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※注意※ ・家族 名前 イラスト捏造 妹/弟/母/父 ・過去の登場人物(捏造)との絡み ・🍏✦の絡み無し ・完全に過去編 過去編なので、 本当に話の方向性がぐんと曲がります。 なんでも許せる人だけどうぞ🙇🏻♀️
もう一度言います、 なんでも許せる人だけどうぞ
また、「過去編に興味が無いよ」 と いう方は、なんとなく過去編の 内容が分からなくても読めるよう、 次のストーリーをあげていますの で、そちらに飛ぶことをオススメし ます😊
長いです 1700タップは超えてます
これは俺がまだ魔王学院に通っていた頃
あるさん
あるさん
授業をサボりに屋上へ行くことが多かった
あるさん
あるさん
その授業範囲を予習して、ここでサボる
あるさん
あるさん
あるさん
それが俺の日課
ガチャ
あるさん
あるさん
____
あるさん
____
あるさん
____
____
あるさん
あるさん
これが、そいつとの出会いだった
その日を境に、こいつは度々屋上に来ては昼寝するようになった
____
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
キィィイ…
あるさん
____
あるさん
____
あるさん
恐る恐る振り返ると、すぐ側にそいつは立っていた
____
あるさん
____
____
変なやつ、そう思った
あるさん
____
あるさん
____
____
あるさん
あるさん
____
____
忙しない言動が、どこか妹たちを連想させて威勢も少なく答える
あるさん
____
____
____
笑いたければ笑えばいい 教室の奴らもそうやって俺を避ける
____
____
あるさん
あるさん
____
____
あるさん
ずっと笑われ続けて、認められなかったこの性格を、こいつはいとも簡単に肯定してくれた
____
あるさん
____
____
かな
あるさん
あるさん
かな
思考を遮るように付け加えられる
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
キィィィ バタン
あるさん
あるさん
あるさん
キーンコーンカーンコーン
あるさん
あるさん
ガヤガヤ
ガヤガヤ
部活動や帰宅に急ぐ生徒が ガヤつく廊が少し好きだ
俺という存在が 景色の1部に過ぎないこの瞬間
あるさん
第1学年はコースも全て合わせて 10クラスある
特別進学科 普通科
俺は普通科だ
別に成績が足りなかった訳では無い
むしろ特別進学科には余裕でいける成績ではあった
勉強でガチガチに固められるなんて真っ平御免だったから普通科にした
それだけの事だ
普通科が1〜6組 特別進学科が7~10組
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
6組
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
ガラッ
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
ガラガラガラっ
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
ガチャ
あるさん
バタバ
バタバタバタ
るか
るみ
あるさん
るか
るみ
あるさん
るみ
あるさん
あるさん
あるさん
るみ
るみ
るか
あるさん
るか
るみ
あるさん
るみ
るか
あるさん
あるさん
るか
あるさん
あるさん
るみ
るか
あるさん
あるさん
るみ
るか
るみ
るか
あるさん
るか
るみ
ぱちっ(電気)
あるさん
るみ
るか
あるさん
あるさん
るみ
るか
あるさん
るか
調理中
るみ
るか
るみ
あるさん
るか
るか
あるさん
るか
あるさん
るか
あるさん
るみ
あるさん
るか
あるさん
あるさん
るか
あるさん
あるさん
るか
るみ
あるさん
るみ
るか
あるさん
母さん
あるさん
母さん
あるさん
母さん
母さん
母さん
るみ
るか
あるさん
あるさん
あるさん
るみ
るか
コトっ
るみ
るか
あるさん
あるさん
るみ
るか
あるさん
いただきます!
