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まだまだ暇です。
部屋に着くなり、歩は荷物を少し雑に起き、パソコンを開いた
仕事のためではない
───確認。
凪を轢いた男の顔と名前は覚えていた
忘れるはずがない
覚えていて、念の為の確認。
太宰治
月城歩
歩は、いつも通りに笑っているつもりなんだろうか。
太宰治
───ロビー。
つまり、過去を思い出していた時。
月城歩
太宰治
月城歩
月城歩
そう言って、今度は隠さず、苦しそうに笑った。
太宰治
月城歩
歩の声のトーンが下がる。
太宰治
太宰治
月城歩
月城歩
月城歩
太宰治
歩は続ける。
月城歩
空気が冷たくなる
歩が太宰と呼ぶのは、余裕が無い時だった
月城歩
太宰治
月城歩
月城歩
今度はいつもと同じ笑顔
でも、それが作られたものであるこては、顔を見なくてもわかった。
───太宰。
その呼び方1つが、全てを物語っていた。
太宰治
太宰治
太宰治
月城歩
その言葉を聞いて、太宰は安心する
そして、両手を広げて
太宰治
月城歩
歩は、すぐに太宰の胸に飛び込んだ
そして、そのまま2人でベッドに倒れ込んだ
これが太宰なりの気遣いであることは、歩にはわかっていた
月城歩
太宰が歩を『あゆちゃん』と呼ぶのは、歩を甘やかすとき
甘えていいという合図だった
太宰は歩が泣きそうになっているのに気付き、歩を抱いている腕に力を入れた
月城歩
反射的に、歩も力を入れる。
月城歩
太宰治
ものすごく、優しい穏やかな声。
月城歩
月城歩
泣きながら話す歩を受け入れるようにうん。うん。と頭を撫でながら聞いた。
途中で太宰が姿勢を変える。
私を毛布でくるめ、あぐらをかき、その細い足の上で私を抱いた。
こんな感じです。
───これが、歩が1番安心することを知っていたから。
30分後
歩は、泣き疲れて寝てしまった
スゥスゥと可愛い寝息をたてて
太宰は、自分に責任を感じていた。
今日歩をここに連れてきたのは、太宰だったから
もしも、歩が前戦で止められなくなったら、自分が止めに入ろうと決めた。
コンコンコン
ノックが3回
リズムを刻む
太宰治
篠宮環
太宰治
環は、部屋に入ると、目を逸らした。
篠宮環
太宰治
太宰治
篠宮環
環は、今日あったことを洗いざらい話した。
黒曜会に特に変な動きはなかったこと。チョウメイという男と会っていたこと。その他諸々。
太宰治
太宰治
篠宮環
───チョウメイ。
太宰治
近くにあった歩のパソコンを取った。
開くと、遠藤律という男について調べあげられていた。
太宰治
太宰は気に留めつつ、チョウメイについて調べた。
うんうん今日は終わりだ。