ボクがボスの部屋に入ると、
既に治と中原中也が出席していた。
中也
!お前、あん時の、、
ZERO
ペコッ
太宰くん
、、、、
治を見ると片腕に
ギプスが付けられていた。
治に怪我が無いように
庇ったはずだけど、、。
まあいいか。
太宰くん
あれ、姉さん骨折れたんだ
中也
姉さん?!手前の?!
太宰くん
うるさ、、
ZERO
うん、片腕と肋骨をちょっとだけ
太宰くん
うわぁー、、
治はボクの容態を聞くなり、
自分だったら痛いから矢駄的な
顔をしていた。
案外分かりやすい顔だと思う。
森さん
その怪我の中よく来てくれたね、ZEROくん
ZERO
いえ、仕事はこなします
森さん
無理のないようにねニコッ
ZERO
、はい
太宰くん
それで森さん、
どうして姉さんまで呼んだの?
森さん
彼女にも、先代の噂の調査を頼みたくてね
中也
な、、
太宰くん
えぇ、、3人行動?
森さん
太宰くん、もし襲撃を受けた際、中也くんが
君の命を保証してくれる確信はない
森さん
万が一中也くんが裏切った際にも、
ZEROくんならば戦闘は勿論、
即座に対応が出来る
森さん
これは合理的な判断だよ
太宰くん
、、、、
森さん
それでは3人とも、頼んだよ
ZERO
はい
太宰くん
はーい
森さん
、そうそうZEROくん、
君はまだ残りなさい
ZERO
、はい
ZERO
何用でしょうか、ボス
森さん
ZEROくん、君は太宰くんだけでなく、
中也くんも庇ったそうだね
ZERO
、、はい
森さん
これについて、どう説明するかね?
ZERO
、彼は羊の王とまで呼ばれる人材です
ZERO
もし彼を生け捕りに出来たのなら、
ボスが彼を利用出来ると考えたからです
森さん
、そうかい、それならいいんだよ
森さん
引き止めてすまなかったね、
君も太宰くん達を追うといい
ZERO
はい、失礼しましたペコッ
森さん
、、ZEROちゃんもいずれ私の元を
巣立って行くのかもしれないねぇ、、
エリスちゃん
中年くさいわよ、リンタロウ
森さん
ひどーい