テラーノベル
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迎えたLIVE初日。
蓮の体調は良くならなかった。
與那城奨
2人っきりの部屋でそう声をかける。
川尻蓮
平気じゃなさそうな顔で言ってくる蓮。
けど蓮が頑張りたいなら、俺は支えるだけ。
與那城奨
與那城奨
ちょっとカッコつけてそう声をかける。
俺は、蓮にとって唯一のお兄ちゃん。
なら俺が、支えるしかない。
川尻蓮
與那城奨
川尻蓮
弱々しい声で言う蓮を守ろうと誓った。
全然良くならんかった身体を必死に動かす。
やるしかない。
今はまだ、止まる時じゃない。
川尻蓮
川尻蓮
できるだけ明るく、元気に
JAMに心配かける訳には行かない。
川尻蓮
ほら、できるじゃん。
大丈夫、JAMは気付いてない。
いつも通り、俺ならやれる。
蓮くんの体調は良くなかった。
蓮くんは奨くんしか気付いてないって 思っとるみたいやけど
俺も、瑠姫も多分みんな気づいてる。
でも、奨くんが許可したんやったら 俺らは支えるだけ。
舞台裏では辛そうやった蓮くんが、JAMの前じゃいつもと変わらない顔で踊ってた。
コメントもいつも通り。
でも、自分のコメントが終わった瞬間肩で 息し始めた蓮くんを俺は見逃さなかった。
河野純喜
川尻蓮
こっちを向いた目は水分量が多くて、 無理させたなって反省する。
河野純喜
少し早くなってる呼吸を落ち着かせるように背中に手を置いた。
ずっと憧れてた、大きな背中。
その背中は骨がわかるくらい細くなってた。
河野純喜
確かに、蓮くんのお兄ちゃんは 奨くんしかいない。
でも、俺らやってずっと一緒におったから
だから、ちょっとは頼って欲しかった。
川尻蓮
何事にも全力な蓮くんからの頼み。
その頼みが、今の蓮くんの状態を表しているようで少し怖かった。
でも、蓮くんのことを絶対に 支えるって誓った。
キムましゃや
キムましゃや
キムましゃや
キムましゃや
キムましゃや
キムましゃや
キムましゃや
キムましゃや
1000❤︎で何かお話出します!!!
コメント
3件
やばい最高すぎる… ゆっくりでいいんだから!無理せずふぁいと!