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焼きそばパン(チャンス)
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**美月ゆめか🌸の感想** ついに黒い扉の向こうへ突入!ゼロと守護神の喧嘩、熱すぎて胸が震えたよ…「怖かったんだ」って守護神の本音、泣ける😭💕 そしてルカが亀裂の向こうに現れたときのゼロの叫び、もう感情が爆発しそうだったよ!!三人の紋章が重なってヒビが閉じ始めた瞬間は最高にエモかった✨ 続きが気になりすぎる…!
黒い扉
### 第19話 黒い扉 ゴゴゴゴゴ…… 黒いヒビの奥に現れた巨大な扉。 ゼロはルカの手をつかんだ。 「ルカ、こっち!」 「うん!」 二人が扉から離れようとした、その瞬間―― カチッ。 扉の中央に、ゼロとルカの紋章が浮かび上がった。 「……!」 守護神が叫ぶ。 「触るな!!」 遅かった。 ゼロの黒い紋章が光る。 ルカの紋章も光る。 そして―― ドォォォォン!! 扉が開いた。 その向こうには、真っ暗な空間。 何もない。 ただ、遠くに一本の白い光が浮かんでいる。 ルカがつぶやいた。 「……あれは……」 ゼロが聞く。 「知ってるのか?」 ルカは首を横に振る。 「分からない。でも……ずっと、あそこから声が聞こえてた。」 「声?」 その瞬間。 白い光の中から声が響く。 『ゼロ……』 ゼロの表情が変わる。 「……この声……」 『ルカ……』 ルカも目を見開く。 「俺の名前……?」 守護神が二人の前へ出る。 「これは罠かもしれない。」 すると黒い影が笑う。 『罠ではない。』 守護神がにらむ。 「なら、何なんだ!」 黒い影は答えた。 『これは――始まりだ。』 「始まり……?」 『黒いヒビが生まれた、本当の始まり。』 ゼロが拳を握る。 「……教えろ。」 黒い影は沈黙する。 そして―― 『知りたければ、扉の向こうへ来い。』 「……。」 守護神がゼロを見る。 「行くな。」 ゼロも守護神を見る。 しばらく沈黙したあと―― ゼロは言った。 「……今度は、三人で行こう。」 守護神が驚く。 「三人……?」 ゼロはルカを見る。 「ルカも。」 そして守護神を見る。 「守護神も。」 ルカが少し笑った。 「……うん。」 守護神はため息をつく。 「……本当に、お前は昔から変わらないな。」 ゼロが笑う。 「それ、褒めてる?」 「褒めてない。」 「じゃあ行こう!」 「話を聞け!」 三人が扉の前に立つ。 そして―― 一歩。 また一歩。 黒い扉の向こうへ進んだ。 その瞬間、扉がゆっくり閉じ始める。 最後に聞こえたのは―― 『ようこそ。』 そして扉が完全に閉じた。 **三人は、黒いヒビのさらに奥へ消えた。**
黒い世界
### 第20話 黒い世界 ――ズン。 扉が閉じた。 三人は、真っ暗な場所に立っていた。 「……ここ、どこ?」 ゼロが周囲を見回す。 床も壁も天井もない。 ただ、真っ黒な空間がどこまでも続いている。 ルカがゼロの服をつかむ。 「ゼロ……離れないで。」 「うん。」 守護神も周囲を警戒する。 「ここでは何が起こるか分からない。絶対に一人になるな。」 その瞬間―― パッ。 空中に、小さな光が浮かんだ。 そこに映ったのは―― **昔のゼロとルカ。** 「……!」 ゼロが息をのむ。 丘の上。 二人が笑っている。 ルカが言う。 『いつかまた会おう。』 ゼロが答える。 『絶対な!』 