松野 千冬
松野 千冬
オレがバジさんと出会ったのは
桜の吹雪く春の日だった。
先輩1
松野 千冬
先輩2
松野 千冬
ドゴッ!
先輩1
先輩3
松野 千冬
松野 千冬
先輩2
松野 千冬
この時のオレは本気でそう思っていた。
喧嘩で負けたことがなかったから。
近隣の中学生を延していたから。
でもバジさんがオレを変えた。
友達1
友達1
友達2
松野 千冬
松野 千冬
これも本気。
実質、周りのヤンキー共は 弱い奴ばかりだったし
上の世代のヤンキーをダセェと思ってた。
友達2
友達2
松野 千冬
松野 千冬
友達2
友達2
友達3
友達2
松野 千冬
松野 千冬
そう思い、オレ達はその男を見に行った。
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
友達3
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
ちょっと引っかかることがあったオレは
放課後、
もう1回アイツの所に行くことにした。
?
?
松野 千冬
?
?
?
松野 千冬
松野 千冬
?
松野 千冬
?
?
松野 千冬
松野 千冬
?
?
?
?
松野 千冬
思わず口許が緩み、
微笑んでしまったのを覚えている。
松野 千冬
?
?
松野 千冬
松野 千冬
?
松野 千冬
?
?
?
?
名前も知らない留年男の
ニッと笑う顔は
太陽のような眩しい笑顔だった。
松野 千冬
?
松野 千冬
松野 千冬
?
?
男は照れながらそう云った
松野 千冬
松野 千冬
?
?
?
松野 千冬
?
松野 千冬
?
そんなやり取りをしているうちに
段々とその男のことを
「知りたい」
と思ってきた。
友達1
松野 千冬
帰り道
オレはずっとあの男のことを考えて
ボーッとしていた。
友達1
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
友達1
友達1
友達3
松野 千冬
暴走族の男
松野 千冬
暴走族の男
暴走族の男
先輩1
先輩1
暴走族の男
松野 千冬
ゴッ!
暴走族の男
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
ジャケットを脱ぎ、
言葉を吐き捨てた直後、
男共が飛びかかってくるのが見えた
ドッ
ガッ
松野 千冬
松野 千冬
ガラガラガラガラ
松野 千冬
暴走族の男
松野 千冬
息も続かず
やられる、そう思った瞬間だった
?
?
暴走族の男
暴走族の男
松野 千冬
松野 千冬
現れたのはガリ勉だった。
これは...
マズい。
一刻も早くアイツを逃がさねぇと、
そう思った
?
?
暴走族の男
?
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
そう言った瞬間
ドンッ
という鈍い音と共に
暴走族の男がオレの視界から
姿を消した。
松野 千冬
松野 千冬
そう
ガリ勉が一発で男を倒したのだ。
そして、メガネを外し
結っていた髪を解き
如何にも別人
そういった様子の彼はこう言った。
?
?
松野 千冬
男の名は “場地 圭介” といった。
そして
サラサラと髪を靡かせながら
彼はあっという間に
1人で全員を倒してしまった。
松野 千冬
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
松野 千冬
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
松野 千冬
場地 圭介
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
場地 圭介
場地 圭介
松野 千冬
場地 圭介
松野 千冬
松野 千冬
場地 圭介
松野 千冬
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
松野 千冬
場地 圭介
場地 圭介
この男の姿を見て
この男の顔を見て
この男の声を聞いて
世界が広がっていく感じがした。
初めて敬語を使った人も
初めてカッケェって思った人も
初めて付いて行こうと思った人も
そして、初めて恋に落ちたのも
全部
場地圭介だった
それからは
話がはやく進んで行った。
東京卍會への正式入隊
そして壱番隊副隊長就任
なんだかんだ充実した日々を送っていた。
最後には全てが何とか上手くいっていた。
ただ一つを除いて。
松野 千冬
松野 千冬
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
場地 圭介
松野 千冬
松野 千冬
場地 圭介
乗りたい気持ちと
乗りたくない気持ちでいっぱいだった。
バジさんと同じベッドなんて夢みたいで
正直乗ってみたい。
でもあんな近距離だと
この隠し通すと決めた気持ちが
バレてしまうのも目に見える。
でも、バジさんご厚意に反することが
オレに出来るはずもなかった
松野 千冬
松野 千冬
場地 圭介
松野 千冬
場地 圭介
ミシシシシシ
松野 千冬
場地 圭介
咄嗟にバジさんに抱きついてしまった
場地 圭介
場地 圭介
松野 千冬
場地 圭介
松野 千冬
場地 圭介
松野 千冬
場地 圭介
そう言ってオレの顔を覗き込む
松野 千冬
松野 千冬
松野 千冬
場地 圭介
オレは急いでバジさんの部屋を飛び出した
松野 千冬
火照った顔を冷ましながら
さっきのことを考えてしまい、 また顔が赤くなる。
松野 千冬
松野 千冬
主
主
主
主
松野 千冬
場地 圭介
松野 千冬
主
主
主
主