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そして、豊臣は…前田家に甲斐の包囲陣に加わらせる
利家
利家は槍を杖のようにして無理やり体を支えていた
まつ
利家
利家は包帯まみれの体で槍を構えると歯を食いしばりながら槍を振り回す
利家
汗がぼたぼたと落ちる
利家
彼は必死に槍を振るって敵を倒していく
まつ
まつは彼のそばを離れられなかった
利家
場面は変わり慶次はかすがにあることを聞かされていた
慶次
かすがは無言で頷く
慶次
慶次はかすがの次の言葉を待つ前に松風に飛び乗り彼らの元へ馬を走らせる