映像が消える。 次に映ったのは―― 守護神がまだ旅人だった頃。 隣には、もう一人の棒人間がいた。 二人は笑いながら拳をコツンと合わせている。 『一緒に世界を守ろう。』 守護神がつぶやく。 「……あの時の……。」 ゼロが振り向く。 「守護神……?」 「……昔の記憶だ。」 すると、二つの映像が重なった。 ゼロとルカ。 守護神とその仲間。 そして中央に―― **黒いヒビ。** ゼロが目を見開く。 「……全部、同じ場所から始まってる。」 守護神が黙り込む。 「そうだ。」 「知ってたのか?」 「……少しだけ。」 「じゃあ、教えてくれよ!」 守護神がゼロを見る。 「ここから先は……俺にも分からない。」 その瞬間。 背後から声がした。 『ならば――教えてやろう。』 三人が振り向く。 そこに立っていたのは、 **黒い棒人間。** 神殿で出会った、あの謎の人物だった。 ゼロが身構える。 「お前……!」 黒い棒人間はゆっくり手を上げた。 すると空中に、巨大な記録が浮かび上がる。 そこには―― **「最初の黒いヒビ」** という文字が刻まれていた。 守護神の顔から、血の気が引く。 「……まさか。」 黒い棒人間が言う。 『これを見れば、お前たちは知ることになる。』 ゼロが一歩前へ出る。 「何を?」 黒い棒人間は答えた。 『なぜ、ルカが消えたのか。』 ゼロが息をのむ。 そして記録が―― ゆっくり再生され始めた。
### ゼロと守護神――静かな喧嘩 黒い世界。 記録が再生される直前―― ゼロが守護神を振り返った。 「……お前。」 「何だ。」 「さっきから、隠してることあるだろ。」 守護神の表情が変わる。 「……ない。」 「嘘つけ。」 空気が一気に重くなる。 ルカが二人を見る。 「ゼロ……守護神……?」 ゼロが一歩近づく。 「俺が何回聞いても、何も言わなかった。」 「言えなかったんだ。」 「同じだろ。」 「違う。」 「じゃあ言えよ。」 「……。」 守護神は黙った。 ゼロの黒い力が、ゆっくり揺れる。 「黙るってことは、やっぱり何か知ってるんだな。」 守護神も一歩前へ出る。 「だったら何だ。」 「……は?」 「知っていたら、お前はどうする?」 ゼロの目つきが変わる。 「全部知る。」 「そして黒いヒビに飛び込む。」 「当たり前だ。」 「だから言わなかった。」 「勝手に決めるな!!」 ゼロの声が響く。 守護神も声を荒らげる。 「お前を失うわけにはいかないんだ!!」 「俺のことを勝手に決めるな!!」 「お前は無茶をする!」 「お前は何も話さない!!」 「話したら、お前は止まらない!」 「止まる必要なんかない!!」 二人の間に、黒い力がぶつかる。 バチッ!! ルカが思わず後ろへ下がる。 「二人とも……!」 ゼロと守護神は、互いをにらみ続ける。 ゼロが低い声で言う。 「……俺は、お前を信じてた。」 守護神の拳が震える。 「……俺もだ。」 「だったら――」 ゼロが拳を握る。 「なんで俺を信じてくれなかった?」 守護神は答えられない。 長い沈黙。 そして―― 守護神が顔を上げる。 「……怖かったんだ。」 ゼロが止まる。 「お前まで、いなくなるのが。」 圧のような沈黙が二人を包む。 だが次の瞬間―― ゼロが拳を構えた。 「……それでも、俺は行く。」 守護神も構える。 「……なら、止める。」 「本気で?」 「本気だ。」 二人の間に、再び黒い力が集まる。 ルカが叫ぶ。 「やめて!!」 しかし―― **ゼロと守護神は、同時に地面を蹴った。