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僕の好き。

6 - 大嫌い。

♥

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2023年10月15日

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あれから色々あって、 僕は5人と話さなくなった。

こんなんだから嫌われるんだ。 そんなこと分かってる。

僕は皆が思っているよりも いい人じゃない。

僕もう疲れたよ。

..ほとけ、

…なに、?

…行かんくてもええんやで、

しんどいなら俺も休むし、…

...

もうすぐテストが近い。 本音を言うと休みたい、けど。

今度のテストで100点を取って お母さんに褒めてもらうんだ。

あの子よりも、僕の方がいいって、 思わせるんだ。

ん、行く…

...そか、...じゃあ、

...ん、

...

渡されたのは"僕の好きなお弁当"。

...でも、要らない。

いらない...の、

褒められるために、我慢しなくちゃ、 だめ...なの...

い、…いらない、...っ

...え、...?

いらない...ッ!!

...っ、

いむ...、

...いってきます...、

僕の目に写ったのは 泣きそうなあにきと心配そうなないちゃん

...ごめんなさい。

変わったのは生活だけじゃなかった。

あの発表の日から僕のまわり全てが 一変した。

 

...ほら、噂のほとけくん。

 

虐待されてたんでしょ...?

 

そうそう、"可哀想"に...、

 

でもなんか、"気持ち悪い"よね、

...っ、...ヒュッ

「死ね」 「消えろよ」

そんなことも分からないの...?

...ごめん、なさぁ...っ、

...はぁ、っ、

ぅぁ、...ま、待って...っ!!

次はちゃんとするから...ッ

やめて...っ、やだ"ぁ、ッ!!

っるさい...静かにしろ...っ!!

いやぁ"ッ!!

ふんっ、...

.....うぁ"...ッ、

"悪い子"はそこに居な。

...は...ぃ、

ごめん...なさい、...

...

まっ、...て、

なに、?

...大好き...だよ、ぉ、!ニコッ

...あっそ。

その度に僕はお母さんに 「好き」って言って。

何か1つ出来ないことがあればすぐに、 ベランダに放り投げられて。

学校でも悪口言われても、それでも 好かれたくて。

1人で好きをばらまいて。

...ばかみたい...、

 

...起きた...?

...せんせぇ、...?

...ほけんしつ...?

 

ほとけくん、体調悪くない、?

...元気ですよ、

 

...そっか、なら、"お母さん"と帰りなさい、

...お母さん...

...え、?

...ほとけっ、大丈夫?!

...

お母さん...、? 来てくれたの...、?

心配、してくれるの...ッ、?

...大丈夫...だよ、ッ!

来てくれて嬉しい...っ、!

そう、...ナデナデ

...ッ...んへ...っ、

撫でてくれてる... お母さん、僕のこと見てくれる...っ?

さ、帰りましょうか、...

うん...ッ!

あはは、これで...いいの。

褒めてくれればいいの。 趣味は諦める。 僕だけ見てくれる。 ボクがスキなのはお母さん...だけ。

...

...さて、

...おい。

...どーしたの、?

なに勝手に抜け出してんだ。

...は、ぇ、...?

ほんとに、あの子は出来てるのに...

情けない。

今日一日はベランダに居なさい。

...お母さん...っ、?

なんで、...なんで、...

褒めてくれるんじゃないの...っ、!

良い子はベランダ...分かるわよね?

...

...っ、ほとけ!!!

...っ、!

...手、離せや。

いふくんが突然お母さんの手を 掴んで睨みつけた。

違う、ちがうの。 僕が悪い子だから、…お母さんは、

...やさ...しぃの、...

いむくんっ、...!!

大丈夫...っ、?

...はなして...っ、

な、なによ...あんた。

ええから、離せや。

ほとけ、こっちおいで、

...違うッ!!!

...、!

僕が悪いの...っ、

勉強も運動も好きになれなくて、

好きな物に逃げてばっかの僕が悪いの...

だから、...お母さんは...わるく...ナイ、

いむくん、どうしちゃったん...っ、?

何言うてるん...っ?、

...ほとけ、

ごめん、ないちゃんにありがとうって
伝えておいてよ、

...ふ、ほとけ行くわよ。

...うん。

後戻りなんて出来ない。

僕、お母さんに依存してるのかもね。

...あら、雪...

...っ、

まぁ、死ぬ程では無いでしょう?

...う、ん、...

じゃあ、反省しててね、

...待って、

...ん、なに?

...大...き...

...?

...大っ嫌い。

口からつい出た本音。 お前なんか、大っ嫌いだ。

な"...ッ、

お前ッ...!!

誰に育ててもらったと思ってんだ !!。

...お前なんかに、育てられた覚えは
無いね!!

僕は、乾家の一員だ!!

...いい加減にしろ...ッ!

お母さんは近くにあったスコップを持って

僕に振りかざした_、

どれくらい経ったかな、

血、止まんない...、 寒い...な、...

...っ、...は、…ぁ、

ふ、...ッ、

 

お母さんっ、これ美味しい...!

あら、良かったわ...ニコッ

 

ね、カーテンしめてよ、もう暗いし...

そうね、ちょっと待ってね、

...ニコッ

...ぅ、ぁ、...

あーあ、素直に「助けて」って 言えたら、

あの5人と一緒に暮らしていたら。

...幸せなんだろうな。

毎日あにきのご飯食べて、 毎日初兎ちゃんとゲームして、

毎日、りうちゃんと宿題して、 まい...にち、ないちゃんと...寝て、

学校...帰ったら...いふくんが 「おかえり」って...

...ごめ...ん、...なさ...ぃ...

...わがま...ま、いって...

好き...で...ごめん...な...さ...

らい...せ...は、

ないちゃん...と、

...甘い恋がしたい。

...っ、...

...も、泣きすぎやって、...

だっ...て、...ぇ、

...、ぐすッ、

...いむくーん、ゲーム...しようや、...

...さて、...

どういうことか、教えてもらませんかね?

...っ、...

 

...ふぇ、...

ほとけっち...ッ!!

...っ、!!

...

...っ、ギュッ

握った君の手は信じられないくらいに 冷たくて、

怪我、とか、痣...酷くって、

もっとちゃんと見てあげれば こんなことにならなかったのに。

...あいつのせいだ。

...初兎ちゃん、毛布とか取ってきて、

おん、...っ!!

...俺、警察呼ぶわ、

うん、お願い。

...な、...ぃ、...

あなたも、一緒に来てくださいよ。

.....ッ、くそが。

私は、普通に教育してただけですけど?

 

そーだよっ!!

...ベランダに閉じ込めるのが?

ええ、ほとけが悪い子だから、

...ほとけが、...悪い...

ふざけんなや、お前、

いむくん、テストだって、勉強だって、

満点やで、?

...だからなに?

...は?

...あなたにいむは預けられない。

俺がいむの面倒見ますよ。

6 大嫌い。  💎🍣(🎲)

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コメント

2

ユーザー

お母さんきっと、最初から認める、褒める気なんて無かったと思います。ベランダに出すのは、教育じゃない。虐待と一緒ですよ。💎君、○んで無いですよね?○んで無かったら、🐶ちゃん達に任せた方が良いと思います。続き待ってます。

ユーザー
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