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チョコレートを溶かして
自分の恋心を詰め込んだ
優斗
優斗
優斗
甘々な恋心をチョコと共に。
優斗
美菜
そう、笑顔で挨拶を返してくれる彼女は俺の好きな人。
去年から1年以上の片想い
美菜はモテるから振られるのが怖くて俺は告白ができていない
そして、 告白できない理由はもう1つ…
陸玖
美菜
女子
女子
美菜
美菜
美菜は多分、俺ではない
他の人が好きってこと
俺が美菜を見ていても
美菜の視線の先にはきっと…
陸玖
この、好きな人がいるみたいだ
優斗
男子
男子
優斗
美菜
そう、今日はバレンタイン
男子なら誰もがソワソワするであろう日
でも俺は今年、
美菜に俺の気持ちを伝える
美菜があいつに気持ちを伝える、その前に
チョコと一緒に
休み時間
俺と美菜は他愛もない会話を2人でしていた
優斗
美菜
優斗
美菜
優斗
美菜
優斗
そういうと美菜は黙って頷いた
その後の授業は
ずーっと上の空だった
優斗
4時10分、俺は中庭で美菜を待った
美菜
優斗
美菜
優斗
美菜
優斗
優斗
優斗
そう言って俺は不器用ながら手作りしたチョコの入った紙袋を
自分の前に出した
美菜
美菜
優斗
優斗
美菜
優斗
俯きそうになるのを堪えて俺は美菜の目を真っ直ぐに見つめた
優斗
すると、美菜の顔は赤くなっていて
両手で顔を覆ってしまった
優斗
優斗
美菜
美菜
優斗
美菜
優斗
そういって美菜は小さな紙袋を鞄から取り出した
美菜
美菜
優斗
美菜
照れくさそうに美菜は微笑んで言った
美菜
優斗
優斗
優斗
美菜
優斗
嬉しさと安心で全身の力が抜けるような感覚に陥った
優斗
優斗
美菜
満面の笑みで俺を見つめる美菜を見て
改めて、好きだなって思った
これから始まる2人での恋は
きっとチョコよりも甘いだろう
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