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○○
一瞬のことで何が起きたかわからないほど
○○は鈍感ではない
すぐに自分が今しがた撃たれそうに
なったのだと理解した
電話に夢中になっていたため
はるちよが庇ってくれなかったら
どこかにあたっていたかもしれないし
一瞬でスクラップだったかもしれない
はるちよの腕の隙間から急いで視線を向けると
焦ったようにすぐさま銃を取り出す
灰谷兄弟が見えた
りんどう
ダン!ダン!
パシュン_パシュン_
パン!ドドっ!
まだ外に敵が3人いたようだ
撃ち合いになっている
○○も応戦しようとしたが
はるちよに強く頭と体を包まれて動けない
たちまち灰谷兄弟に打ち抜けられた
2人のおとこが倒れた
あとの一人は手を撃たれ銃が吹っ飛んだ
そんな男に灰谷兄弟が近づくと
男
男
男
らん
男
蘭の言葉に男は手を押さえ頭を床に擦り付けた
らん
らん
その言葉に男は顔を上げ一気に顔を青くした
パンっ!
男
らん
らん
竜胆が男の足に命中させた
男
竜胆はつかつかと足を運び、
男の髪をつかんだ
りんどう
りんどう
らん
男
パンっ!
らん
もう一発が男の片足にお見舞いされた
そこから灰谷兄弟がそんなことを繰り返していた
男の雄叫びと喋り声が聞こえる中、
○○ははるちよの腕からすり抜けた
下着のままはるちよに包まれていたので
妙に暖かく感じた
○○
はるちよ
○○
はるちよの服の破けた左腕から
血が滴り落ちている
はるちよ
○○は落ちていた自分のヴィ〇ィアンを
ナイフで引き裂きそこに縛り付けて
止血の応急処置をした