甲斐
___ッッ
ベッドには見慣れた顔
うなされているのか少し顔が怖い
甲斐
(大丈夫かな、)
千賀
、、ん、ぅ、
俺は千賀の額を優しく撫でた
千賀
は、!??
甲斐
うわ、びっくりした
甲斐
起きた?
千賀
あ、
千賀
え?
千賀
拓也?
甲斐
笑笑
甲斐
倒れてたからさ、
千賀
……運んでくれたの?
甲斐
、うん!
千賀
そっか、ありがとう
千賀
じゃ、俺迷惑かけちゃあれだし、帰るわ!ごめんな!ありがとう!
甲斐
ちょ、!まって!
千賀の顔は赤く火照っている
千賀
グゥゥゥ……。
千賀
あ、
甲斐
お腹すいてる?笑
甲斐
一緒に食べようよ
千賀
いやそんなの悪いし、
甲斐
大丈夫大丈夫 母さんには伝えてあるし
千賀
お母さんがご飯作ってくれんの?
甲斐
え、うん
甲斐
そうじゃないの?
千賀
あ、だよな〜、笑
千賀
やっぱ母さんっていいよな
甲斐
うんうん
拓也の母さん
あらぁ、この子が千賀くん?
千賀
あぁ、はい 初めまして
千賀
すいません迷惑かけてしまって、
拓也の母さん
いいのよいいのよ
拓也の母さん
あんた珍しいわねぇ笑
拓也の母さん
友達を自分の部屋に入れるとか
甲斐
へ?
拓也の母さん
あなたいっつも友達でも俺の部屋には絶対入れないとか言ってたじゃないの
甲斐
あぁ、それは…まぁ、
千賀
…笑 感謝してるよありがとう笑
甲斐
お、う…!!
拓也の母さん
じゃ、これ食べてね
目の前にはたくさんの唐揚げ
ジューシーでとっても美味しそう
千賀
うわぁ!?すげぇ
千賀
食べていいすか!?
拓也の母さん
どうぞ笑
甲斐
(めっちゃお腹すいてたんだな〜笑)
数分後
千賀
ご馳走様でした!美味しかったです!
拓也の母さん
いっぱい食べる割には細いのねあなた
千賀
……あーそうですね、笑
拓也の母さん
家でたくさんお母さんにご飯作ってもらいなさいよ〜?笑笑
千賀
……、はい、!!
甲斐
…千賀
甲斐
俺の部屋行こ
千賀
あー美味かった美味かった
千賀
あ、てか
千賀
拓也さ、俺が倒れた場所んとこであいつらに絡まれてなかった?
甲斐
え、
千賀
ほらあいつらだよ えー、
甲斐
いやいや気のせいだよ
甲斐
絶対俺じゃない俺じゃない
甲斐
違うから、さ?笑
千賀
お、おう、(なんでこんなに否定すんだ?こいつは)
甲斐
てか千賀は何してたの?
千賀
ん?俺はー、
千賀
いやまあぶらぶらしてた?っていうか
甲斐
千賀倒れて看護師の人とか近くにいたから話聞いたんだけど
甲斐
栄養しっかりとってないとかあんまりご飯食べてないから食事面しっかりするようにって伝えてくださいって言われたんだけど
千賀
……あーそうだな気をつけるよ
千賀
ありがとう、
甲斐
ふぁあぁああ
拓也は眠そうにあくびをしながらのびをした
千賀
…?
甲斐
ん?
千賀
お前、
千賀
怪我した?
千賀
いやこれ怪我じゃないな 殴られた痕だ
甲斐
え?なに?違うよ
甲斐
…そんなわけないだろ、笑
千賀
いやいやだってこんなとこ普通痕になるはずない
甲斐
違うって、!
千賀
…お前が心配だから言ってあげてんのに
千賀
なんだよそれ
千賀
もういい俺帰るわ
甲斐
あ、ちょっと……
何してんだ俺
わざわざ家まで運んでご飯まで食べさしてくれたのにこんな態度とるなんか
俺ほんと最低だな
千賀
、、
千賀
拓也ごめんな、
どこ行こう
家は帰れないしホテル泊まるお金もないし
そこら辺の公園で寝て明日は朝も昼もないけど学校に行こ、