちゃんは逃げて

花垣 鈴逸

もし、戻ってくるならバトル服できて

花垣 武道

…わかった

タッタッタッ

佐野 万次郎

タケミッチ!

花垣 鈴逸

さぁ、これで戦うの2回目だね?

黒川 イザナ

でも、俺もいるぞ

佐野 万次郎

イザナ…

花垣 鈴逸

ふふっ、1人増えたところで何も変わらない

花垣 鈴逸

あと、私がやられたってタケちゃんが来るからね

佐野 万次郎

でも…

花垣 鈴逸

あの子は来るよ

花垣 鈴逸

いい子だからね

乾 青宗

無理するなよ…!

佐野 万次郎

黒川 イザナ

いくぞ、万次郎

佐野 万次郎

…うん

タッタッタッ

シュッ

花垣 鈴逸

おっとっと

花垣 鈴逸

外したね♡

佐野 万次郎

っ!

俺の蹴りを軽々と避けただと…?

シュッシュッ

花垣 鈴逸

イザナくんはやぁい♡

黒川 イザナ

その話し方きめぇ…

花垣 鈴逸

ひど〜

佐野 万次郎

教えてくれ

花垣 鈴逸

んー?

佐野 万次郎

タケミッチに…何をした…?

花垣 鈴逸

さっきもいったじゃん!薬って!

佐野 万次郎

どんな薬だよ…?

花垣 鈴逸

えーとね

バン!

佐野 万次郎

グハッ

花垣 鈴逸

タケちゃんの悲しい過去を引きずり出して…

ガコン!

黒川 イザナ

っ…!

花垣 鈴逸

いらない記憶をけして…

シュッシュッ

くっそ、あたらねぇ…

花垣 鈴逸

タケちゃんのいらない部分を捨てた

笑っているが目は笑っていない

佐野 万次郎

いらない…部分…?

花垣 鈴逸

そう!

花垣 鈴逸

諦めが悪い所とか優しいところとか、目の光とか色々ねー♡

黒川 イザナ

じゃあつまり…

「とりあえず助けたかった」

黒川 イザナ

あれも…

「なんか可愛いなぁって」

佐野 万次郎

あれも

「だからこいつに手出すなよ?」

松野 千冬

あれも

「俺は平気だ…あいつらは…」

乾 青宗

あれも…

佐野 万次郎

全部無かったことになったってこと…?

花垣 鈴逸

そう!せいかーい!

松野 千冬

ふざけんな…

ヤクザ・不良

おい!余所見すんじゃねぇ!

乾 青宗

うるせぇ!

バゴン

乾 青宗

今そっちいく

ヤクザ・不良

いかせねぇぞ?

ドゴッ

乾 青宗

ぐっ…!

バシッ

松野 千冬

〜〜!

嘘だ…嘘だ…

黒川 イザナ

万次郎…?

佐野 万次郎

タケミッチが…?そんなわけないよな…

佐野 万次郎

俺を忘れるだなんて…そんなわけ…

ガッ

黒川 イザナ

今はそんなこと考えてる場合じゃねぇ!

そういって、イザナは俺の両肩を掴んで揺らした

黒川 イザナ

しゃんとしろ!万次郎!

佐野 万次郎

っ!

バン!

黒川 イザナ

グハッ

花垣 鈴逸

私がいることを忘れないで?

花垣 鈴逸

っていうか、もうそろそろタケちゃんくるわね

黒川 イザナ

っ!

花垣 鈴逸

万次郎君、相手してあげてね♡

バン!

佐野 万次郎

タケミッチ…

タケミッチはさっきとは違って、膝上の黒スカートにシューズ、そして耳飾りを外して、黒いシャツに黒い長袖の薄い上着を着ていた。

そして、何より…首に赤いダイヤのようなものがついていた

花垣 鈴逸

タケちゃん!万次郎を倒して〜

花垣 武道

はい

さっきとはまるで違う…

松野 千冬

武道…?

バン!

タケミッチは俺の溝に蹴りを入れた

はやすぎる…

佐野 万次郎

タケミッチまって…!

腕でガードを出来たのはいいものの…

痛すぎる…

花垣 武道

制止の声をあげてもまるで届いてない…

ガン!ドン!

佐野 万次郎

ぐっ!

もうこうするしかない…

ガバッ

花垣 武道

…!

俺はタケミッチを抱きしめた

佐野 万次郎

タケミッチ…きいて…

佐野 万次郎

お前は良い奴だ

佐野 万次郎

そして、諦めの悪いやつ…

花垣 武道

佐野 万次郎

喧嘩が強くて、でも弱くて…

花垣 鈴逸

何やってるの!タケちゃん!

黒川 イザナ

お前の相手は俺だ!

ガッ!

花垣 鈴逸

くっ!

佐野 万次郎

誰よりも純粋な瞳をもって…

佐野 万次郎

赤の他人でも命かけて助けるヒーロー

花垣 武道

……

佐野 万次郎

っ…だから…お願い……

俺は自分の声が震えているのが自分でもわかった

佐野 万次郎

元に戻ってくれ…

花垣 武道

ま…じろ…

驚いて顔をあげればそこには…

佐野 万次郎

っ!

目に少しハイライトがついた…

花垣 鈴逸

くっそ…!

花垣 鈴逸

タケちゃんそいつを倒せ!

だけど、それは一瞬だけ

ドン!

タケミッチは俺を突き飛ばした

そして…

花垣 武道

逃げて…

苦しそうな…泣きそうな顔で俺にいってきた「逃げて」と

佐野 万次郎

タケミッチ…

花垣 鈴逸

タケちゃんが倒さないなら私が倒す!

黒川 イザナ

くっ…!まて…!

佐野 万次郎

イザナ…?

黒川 イザナ

わりぃ…万次郎…俺……

嘘だろ…あのイザナが…?

乾 青宗

イザナ!

イヌピーがイザナの元へ駆け寄った

乾 青宗

くっそ…

一方、千冬はタケミッチの所へ走っている

松野 千冬

相棒…!

花垣 武道

ち…ふゆ…

松野 千冬

っ…!

松野 千冬

そんな顔で…声で…俺を呼ばないでくれ……

花垣 武道

ごめ……

バチン!

花垣 武道

っ!

花垣 鈴逸

タケちゃんはもういい!

花垣 鈴逸

戻って!

鈴逸はタケミッチを強く叩いた

花垣 鈴逸

なによ…!タケちゃんには私がいるじゃないの!

花垣 武道

……

花垣 鈴逸

命令を必ず聞く装置をつけてるのに…それでもタケちゃんは戻れるの…?

装置って…

松野 千冬

マイキー君…

佐野 万次郎

あぁ、わかってる

あの装置をぶっ壊す

タケミッチを苦しめてるあの装置を…

武道ちゃん愛されてます!〜シーズン1〜

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