夢主
あの、なんで髪さわって…
相澤消太
だめか?
そんなふうに聞いてくるものだから
ずるい人だなと思う
夢主
だって、この前まで未成年に
夢主
手を出せないって…
相澤消太
今何歳になったんだ?
夢主
私は、18…あっ
もう、未成年じゃなくなるのか
相澤消太
俺だって、夢主のことが好きだ
夢主
え、?
相澤先生が、私のことを好き!?
ますます、こんがらがってきた…
相澤消太
隠してきてたけどな
相澤消太
だから、あの時好きだと言われた時は
相澤消太
本当に困った
夢主
は、はいっ…
相澤消太
好きなんて言えないからな
相澤消太
だから、もう我慢する必要ないよな
夢主
へっ、、
な、なにされるんだろ、
相澤消太
…なに怯えてんだ
夢主
我慢しないって…、言ったからじゃないですか…
夢主
私、今日1人ですし…
相澤消太
…はぁ
そうやって言うと、
私の隣に座って手を握った
夢主
へ、あ、、
相澤消太
しっかり目を見ろ
相澤消太
俺は怖いか?
怖くなんかない
いつもみたいに優しい相澤先生だ
夢主
怖くなんか…ない、です
相澤消太
それに、夢主の中の相澤先生は、
相澤消太
自分の欲望を自分勝手に満たすやつと思ってたのか
夢主
や、それはちがいます!
そうやって言うと、またため息をついている
その後、頭に手を置かれた
夢主
先生?
相澤消太
大切にするつもりだ、夢主のことは
相澤消太
だから、俺と付き合ってくれないか?
いつもの相澤先生じゃない
優しい男の人
夢主
…はい!
そうやって言って、相澤先生の腕の中に溺れた
相澤消太
…あちぃ。
夢主
嘘つかないでください
相澤消太
それに、敬語外せ
夢主
…急に言われても無理です
相澤消太
今は、先生じゃねぇ
相澤消太
相澤消太、ただ一人の男だ