**
### ゼロと守護神――譲れない一撃 ドォン!! ゼロと守護神が真正面からぶつかった。 拳と拳がぶつかる。 バァン!! 衝撃で黒い空間が揺れる。 「……まだやるか。」 守護神が低い声で言う。 ゼロは拳を下ろさない。 「当然。」 「なら――来い。」 ドン!! ゼロが一気に踏み込む。 右。 左。 蹴り。 守護神はすべて受け止める。 「遅い。」 「……っ!」 ゼロの目つきが鋭くなる。 黒い力が腕に集まる。 「これならどうだ!!」 ドゴォン!! 守護神が吹き飛ぶ。 だが、空中で体勢を立て直す。 「その程度か!」 守護神も一気に距離を詰める。 「ゼロ!!」 ガンッ!! ゼロが壁のような黒い空間に叩きつけられる。 「ぐっ……!」 「もうやめろ!」 「嫌だ!!」 ゼロは立ち上がる。 「俺はルカを諦めない!」 守護神が叫ぶ。 「俺だって諦めてない!!」 「じゃあなんで邪魔する!!」 「お前を守るためだ!!」 「俺は守られるだけの存在じゃない!!」 二人が同時に拳を振り上げる。 ――ドンッ!! 拳がぶつかる寸前。 ピタッ。 二人とも止まった。 ゼロの拳は守護神の顔のすぐ前。 守護神の拳もゼロの顔のすぐ前。 二人は無言で見つめ合う。 その瞬間―― ゼロの頭に、昔の記憶がよみがえった。 『また会ったら、勝負しようぜ!』 『ああ。』 コツン。 守護神も同じ記憶を思い出していた。 「……。」 「……。」 ゼロが拳をゆっくり下ろす。 「……昔から、こうだったな。」 守護神も拳を下ろした。 「お前は本当に頑固だ。」 「お前もな。」 ルカが二人の間に入る。 「……じゃあ、もう喧嘩しない?」 ゼロと守護神は顔を見合わせる。 「……。」 「……。」 そして二人は―― **同時にルカの頭を軽く小突いた。** 「「お前も無茶するな。」」 「えぇ!?」 一瞬だけ、三人に笑顔が戻った。 しかし―― その直後。 黒い世界の奥から、 ゴゴゴゴゴ…… 巨大な音が響いた。 ゼロが振り返る。 「……何だ?」 守護神の表情が険しくなる。 「……来るぞ。」 暗闇の奥に―― **巨大な目が開いた。**
巨大な目
### 第21話 巨大な目 暗闇の中で―― 巨大な目が、ゆっくり開いた。 ギロッ。 三人を見つめる。 ルカが震える。 「……あれ、何?」 守護神は拳を握った。 「分からない。」 ゼロが前に出る。 「だったら確かめる。」 守護神がゼロの肩をつかむ。 「待て。」 「今度は勝手に行かない。」 ゼロは守護神を見る。 「三人で行くんだろ?」 「……ああ。」 ルカも二人の横に並ぶ。 「俺も行く。」 三人が並んだ。 すると巨大な目が―― パッ! 強い光を放った。 「うわっ!」 目の前に、いくつもの映像が浮かび上がる。 最初に映ったのは―― **ゼロとルカが出会った日。** 次に―― **守護神が旅人だった頃。** そして―― **黒いヒビが初めて現れた瞬間。** ゼロが息をのむ。 「これ……全部、本当にあったことなのか?」 守護神は黙って映像を見ている。 すると、最後の映像に―― 一人の棒人間が映った。 その棒人間は、黒いヒビの前に立っていた。 そして手を伸ばす。 ルカがつぶやく。 「……この人、誰?」 ゼロも分からない。 だが―― 守護神だけは違った。 「……そんな……。」 ゼロが振り向く。 「知ってるのか?」 守護神は答えない。 ゼロがもう一度聞く。 「守護神。」 「……。」 「誰なんだ?」 守護神は拳を強く握った。 そして、震える声で言った。 