遥side
分かってる
一般人の千冬と
反社の私では釣り合わないこと
いつか別れなきゃいけない日が
来ることはわかっていた
春千夜
着きました
遥
ありがと
遥
じゃあ行ってくる
春千夜
はい
ザーザー
遥
……
遥
(雨…酷いな……)
雨は降っています
遥
(ここか…)
千冬
あっいた!
遥
あ…
千冬
先輩!久しぶりです!
遥
うん…
あぁ…
別れたくない
まだ好きなのに
大好きなのに
これが
"望まれた運命"
か…w
遥
私達別れよ
ザーザーザー
その瞬間
雨の音が響き渡った
千冬
え……
千冬
どうしてっすか…?
遥
他に好きな人が出来た
遥
だからよ
千冬
そう…っすか…
遥
ごめんね……
大好き"だった"よ…
千冬
!
遥
千冬も幸せになってね(*^^*)
遥
じゃあね!
遥
元気で!
スタスタスタ
千冬
……
千冬
……ブワッ
千冬
っ!ポロポロ
千冬
「大好きだった」なんて…ポロポロ
千冬
ずるいっすよ…ポロポロ
遥
……
遥
ジワッ(涙目になる)
遥
ーっ!
遥
(だめだ!)
遥
(泣いちゃダメだ!)
スタスタスタ