✎_Qn
嘘…
なんで…ッ
よりによって…ッ、
1番会いたくないやつがいるんだよッッ
✎_Mn
彼の顔を見た後、彼の手元に目を落とす。
✎_Qn
急いでポーチを確認すると、今朝までは入っていたはずの
“精神安定剤”
が、入っていなかった。
✎_Mn
咄嗟に教室から飛び出してきたから、
メモ帳もペンも持っておらず、筆談することは不可能。
✎_Mn
✎_Qn
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ…ッッ‼︎‼︎
もう…ッ、喋りたくないッ
もうッ、聞きたくないんだよ…ッッ!
自分の…ッ、
✎_Qn
✎_Mn
久々に聞いたな…ッ
“もう2度と聞きたくない”声がッ
自分の口からぽろっとこぼれた。
✎_Qn
気づけば自分が過呼吸になっているのがわかる。
過去のトラウマが蘇ってくるようで、
精神安定剤を探すも、今は彼の手の中。
どうすることもできず、その場に座り込む。
✎_Mn
久々に彼の口からその単語を聞いた気がした。
1番知られたくなかった。
1番知らないで欲しかった。
✎_Mn
何も言わずにそれを受け取り口に放り込む。
✎_Qn
✎_Mn
✎_Qn
さっき声が出たのはたまたまで、
また声が出なくなる…いや、
出せなくなる。
✎_Mn
✎_Mn
✎_Mn
ギューッ
✎_Qn
✎_Mn
✎_Qn
✎_Mn
✎_Mn
✎_Qn
✎_Mn
✎_Mn
彼は過去の俺を知っている。
“あの時”の俺を…ッ
めんは昔からいい意味でも悪い意味でも変わらない、変われていない。
元々親友だっためんを、
俺から、突き放してしまったのかもしれない。
もう…ッ
過去には戻れないんだよな…ッ
だからまた…ッ、
俺はめんの手を手放すしかないんだ…ッ。
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なんか中途半端なパスでごめんねっ!
コメント
6件
えっ 、あっ 、全然いいよ ! なんか迫真すぎて 、もう次どうするか考えてるわ !!(?)