主
主
主
主
主
主
主
きんとき
シャークん
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
シャークん
きんとき
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
シャークん視点
ジリリリリリリ
シャークん
シャークん
ザァァァァァァ…
外からは雨が激しく地面に打ちつける音が聞こえる
今日は月曜日
俺が一番嫌いな曜日だ
シャークん
そう、俺は学校が大っ嫌いだ
それでも不登校にならないのには理由があった
パリンッ
あ"ああああああ!
シャークん
シャークん
きっと母親が皿でも落として癇癪を起こしたのだろう
うるせぇ!
あ"あああああああ! (泣)
シャークん
俺の家族は、いつもバチバチしている
悲鳴が聞こえない日などないし、
毎日のように喧嘩をしている
父はアルコール依存症
祖母は認知症
母はその2人のせいで精神を病んでしまっている
シャークん
シャークん
最近の小さな願い
叶うはずないって、分かってるのにな
シャークん
そんな叶うはずもないことを望む自分が馬鹿みたいで
もはや笑えてくる
そんなことを考えていれば
もう学校に行かなければならない時間だった
シャークん
俺はいつも、親に会いたくないがために
自分の部屋の窓からかけた梯子で出入りしている
側から見れば明らかにおかしな光景だが
近所に住む人も別にいない
そこに大した問題は生じないのだ
シャークん
外に出れば、いまだに雨が降っていた
今は、6月中旬
いわゆる"梅雨"ってやつだ
梯子から降りる時にガッツリ雨に濡れたが、
ぶっちゃけどうでもいい
シャークん
シャークん
そんなに行きたくないのなら、
図書館にでも行ってサボれば良さそうなものだが、
俺の性格が許さないのだ
仲のいい友達なんていない
今日も、1人で登校する
シャークん
そうして、自分の教室に着く
いつものように自分の席に座って、
学活が始まるのを待つ
シャークん
『ははっw』
笑い声。
そちらに視線を向ければ、
突き刺すような冷たい視線が、
俺の方へと帰ってくる
シャークん
その視線に、にこりと笑みを返せば、
『きっしょw』
『なに、あいつ』
そちらを見ていなくてもわかる
俺へ向けられた言葉が、
また針雨のように降り注がれる
シャークん
どうして。
自分が何をしたと言うのか。
わからない。
シャークん
一つため息をつき、また、何をするでもなく黒板を眺める
しばらくすれば、学活が終わり、
1限目の数学も終わった
2限目は、バスケ
体育は得意だ。
しかし、よりにもよってあいつらと同じチーム
スポーツに人間関係を持ち込みたくはないが、
そうも言っていられない
シャークん
着替えを終え、授業が始まった
ピーッ
試合開始の合図が鳴る
ボールは…自分たちのチーム
俺はすぐさまゴール下へと走る
シャークん
しかし…
ドッドッドッドッ…
『パス!』
『はいっ!』
シュパッ
リングにボールが吸い込まれていく
ピッ
『ナイスー!』
『うまい!』
自分にボールなど回って来ない
回してくれる人もいない
自分だけを置いて、世界が回っていくような感覚
トットットットッ…
ふいに、相手チームがパスをミスり、自分の方にボールが転がってくる
シャークん
ドッドッドッドッ…
シャークん
パシュッ
ピッ
綺麗にシュートが決まる
チッ
小さく舌打ちの音が聞こえた
あいつだ
シュートはいってるじゃん
同じチームだぞ?
そんなことを考えながらも、再びボールを追う
ドンッ
シャークん
誰がにぶつかって転んでしまった
シャークん
『あ?』
なんでこいつはこれほどまで突っかかってくるのだろう
『痛った…』
『ぶつかってきてんじゃねぇよ!』
シャークん
さっきまでもっと遠くにいただろ
当たり屋すぎて反吐が出る
ピーッ
試合終了の合図
シャークん
次は見る番だ
別に、ただの高校生のバスケットボール。
対して面白くもない
人生…つまんね
なんで…?w
もはや笑えてくる
どうして俺だけ、
"普通"になれないんだろう
主
主
主
主
主
おつある〜!
コメント
2件
はぁー、なんかもうきつい、…はぁシャーくん、人生辛いよな…分かる、 うわぁー、可哀想でしかない、 モブかな、ほんとに当たり屋すぎてシャーくんが可哀想じゃんやめろよ! って思うね!私は!