「……俺の、昔の仲間だ。」 「……!」 映像の中の棒人間が振り返る。 その顔は―― **守護神によく似ていた。** そして映像の中から、声が響く。 『このヒビは……いつか必ず、また開く。』 映像が消える。 巨大な目が閉じる。 暗闇が戻る。 ゼロが守護神を見る。 「……何で黙ってた?」 守護神は答えない。 ルカも静かに見つめる。 そして守護神が、ゆっくり口を開いた。 「……あいつは――」 その瞬間。 黒い世界の奥から声が響いた。 『――まだ生きている。』 三人の表情が凍った。 「……え?」 守護神が顔を上げる。 「……嘘だ。」 『嘘ではない。』 黒い世界に、再び巨大な目が開く。 『お前たちが探している者は――』 そして、 **「黒いヒビ」のさらに奥を指し示した。**
黒いヒビの奥
### 第22話 黒いヒビの奥へ 巨大な目が示した先。 そこには、今まで見えなかった細い道が伸びていた。 道の先には―― 黒い扉。 守護神が立ち尽くす。 「……あいつが、あの先にいる。」 ゼロが聞く。 「本当に?」 「……分からない。」 「じゃあ行こう。」 守護神がゼロを見る。 「簡単に言うな。」 「でも、確かめたいだろ?」 「……。」 ルカが二人の間に入る。 「俺も行く。」 守護神は少し迷った。 そして―― 「……分かった。」 三人は歩き出した。 コツ……コツ……。 足音だけが黒い空間に響く。 すると、道の壁に文字が浮かんだ。 **『強い願いは、ヒビを開く。』** ゼロが立ち止まる。 「……願い?」 次の文字が浮かぶ。 **『失った者を取り戻したいという願い。』** ゼロの表情が変わる。 「……俺のこと?」 守護神が答える。 「おそらく。」 さらに文字が現れる。 **『だが、願いが強すぎれば――』** そこで文字が途切れた。 ゼロが壁を見る。 「続きは?」 守護神が首を振る。 「分からない。」 その瞬間―― 黒い扉が、 ギィィィ…… と開いた。 中から誰かが歩いてくる。 コツ……。 コツ……。 守護神の顔が固まった。 「……お前……。」 黒い影がゆっくり姿を現す。 その姿を見た瞬間―― 守護神が一歩後ろへ下がった。 「……どうして……。」 ゼロが驚く。 「守護神?」 黒い影は、守護神を見て笑った。 『久しぶりだな。』 守護神は拳を握る。 「……生きていたのか。」 『ああ。』 ルカがゼロに小声で言う。 「この人が……守護神の昔の仲間?」 ゼロはうなずく。 しかし次の瞬間。 黒い影がゼロを見る。 『そして、お前が――ゼロか。』 「……俺を知ってるのか?」 黒い影は答えず、 ゼロの黒い紋章を指さした。 『その力……まだ完全には目覚めていない。』 ゼロの表情が変わる。 「……どういう意味だ?」 黒い影が笑う。 『知りたいなら――』 黒いヒビが背後で大きく開いた。 『俺を倒してみろ。』 守護神が前に出る。 「……俺が相手になる。」 ゼロも横に並ぶ。 「いや。」 守護神が見る。 「俺も一緒にやる。」 二人が構える。 そして黒い影も―― ゆっくり拳を構えた。 **三人の戦いが始まる。**
### 第23話 三人の激突 黒い世界に、重い沈黙が落ちる。 黒い影が拳を握った。 「……来い。」 ゼロと守護神が同時に走り出す。 「うおおおっ!!」 ドォン!! ゼロの拳を黒い影が受け止める。 その横から守護神が蹴り込む。 「はあっ!!」 ガキィン!! 黒い影が腕で防ぐ。 「二人がかりか。」 ゼロが叫ぶ。 「今は仲間だからな!!」 「……!」 