るみ
るか
あるさん
ぱたん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
11時30分
あるさん
俺は母子家庭だった
あるさん
あるさん
10個下の弟と妹
妹の方は読み書きがまだ拙い そこが愛らしかったりもするんだがな
母さんは俺たちのためにずっと働き詰めで、その日のうちに帰って来ることが少ない
朝帰りだが、それでもすぐに家を出るから、なかなか顔を合わせることが出来ない
小学生1年生の子ども二人を家に残すのは少し心配だ
俺が学校から帰ってくる間、学童に預けたいがここの近くに学童は無いし、あったとしてもお金も心配だ
2人には申し訳ないけれど、我慢してもらっている状態だ
あるさん
今日はシフトを入れていなかったが俺は一応バイトをしている
バイトの間2人には 店長から許可を貰った別室で待ってもらっている
俺の家庭の事情を分かってくれて、それに対応してくれる
あるさん
別に苦じゃない、この生活は好きだ
🕑チク…タク…チク
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
流石に今日は全部受けねぇとな…
あるさん
あるさん
クラスメイト
先生
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
先生
あるさん
先生
クラスメイト
先生
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
先生
先生
あるさん
クラスメイト
あるさん
先生
あるさん
先生
先生
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
あるさん
先生
クラスメイト
クラスメイト
先生
キーンコーンカーンコーン
あるさん
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
あるさん
ガチャ
屋上の他に 俺にはもう1つの居場所があった
あるさん
ギギ……ストン
あるさん
あるさん
あるさん
✦ 。 : ⟡ + ° 。
.* ・゚ .゚ ・ * .
⌖. °
*.
あるさん
音楽室
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
⟡˚ * .: ⋆. *
・゚ .゚ ・ * . ✧ * 。
あるさん
⟡˚.⋆ ・: +°。 ・ °。
あるさん
⌖ . °
あるさん
かな
あるさん
°:■°。!※?〜・:〇!⌖. °+▶°。
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
かな
かな
あるさん
初めて話した時も思ったが、こいつ…かな は話し方が破天荒だ
あるさん
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
キーンコーンカーンコーン
かな
かな
かな
かな
あるさん
あるさん
あるさん
____上手だね ! ファンになっちゃった 尊敬しちゃう____
あるさん
あるさん
あるさん
ピアノを触ると落ち着く
あるさん
まだ父さんが出てく前
俺は、ピアノを習っていた
押したら簡単に音が出るけれど その音の
重なり
耳と指先に残る音
全部心地よくて
あるさん
今の環境になってから辞めてしまったが、今でも家に電子ピアノが残っている
あるさん
家ではたまに、 アイツらが寝たあと、音を極限まで小さくして、こっそりピアノを弾くこともある
誰に聴かせたい
聴いてほしい
そんなものはなくて
ただ
ただ
あるさん
るみ
るか
あるさん
あるさん
ぱたん
あるさん
あるさん
___アルケーくんの音色の ファンになっちゃった また聴きに来てもいい?___
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
!?
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
るみ
るか
お母さん
るみ
るか
お母さん
るみ
るか
るみ
るか
お母さん
お母さん
るみ
るか
お母さん
あるさん
お母さん
お母さん
るみ
るか
お母さん
るみ
あるさん
お母さん
るみ
お母さん
るか
お母さん
るみ
るか
お母さん
お母さん
お母さん
るか
あるさん
あるさん
お母さん
るみ
あるさん
るか
あるさん
るみ
るみ
あるさん
お母さん
あるさん
何だこの状況…
お母さん
るか
るみ
あるさん
暖かいな
あるさん
お母さん
お母さん
あるさん
お母さん
るみ
るか
お母さん
あるさん
お母さん
お母さん
お母さん
るか
るみ
お母さん
お母さん
お母さん
るみ
るか
パタパタパタパタ
お母さん
あるさん
あるさん
お母さん
お母さん
あるさん
あるさん
お母さん
あるさん
お母さん
あるさん
お母さん
あるさん
お母さん
あるさん
お母さん
お母さん
あるさん
あるさん
お母さん
お母さん
お母さん
あるさん
お母さん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
お母さん
あるさん
あるさん
あるさん
お母さん
お母さん
お母さん
あるさん
あるさん
お母さん
お母さん
あるさん
パタン
あるさん
あるさん
どっちにしてもピアノは触れていた
あるさん
ピアノが好きだ
この上なく
あるさん
男なのにピアノをしている事が理由で、いじめまがいなことをされていた事だ。
男子が女子の習い事をしているのが、気持ち悪かったのだろう
あるさん
周りからはまともにピアノを聴く奴も、ましてや褒めるやつもいなかった。
あるさん
あるさん
誰でもない他人から認められる経験もなかった。
あるさん
