守若
....?佐古ぉ?
守若
まだここにいたんだ〜
さっきと同じ体制ですうすうと寝息を立てている
守若
まったく〜
守若
よい、しょっと
佐古を抱き上げて起こさないよう、ゆっくり寝室へ向かう
守若
えい!
抱きかかえていた佐古を少々乱暴にベットに投げる
佐古
ぐえ、
佐古
守若の兄貴...?
守若
おはよ〜
守若
まだソファーで寝てたから連れてきたんだ〜
佐古
え、ありがとうございます
寝ちゃってたんだ、と顔で喋りすぐベットに顔を埋めた
守若
眠い〜?
佐古
いえ、
よく顔を見てみたら真っ赤に染まっていた
守若
顔真っ赤だぁ
そのことを伝えると佐古は困ったように笑った
佐古
この歳になってお姫様抱っこは恥ずかしいですよ
佐古
する側だと思ってたのになぁ〜
佐古はむむーっと顔を歪ませて見せた
守若
まぁまぁ〜
守若
細かいことはいいじゃん〜
俺はそういいながら頭を撫でてみる
佐古
むむ、
佐古は満更でもなさそうに耳をピクピクさせる
急に けたたましい音と同時に時刻が表示される 7:30
佐古
うおっ
守若
んー?
佐古
あれ、もうこんな時間
守若
佐古で遊んでたら寝る時間無くなったじょ、
佐古
ええ?!俺のせい?!
佐古
ほら、朝ごはん食べますよー
守若
佐古の手料理だぁ〜!
佐古
そんなに期待しないでください
佐古
なにしようかな〜
佐古
魚でいっか!
佐古
よしできた!
佐古
自分の才能が怖いぜ〜
守若
佐古.....なに言ってんだ〜
佐古
ひっっ!急に後ろに来ないでくださいぃ!!
守若
そろそろ慣れろよ
守若
おいしそ〜!
佐古
ふっふっふっ
佐古
ここのシャケの盛り付け方が、
説明している途中で守若の兄貴はパクッと食べてしまった
守若
ん?何か言った?
佐古
....なんでもないです
食べましょう
食べましょう
完食
佐古
ごちそうさま!
守若
ごちそうさま〜!美味しかったぞ〜
佐古
!ありがとうございます!
佐古
そろそろ事務所に顔出さないとですね
守若
そうだね〜準備しよぉ