守護神が一瞬だけゼロを見る。 「その言葉、忘れるなよ。」 「分かってる!」 二人が左右から同時に攻撃する。 右からゼロ。 左から守護神。 黒い影は二人の攻撃をかわす。 ドン!! ゼロが空振りした瞬間、黒い影の腕がゼロへ伸びる。 「ゼロ!!」 守護神がゼロを引っ張る。 ズガァン!! 攻撃が地面を砕いた。 ゼロが驚く。 「助かった!」 「貸し一つだ。」 「あとで返す!」 二人が再び構える。 黒い影が低く笑う。 「……息が合っているな。」 守護神が答える。 「昔からの仲間だからな。」 ゼロが続ける。 「……俺たちは、何度でも立ち上がる。」 黒い影の表情が変わった。 「ならば――これを受けてみろ。」 黒い力が一気に膨れ上がる。 ゴゴゴゴゴ……!! ルカが叫ぶ。 「二人とも!!」 巨大な黒い衝撃波が放たれる。 「うおおおお!!」 ゼロと守護神が同時に腕を前へ出す。 ズドォォォン!! 二人が押し返される。 「ぐっ……!」 「まだ……だ!!」 ゼロの黒い紋章が輝く。 守護神の紋章も輝く。 二つの光が重なった。 黒い影が驚く。 「……二つの紋章が……。」 ゼロが叫ぶ。 「守護神!!」 「ああ!!」 二人が同時に地面を蹴る。 「「いけぇぇぇ!!」」 ドォォォン!! 二人の力が黒い影に直撃した。 黒い影が吹き飛ぶ。 しかし―― 倒れない。 影はゆっくり立ち上がった。 そして笑う。 「……やはり、お前たちなら来ると思っていた。」 ゼロが息を切らしながら聞く。 「何……?」 黒い影は、背後の黒いヒビを指差す。 「ここからが――本当の試練だ。」 黒いヒビの奥で、 **巨大な何かが目を覚ました。**
### 第24話 限界突破 ゴゴゴゴゴゴ……!! 黒いヒビの奥から、巨大な力が噴き出した。 ゼロが構える。 「来るぞ!!」 「分かってる!!」 守護神が踏み込む。 ――瞬間。 バッ!! 姿が消えた。 「速っ――!」 黒い影が振り向く。 しかし遅い。 ドガァン!! 守護神の拳が直撃。 黒い影が吹き飛ぶ。 だが空中で回転。 そのまま壁を蹴る。 バンッ!! 一瞬で守護神の背後へ。 「!!」 ブンッ!! 拳が振り抜かれる。 守護神がしゃがんで回避。 その頭上を拳が通過する。 「ゼロ!!」 「任せろ!!」 ゼロが横から突っ込む。 ドン!! 黒い影の腕とゼロの拳が激突。 バチィィッ!! さらにゼロが連続攻撃。 右!! 左!! 回転蹴り!! 黒い影が次々とかわす。 「まだまだ!!」 ゼロが地面を蹴る。 ドォン!! 一気に上空へ。 黒い影も追う。 二人が空中で交差する。 ガン!! バキッ!! ドゴォン!! 一瞬で何度もぶつかり合う。 その下では―― 守護神が走る。 「ゼロ!!下がれ!!」 ゼロが空中で振り返る。 「今だな!!」 守護神が地面を殴る。 ドォォン!! 床が盛り上がる。 ゼロがその足場を蹴り、 さらに加速。 「うおおおおお!!」 黒い影へ突撃。 黒い影も拳を構える。 「来い!!」 ドンッ!! 三人の攻撃が同時にぶつかった。 ズガァァァン!! 衝撃波が広がる。 神殿のような黒い空間の壁が次々と崩れる。 ルカが叫ぶ。 「みんな!!危ない!!」 その瞬間―― 崩れた壁の向こうから、黒い腕が何本も飛び出してきた。 「!!」 ゼロが腕をひねって回避。 「うわっ!」 守護神はジャンプ。 一本目。 二本目。 三本目。 全部かわす。 「ゼロ!!右!!」 「見えてる!!」 ゼロが右へ跳ぶ。 直後―― ズガァン!! 巨大な腕が床を砕く。 