当時の俺にとって、母さんは数少ない俺のピアノを、ピアノ好きな俺を認めてくれる存在だった。
あるさん
それだけで救われていた
あるさん
あるさん
ピアノが好きだ
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
かな
かな
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
かな
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
あるさん
🕐1:18
あるさん
あるさん
あるさん
SHR
あるさん
あるさん
あるさん
先生
先生
先生
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
先生
先生
先生
先生
あるさん
あるさん
キーンコーンカーンコーン
あるさん
あるさん
あるさん
ガチャ
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
ギギ……ストン
かな
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
こいつが好きそうな曲、結局家で弾かず終いだったからな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
・ : +° 。 ・:+ ° 。
あるさん
✧︎ * 。 ⋆ .* ✦
.゚ ・ * . . 。. . + * :゚ + ꙳
あるさん
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
そう言ったあいつの顔は少し赤かった
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
キーンコーンカーンコーン
先生
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
先生
先生
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
先生
クラスメイト
クラスメイト
先生
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
先生
あるさん
先生
あるさん
あるさん
クラスメイト
先生
クラスメイト
先生
先生
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
先生
あるさん
先生
ざわざわざわ
先生
先生
放課後
あるさん
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
クラスメイト
かな
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
クラスメイト
クラスメイト
かな
オレンジに染まりながらまっすぐ前を見て聞かれる
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
ピアノを習っていたことで、クラスの奴らから虐められていたこと 家族関係からなるピアノとの関わりを話す
かな
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
翌日朝
あるさん
あるさん
あるさん
るか
るみ
あるさん
あるさん
るみ
あるさん
るみ
あるさん
るみ
ピーンポーン
るみ
あるさん
るか
ぱたぱたぱた
あるさん
がちゃ!
にいちゃんのともだち!!
とつげきー!!
うぉっ!なんだなんだ〜?
あるさん
あるさん
おっけ〜!
突撃してきた悪い子はさらっちゃうぞ〜!!
きゃーー!!
あるさん
がちゃ
かな
るみ
るか
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
あるさん
るか
るみ
かな
あるさん
あるさん
あるさん
るみ
るか
あるさん
るか
あるさん
るか
るみ
あるさん
るみ
あるさん
るか
るみ
トテトテトテトテ
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
✦ ⋆ * ⸝· ⸝ ⋆ ꙳ *
あるさん
かな
°⌖ .:˚◌ ˳˚⌖ ⿻⌖ .:˚◌˳˚⌖ ⿻*⌖.:˚ ◌˳˚ ⌖
あるさん
音の重なりが部屋に響く
あるさん
・ + °。 ・: ⋆ * ⋆ ꙳
°⌖ .:˚◌ ˳˚⌖ ⿻⌖ .:˚◌ ˳˚⌖ ⿻*⌖.:˚ ◌˳˚ ⌖
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
そう瞳を輝かせながら、こいつは俺の手をぐいっと引いて
あるさん
かな
かな
あるさん
どれくらい時間がたっただろう
俺たちは、その心地良さに
長い時間ずっと浸っていた
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
突然笑い出したこいつの顔を見ると、どこか吹っ切れたような、カラッとした表情をしていた
かな
かな
あるさん
かな
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
どこか苦しげに話すこいつを
かな
あるさん
かな
かな
少しでも元気づけたい
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
こいつの口から出たのは 全く予想できない一言だった
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
そう言って立ち上がった瞬間
あるさん
かな
かな
バタンっ!!
