花束よりも
青
好きです。
青
付き合ってください!
何年前の出来事だろうか
青
あの頃は、
青
こんなことになるなんて
青
思いもしなかったね
青
はぁ
満点の夜空
息をはけば
白くくもる
青
もう、冬か
今日は、僕たちが付き合って
ちょうど3年が経つ
去年も一昨年も
ここに集まり
デートをする
決まりではないけど
これが普通になっていた
青
ああー!
青
もぉ、、
相変わらず僕は
バカだ
今日、遅刻するなんて
青
ありえねぇだろ...
もちろん
遅刻をしたのには
訳がある
花を買っていたんだ
なぜか、人が多く
すごく混んでいた
その上、僕は
選ぶのに時間がかかる
そうしてるうちに
時間が来てしまった
青
しかも
青
1輪て、、
花束を買おうと思ったが
在庫がなかったらしい
青
まじ
青
かっこわりぃ
渡さないわけにもいかないし
家まで行くことにした
ピーンポーン
遠慮なく押せたのは
きっと
覚悟が決まっていたからだろう
ガチャッ
赤
青ちゃん...?
青
赤くん!!
青
ごめん!僕、
青
...
じんわりと
自分の頬が
あつくなるのがわかる
青
赤くんのこと
青
愛してる
赤
知ってる
そう言って笑う君を見て
自分の口元も緩む
赤
ねぇ、何持ってるの?
青
あっ、これ
青
赤くんぽいなって
青
本当は、花束に
青
したかったんだけど
青
ごめんね、本当に
赤
青ちゃんが選んでんくれたの?
青
う、うん!
赤
嬉しい...
赤
どんな花束にも
赤
負けないくらい
赤
きれい
花を見つめる君は
美しくて
綺麗で
とても
とても
青
かわいい
赤
へっ?
青
めっちゃ可愛い
赤くんの顔は
真っ赤な薔薇よりも
赤かった