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オリジナルBL～奏陽と槥～

第1話 - オリジナルBL 奏陽と槥〜part1〜

2022年05月24日

#オリジナル

#BL

#ヤンデレ

#共依存

えなどり

〜槥side～

槥

(はぁ……学校疲れた)

槥

(まだ水曜日か……)

槥

(お！あの黒髪はもしや……！)

槥

おーい！奏陽ー！

奏陽

お、槥じゃん

奏陽

お前から来るなんて珍しいな、何かあったのか？

槥

別に〜？ただ奏陽がいたから来ただけだよっ！

奏陽

は、可愛いかよ(((ﾎﾞｿｯ

槥

ん？何か言った～？

奏陽

別に

奏陽

あ、そういや駅前に新しいカフェ出来たんだよな

槥

あ～そういえばそうだったね

奏陽

お前どうせ暇だろ？放課後行かね？

槥

良いね良いね〜！ぜ〜ったい行く！

奏陽

じゃ、放課後な

放課後

奏陽

(あれ……この時間ならもう下駄箱にいつも居るよな……？)

奏陽

お～い槥～俺下駄箱いるぞ〜

奏陽

……

奏陽

返信来ねぇな

奏陽

応答なし

奏陽

応答なし

奏陽

応答なし

奏陽

応答なし

奏陽

(は……？電話も出ねぇし)

奏陽

(いやでも……HR終わってるしな……)

奏陽

(俺の存在が薄すぎて俺との約束なんて覚えてねぇのかな……)

奏陽

(そもそも、あいつは友達多いし……俺だけ見てるって勝手に思ってた俺が馬鹿だったのか……)

奏陽

(つーか槥が人気者だからって着いてまわる邪魔な虫マジで消えて欲しい)

槥

……陽！

奏陽

(はぁ……どいつもこいつもうぜェ……)

槥

奏陽！

奏陽

槥……？

槥

いたいた～！ごめんね、遅くなっちゃって〜、、

奏陽

お前……電話も出ねぇから心配した

槥

電話もしてくれてたの!?スマホロッカーに入れてたから……気づかなくて

奏陽

全く……行くぞ

槥

そーだねっ！

カフェ

槥

うわぁ〜！パンケーキだ！美味しそ～

奏陽

お前……よくそんな甘い物食えるな

槥

奏陽は甘いの苦手だもんね〜

奏陽

……

槥

……？

奏陽

お前さ、最近何かあっただろ

槥

え〜？何が～？

奏陽

当ててやるよ、人間関係だろ？

槥

え、なんで分かったの？

槥

僕、表には出てないつもりだったんだけど

奏陽

お前のことは見てれば1発で分かるわ

奏陽

お前、部活の先輩と上手くいってないだろ

槥

う、うん……

槥

なんでか分からないんだけど、最近急に避けられるというか冷たくされて……

槥

それで、どうしたらいいか分からなくて……

奏陽

そんなの、気にする必要無いだろ

槥

僕も最初はそう思ってたんだけど、その先輩、凄く人望あるから、同じ年の部活の友達に俺が何かしたって思われて、みんなに少し避けられてる……

奏陽

おい、槥

奏陽

そりゃ、誰でも苦手な人はいるし、自分のことを嫌ってる奴もいる

奏陽

だからそんなこと気にする必要はねぇよ

槥

奏陽にそう言って貰えると安心する

奏陽

お、おう

槥

でもだいぶ気分晴れたよ〜！

奏陽

良かった

槥

このまま帰ろっか！

奏陽

おう

駅にて

槥

今日は楽しかった～！

奏陽

俺も

槥

また明日ね〜！

奏陽

槥

何〜？

槥

ってうわっ！

ドンッ(壁に押し倒す)

奏陽

俺と付き合え

槥

か、奏陽……？

奏陽

お前の不安なことは全部無くすし、楽しい時も辛い時も共有したい

奏陽

だから、付き合え

槥

か、奏陽も同じように想ってくれてたの……？

奏陽

同じ……？

槥

僕も、奏陽のこと、大好き！

槥

だから、付き合お？

奏陽

槥……！

槥

ふふ、これからよろしくねっ！

奏陽

ああ、よろしく

～奏陽side〜

奏陽

(疲れた)

奏陽

(何に疲れたという訳じゃない)

奏陽

(ただなんとなく、人生に疲れた)

奏陽

(大抵の事はそれなりにこなせるし、人間関係もまあいい方だけど、全部本心じゃねぇし)

奏陽

(誰も俺の本質なんて見抜いてねぇ)

奏陽

(ただ俺は明るい奴を演じて、周りの奴らは騙されてるんだ)

奏陽

(……あいつを除いてな)

奏陽

(俺の幼馴染の槥。明るくて、人当たりもいい。だからか、みんなは槥についていく)

奏陽

(そこが魅力でもあり、俺からしたら欠点だ)

奏陽

(何とかして、槥が俺だけを見てくれるように、依存してくれるように仕向けねぇと……)

奏陽

(あ、あいつ……)

奏陽

(部活か？あの先輩、いっつも槥にくっついてるよな……仲良いのか？)

奏陽

(邪魔だな……)

奏陽

(ここは自作自演プランっと)

奏陽

海叶先輩！

海叶

あ、君は2年生の……奏陽君だよね？

奏陽

あ、名前知ってるんですか？

海叶

君を知らない人の方が少ないと思うよ？

奏陽

いえいえ、そんな

海叶

今日は、何の用かな？

奏陽

あー、槥の事で先輩に言っていいのか分かんないけど先輩のためにも相談があって……

海叶

？

奏陽

いや、槥、先輩と仲良くしてるのはいつも奢って貰えるから、、とか言ってて

奏陽

俺が言っていいのか分かんないけど……本当だったら、先輩がずっと騙されてる事になるから……

奏陽

一応、先輩の為に、というか……

海叶

え……？

海叶

そんなこと、槥君が……？

海叶

信じられない

奏陽

俺もびっくりしました

海叶

あー、話してくれて、ありがとね

奏陽

いえ、全然

海叶

じゃあ、またね

奏陽

(あー、単純すぎて怖)

奏陽

(これで、1番の邪魔者が消えた)

奏陽

(あとは、落ち込んだ槥が俺に相談するだろうからそれを待つだけ)

奏陽

(ごめんな、槥)

奏陽

(でも、俺といた方が絶対槥は幸せだ)

奏陽

(天国見せてあげる、だから待っててね、槥……！)

告白後

奏陽の自宅にて

奏陽

(ああ、今日は人生で最高の日だ)

奏陽

(まさか、こんなにも上手くいくなんて……！)

奏陽

(ああ、槥愛してる愛してる愛してる)

奏陽

(槥のためなら死んでもいいくらい)

奏陽

(なんなら槥と死にたい)

奏陽

(こんなこと、槥に知られたら嫌われるのは分かってるけど、槥にだけは、俺の本質を見て欲しい)

奏陽

(愛してる、俺らの最期の、その瞬間まで)

オリジナルBL～奏陽と槥～

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外堀から埋めるタイプのヤンデレとBLのコンビとっても好きです！萌える作品ありがとうございます。これからも頑張ってください。

えなどり

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