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
離れようとしたその瞬間 互いにパチッ、と目が合う
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
こいつは、ずっと俺の事を認めてくれて
肯定してくれた、初めての他人
いつからか、特別な感情が湧いていたのは…事実
でもこれが
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
あるさん
「好きだよ」
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
次の日久々に屋上に足を運んだら、既に先客がいた
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
言われるがまま、隣に腰を下ろして空を見上げる
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
ふいに頭に手を伸ばされる
あるさん
その手はゆっくりと頭を撫で始め、頬まで降りて止まった
あるさん
かな
かな
そのまま顔が近づいてきて もう片方の手で髪を払われ でこに唇が触れた
かな
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
キーンコーンカーンコーン
かな
かな
あるさん
「アルケーといると、やっぱり楽しい」
あるさん
あるさん
「好きだよ」
あるさん
あいつの言葉を反芻しては 湯船に頭を沈める
あるさん
あるさん
あるさん
好き
好き
好き
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
あるさん
俺のせいで、ピアノまで貶されている
本当に、最悪だ
あるさん
かな
あるさん
突然現れたこいつは
かな
クラスメイト
クラスメイト
かな
悪に立ち向かう
クラスメイト
かな
かな
正義のヒーローのようで
クラスメイト
かな
かな
輝いて見えた
かな
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
パタパタパタ
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
言われるがまま、近づくと
力強くぎゅっと、そして優しく抱きしめられる
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
期待の混じった真剣な目で見つめられると、嘘はつけない
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
それからというもの、俺たちは順調に付き合い始め
かな
あるさん
かな
見ての通り、学校生活でも仲良くやっている
それこそ、デートも何回かして
街中で
あるさん
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
水族館で
かな
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
お泊まりで
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
砂浜で
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
あるさん
かな
かな
あるさん
あるさん
そういえばあれは…どういう意味だったのだろうか
かな
あるさん
かな
かな
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
るみ
るか
かな
かな
るみ
るか
あるさん
るか
かな
あるさん
かな
るか
るみ
かな
あるさん
るか
るみ
あるさん
かな
かな
るか
るみ
パタン
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
がちゃ
かな
るみ
るか
あるさん
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
視線の先には制服がある
あるさん
あるさん
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
るみ
るか
るみ
るか
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
またこの目だ、この真剣な眼差しを向けられるとどうも弱い
かな
かな
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
ボッと全身に緊張が走る
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
改めてするってなると、 謎の緊張感に襲われる
かな
言われるがまま 指示通りに、ぎゅっと目を閉じる
右頬に手が触れて、近づいてくる気配がした後直ぐに、 ぷにっという感覚が唇に届き、離れる
あるさん
かな
互いに見つめあい、妙な気持ちになる
かな
あるさん
言い終わる前に、今度はちゅっと音を立ててキスをされる
あるさん
角度を変えて、何度も何度もされて、息が続かなくなる
あるさん
かな
あるさん
そのうちに舌が入ってきて、さらに息苦しさが増す
あるさん
あるさん
あるさん
あるさん
ガチャ
るか
あるさん
かな
あるさん
るか
あるさん
るか
パタン
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
日にちは経ち次の月曜日になった
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
ガチャ
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
椅子に座ると、懐かしさすら感じた
あるさん
この場所も、こいつ…かな との大切な場所
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
口走ってしまったことをすぐに後悔する
かな
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
• * ¨ * •.¸
٭• 。 ❁ 。. * ・゚ .゚ ・ * ❁。
かな
かな
❁。 。 ❁ 。. * ・゚ .゚ ❁ ・ * ❁。
トコ…トコ…
あるさん
かな
あるさん
・. 。* ・. 。* ❁。 。 ❁ * ・゚ .゚ ・ * ❁。
かな
あるさん
かな
そう言って、ピアノに置かれた俺の手に手が触れる
あるさん
かな
そのまま恋人繋ぎのように握られ、後ろからハグされるような形に収まる
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
繋いでいた手を引っ張られて、体を向かせられキスをされる
今度は初っ端から舌を入れてきた
あるさん
あるさん
あるさん
かな
かな
この前よりも深く、激しく喰われる
あるさん
かな
あるさん
かな
気づけば下を脱がされていて、勢いよく抜かれ始めた次の瞬間
あるさん
あるさん
自分でも思ってもみない甲高い声が出て、咄嗟に口を塞いだ
かな
相手もびっくりしたような顔をして、でももう一度同じように手を動かす
あるさん
それにまた、同じように媚びた声が返ってくる
あるさん
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
その言葉と、こいつの困惑したような瞳を見て 俺の中で何かが崩れた
あるさん
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
なんだか分からないが、こいつもこいつで酷く動揺しているようだった
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
あるさん
かな
かな
かな
あるさん
かな
あるさん
あるさん
かな
俺は、羞恥と己の愚かさから逃げるように立ち去った
望みすぎたあいつと、
自分の好きなように恋愛していた俺
今思えば、どちらも悪くて、 悪くなかった