ゼロはその腕を足場にして駆け上がる。 「ここだ!!」 黒い影へ一直線。 黒い影が迎え撃つ。 ガキィン!! 拳と拳。 一度。 二度。 三度。 四度。 五度――!! 「まだ終わらねぇ!!」 ゼロがさらに踏み込む。 「俺たちは――」 守護神も横から加速。 「まだ――」 二人が同時に叫ぶ。 「「終わってない!!」」 ドォォォォン!! 二人の攻撃が同時に決まる。 黒い影が大きく吹き飛ぶ。 しかし―― 空中で止まった。 そして黒い影の背後に、 **巨大な黒い翼が開いた。** 「……ここからが本番だ。」 ゼロが拳を握る。 「……望むところだ。」 守護神も構える。 「行くぞ、ゼロ。」 「おう!!」 二人が同時に走り出した。 **戦いは、さらに激しくなっていく。**
### 第25話 止まらない攻防 ゼロが走る。 「うおおおっ!!」 拳を振り抜く。 黒い影が腕で受ける。 ガキィン!! その瞬間、影が腕を滑らせて拳をそらす。 ゼロの体勢が崩れる。 ――そこへ影の回し蹴り。 ブンッ!! ゼロは身を反らして回避。 蹴りが頭上を通過する。 そのままゼロは地面に手をつき、体を回転。 「食らえ!!」 回転蹴り。 影が後ろへ跳ぶ。 しかし着地する前に―― 守護神が横から突っ込む。 「逃がすか!!」 ドン!! 拳。 影が腕で防御。 ガキィン!! 守護神が拳を引く。 影が反撃。 ブンッ!! 守護神が首を傾けて回避。 そのまま腕をつかむ。 「ゼロ!!」 「任せろ!!」 ゼロが突撃。 影は守護神を盾にするように引き寄せる。 「なっ!?」 ゼロが急停止。 その隙に影が守護神を投げ飛ばす。 「守護神!!」 「大丈夫だ!!」 守護神は空中で回転。 壁を蹴る。 バンッ!! その反動で再び突撃。 「今度はこっちだ!!」 影が拳を放つ。 守護神は腕で受ける。 ドン!! その衝撃で後ろへ飛ばされる。 だが―― ゼロが背後から現れる。 「そこ!!」 ドガッ!! 影の背中へ蹴り。 影が前へよろめく。 しかしすぐ振り返る。 ゼロの腕をつかむ。 「捕まえた。」 「……!」 影がゼロを投げる。 ブォン!! ゼロは空中で回転。 そのまま影の肩を踏んで跳ぶ。 「まだだ!!」 空中から急降下。 影が両腕を交差。 ドォン!! 防御。 しかしゼロは着地と同時に方向転換。 「守護神!!」 「分かってる!!」 守護神が横から拳。 影がしゃがんで回避。 その瞬間、ゼロの足払い。 「!!」 影が跳ぶ。 守護神が追う。 拳。 影が防ぐ。 ゼロが追う。 蹴り。 影がかわす。 守護神がさらに追う。 肘。 影が受ける。 ゼロが回り込む。 拳。 影が弾く。 守護神が反撃。 ゼロが追撃。 影が防御。 ゼロが回避。 守護神が攻撃。 影が受ける。 ――攻撃。 ――防御。 ――反撃。 ――回避。 ――追撃。 三人の動きが止まらない。 「うおおおお!!」 「はあああっ!!」 「来い!!」 ドン!! ガン!! バキィン!! ドォォン!! 衝撃が連続して響く。 そして最後に―― ゼロと守護神が同時に拳を繰り出す。 影も同時に拳を突き出す。 三つの拳が真正面から激突した。 **ドォォォォォン!!** 黒い世界そのものが、大きく揺れた。
### 第26話 崩れない三人 ドォォォォォン!! 三つの拳がぶつかった瞬間、衝撃波が一直線に走った。 ゼロが押し返される。 「ぐっ……!」 だが、倒れない。 一歩下がった瞬間―― 黒い影が突っ込んできた。 「まだだ!」 拳が迫る。 ゼロは腕を上げて防御。 ガンッ!! 衝撃で体が横へ流れる。 