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月 × ❔

第3話 - 第3話（一応完）

522

2024年04月10日

#ハイキュー!!

ツクシ

❔

委員会の終わりが思ったより遅めで、もしかしたら時間合うかもなーって、

❔

さ、サプラーイズ！！的な？！

⌒ ⌒ 月

……。
（　❔の両手を握りしめたままむす、とした顔で❔を見つめ　）

❔

アレ、なんか怒ってます……？

⌒ ⌒ 月

…自覚ないならいいヨ。
（　ふん　）

❔

え！？！！
（　"待って私何かしちゃったかな？"　）

⌒ ⌒ 月

…あ゛ーー、ゴメン。疲れてて、嬉しくて。ちょっと意地悪した。困ってる姿もカワイイ、許しテ。
（　そう言い、自分の赤ら顔が見られるのを阻止するためか、自分の肩にも満たない❔の体を抱きしめ　）

❔

…ん………？！！
（　突然の角砂糖に吃驚しつつも抱きしめ返し　）

⌒ ⌒ 月

あーア、体こんなに冷やしちゃって。…ボクのマフラーで良かったら、貸す。
（　❔の返事を聞く前に自分が身につけていたマフラーをいそいそと❔の首に巻き始め　）

❔

む、…え、と…！！
（　驚きで言葉が出ない、顔は火照り続けている　）

⌒ ⌒ 月

ハハ、頭文字しか言えてないヨ？
（　くす、と笑み　）

❔

（　笑い方にキュンとするも未だ状況が飲み込めず　）

⌒ ⌒ 月

手も冷たかったらボクが温めるよ。ほら、手出して。
（　"繋ご"と言わんばかりに手を差し出し　）

❔

（　出会い頭にぎゅっと両手を握られ、いじらしい悪戯をされ、恋人のマフラーを貸してもらい、挙げ句手繋ぎ下校？！！　）

❔

（　もうされるがままでいよう！と思考放棄。手を出し　）

⌒ ⌒ 月

へぇ〜、今日は気前がいいじゃん。いつもは恥ずかしいとか言って遠慮しちゃうのにネ。
（　にやと笑い、さりげなく恋人繋ぎをし　）

❔

…。
（　これ、コイビトツナギでは？？　）

⌒ ⌒ 月

サプライズで体が冷えて、手も冷えて、あと他に変わったことは？
（　首を傾げ　）

❔

んん…な、無いです。
（　戸惑いを誤魔化すよう　斜め前を見て　）

⌒ ⌒ 月

…いやあるネ。
（　ぷい、　）
…頬が赤い。
（　❔の両頬に両手で触れ、寒さのせいか同じく赤く染まった頬を隠さず❔を見つめ　）

❔

ッ……！！！つ、つき…！！
（　"えと、この体勢は？！！" と混乱し固まる　）

⌒ ⌒ 月

…。
（　上記の状態のまま、混乱する❔の顔を愛おしそうに見つめたままで　）

❔

…アの…。ちょっと、恥ずかしい…？かも
（　…なんとかこの状況を打破しなければ…！！　）

⌒ ⌒ 月

…ゴメ。ほっぺがふにふにでカワイくて。
（　最後の勇気が出なかったのか？手を離し、誤魔化すように顎に手を当て目をそらし　）

❔

え…！！
（　今の体勢、キスじゃなかった！？！！もしかして水差したかな　）

⌒ ⌒ 月

いーや、帰ろ。
（　"疲労と嬉しさでかなり血迷った、恥ずかしすぎる、ボク煩悩ありすぎだし" と考えながら手を取って歩こうとする　）

❔

…ッ…！待って！
（　思いついたように後ろ姿に声をかけ　）

⌒ ⌒ 月

…ん？ナ…
（　"何？" と言いかけたところで、　）

❔

……ンｯ…、。
（　繋いだ手の甲にそっとキスをし、　）

⌒ ⌒ 月

……エ。
（　目を見開いたまま固まるが顔はどんどん赤らんでいって　）

❔

…さっき、キスしてくれるのかと思った…。
（　ふい、と赤ら顔をそらしながら　）

⌒ ⌒ 月

…き、キミがこの状況限界みたいな顔で水差したんだよネ。
（　"まぁ迷ってたボクも悪いけど" と目線をそらしながら言　）

❔

…ごめん、
（　"確実に悪いの私の方だー！！" と居た堪れなくなり、謝罪のあと俯き　）

⌒ ⌒ 月

…いーよ、そのかわりボクの目、ちゃんと見て。
（　❔の顎に触れ月の方を強制的に見させ((顎クイ))　）

❔

…ふぇっ
（　驚きと戸惑いで変な声が出て　）

⌒ ⌒ 月

ハハ、何その声、かわい
（　くす、と微笑んだ後、右頬に触れるだけのキスをして　）

❔

…あぅ……
（　目はがん開きで顔を真っ赤にしながら　）

⌒ ⌒ 月

チョット、目、がん開きナンデスケド。
（　少し文句をつけるように　）

❔

…ごめ、嬉しくて…
（　視線を下げ　）

⌒ ⌒ 月

帰ろうか、
（　再び❔の手を取るも、照れやら嬉しさやらで既に暖かくなっている。がしかし繋いでいたいのかそのままでいては　）

❔

…ふふ。
（　幸せを噛み締めつつ、繋いだ手をぶんぶん振って歩き出す　）

⌒ ⌒ 月

ちょっと、
（　"何シテンノ"と言いながら苦笑し歩き出す　）

触れたい、けど勇気の出ない冬の帰り道。ふたり一緒なら寒くない。

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