その勢いを利用してゼロが回転。 「お返しだ!!」 回し蹴り。 影がしゃがんで回避。 蹴りが頭上を通り抜ける。 その直後―― 守護神が背後から飛び込む。 「今だ!!」 ドン!! 拳が影の肩を捉える。 影がよろめく。 だが、倒れる前に守護神の腕をつかむ。 「捕まえた。」 「しまっ――」 影が守護神を振り回す。 ブォン!! 守護神が空中へ投げ出される。 ゼロが走る。 「守護神!!」 空中の守護神を受け止める。 「大丈夫か!」 「ああ……!」 二人が着地。 しかし影はもう目の前。 「速い!」 影の拳。 ゼロが受ける。 ガンッ!! 守護神が横から攻撃。 影が腕を引いて回避。 そのままゼロへ反撃。 ゼロが頭を下げる。 拳が頭上を通過。 「今!」 ゼロが影の腕をつかむ。 守護神がその腕を狙う。 「せーの!!」 ドガァン!! 二人の攻撃が同時に入る。 影が後ろへ吹き飛ぶ。 だが―― 空中で一回転。 着地。 そのまま地面を蹴る。 バン!! 今度は影が二人へ突撃。 ゼロが迎え撃つ。 拳。 影が受ける。 守護神が蹴る。 影が跳ぶ。 ゼロが追う。 影が空中で回転。 守護神が着地点を読む。 「そこだ!!」 ドン!! 影が再び吹き飛ぶ。 しかし影は壁を蹴る。 バンッ!! 反射するように戻ってくる。 「まだ終わらない!!」 三人が同時に突っ込む。 拳。 蹴り。 防御。 回避。 反撃。 追撃。 さらに回避。 そして―― ゼロが一瞬だけ隙を見つけた。 「守護神!!」 「分かってる!!」 守護神が影の動きを止める。 ゼロが全力で踏み込む。 黒い紋章が輝く。 「これで――」 拳を引く。 「終わりだぁぁぁ!!」 影も拳を構える。 二人の拳が―― 真正面から激突する。 **ドォォォォォン!!** 黒い世界に亀裂が走った。 だが、その亀裂の向こうから―― 「……ゼロ。」 聞き覚えのある声がした。 ゼロが目を見開く。 「……ルカ?」 亀裂の向こうに、 **ルカの姿が現れた。**
### 第27話 亀裂の向こうのルカ 「……ルカ!!」 ゼロが一気に走り出す。 だが―― ガシッ!! 守護神がゼロの腕をつかんだ。 「待て!」 「離せ!!」 「まだ戦いは終わってない!」 ゼロが振り返る。 「でも、そこにルカがいる!!」 その瞬間。 黒い影が背後から迫る。 「ゼロ、後ろ!!」 ルカの叫び。 ゼロが振り向く。 ギリギリで拳をかわす。 ブンッ!! ゼロはその腕をつかみ、勢いを利用して影を投げ飛ばす。 「守護神!」 「ああ!!」 守護神が走る。 影が着地した瞬間―― ドガッ!! 守護神の拳。 影が防御。 ガキィン!! 影が反撃。 守護神が身をひねる。 拳が空を切る。 そこへゼロが飛び込む。 「今だ!!」 ドン!! 影の腕を弾く。 守護神が続けて蹴る。 影が後ろへ跳ぶ。 しかし着地した瞬間、ゼロが追いつく。 拳。 防御。 蹴り。 回避。 肘。 受け流し。 反撃。 ――一瞬も止まらない。 「はあああっ!!」 「まだだ!!」 ドォン!! 二人の連続攻撃で影が押し込まれる。 その隙にゼロが亀裂を見る。 ルカが手を伸ばしている。 「ゼロ!!」 「ルカ!!」 あと少し。 ゼロが手を伸ばす。 指先が―― 触れた。 「……!」 しかし、ルカの手は冷たかった。 ゼロが驚く。 「ルカ……?」 ルカは苦しそうな顔をする。 「ゼロ……俺はまだ、完全には戻れない。」 「なんで……?」 「俺をここから出すには――」 ルカが黒い紋章を見る。 「その紋章の力が必要なんだ。」 ゼロの黒い紋章が輝く。 守護神が振り返る。 「……まさか。」 黒い影が静かに言う。 「そうだ。」 ゼロが影を見る。 「何をすればいい。」 影は答えた。 「お前自身の力を――」 一瞬、沈黙。 「**黒いヒビに渡せ。**」 ゼロの表情が固まった。 守護神が叫ぶ。 「ゼロ!! 絶対にやるな!!」 ゼロはルカを見る。 ルカも首を横に振る。 「……ゼロ、やめて。」 「……。」 ゼロは拳を握る。 そして―― 「俺は……どうすればいいんだよ。」 黒い世界に、静かな声が響いた。
### 第28話 渡す力、守る力 「俺は……どうすればいいんだよ。」 ゼロの声が、黒い空間に響いた。 ルカは首を振る。 「ゼロ……俺のために、力を全部渡さないで。」 「でも、お前を出せるなら――」 「ダメだ。」 ルカが強く言った。 「俺は、ゼロがいなくなるのと引き換えに戻りたくない。」 ゼロが黙る。 その横で守護神が黒い影をにらむ。 「お前は最初から、これが目的だったのか?」 黒い影は答えない。 守護神が一歩踏み出す。 「ゼロの力を奪うために、ルカを利用したのか!」 「……違う。」 黒い影が初めて声を荒らげた。 「俺が欲しいのは、力ではない。」 ゼロが顔を上げる。 「じゃあ何だ?」 黒い影は黒いヒビを見る。 「このヒビを――終わらせることだ。」 「……!」 その瞬間、黒いヒビが激しく震えた。 ゴゴゴゴゴ……!! 亀裂が広がっていく。 守護神が叫ぶ。 「全員、離れろ!!」 ズガァン!! 地面が割れる。 ゼロはルカの手を離さない。 「絶対に離さない!」 ルカも握り返す。 「うん!」 しかし黒いヒビが二人の間へ入り込む。 「ゼロ!!」 「ルカ!!」 守護神が二人の腕をつかむ。 「三人で引っ張るぞ!!」 「うおおおおっ!!」 三人が力を込める。 ズズズズ…… ヒビの力に押される。 「まだだ!!」 ゼロの紋章が光る。 守護神の紋章も光る。 そして―― ルカの紋章も光った。 三つの光が重なる。 黒いヒビの動きが止まった。 「……止まった?」 ゼロが驚く。 黒い影がつぶやく。 「そうか……。」 「何が?」 「一人の願いでは閉じられない。」 黒い影が三人を見る。 「三人が同じ願いを持った時だけ――」 黒いヒビに、一本の白い線が走る。 「閉じることができる。」 ゼロがルカを見る。 「願いって……?」 ルカが答える。 「きっと……」 守護神が続ける。 「全員が無事に帰ること。」 三人は互いを見る。 そして同時に―― 「「「帰ろう。」」」 三つの紋章が、強く輝いた。 **黒いヒビが、少しずつ閉じ始める。**
### 第29話 三人の反撃 黒いヒビが―― ミシッ……ミシミシッ……! 少しずつ閉じ始める。 「いける……!」 ゼロが叫ぶ。 だが―― 黒い影が突然、拳を握った。 「……まだ終わっていない。」 ドォン!! 黒い衝撃が三人を吹き飛ばす。 「うわっ!!」 ゼロが転がる。 「ゼロ!」 守護神が駆け寄る。 しかし黒い影が一瞬で距離を詰める。 「速い!!」 拳。 守護神が腕で受ける。 ガンッ!! そのまま影が腕をひねる。 守護神が体を回転させて抜ける。 着地。 すぐに反撃。 「はあっ!!」 拳が影へ。 影が頭を傾けて回避。 守護神の拳が空を切る。 そこへゼロ。 「こっちだ!!」 ドン!! 横から蹴り。 影が腕で防ぐ。 ゼロはそのまま足を引き―― もう一度蹴る! ガッ!! 影が後ろへ下がる。 「今だ、守護神!」 「任せろ!!」 守護神が突っ込む。 拳! 影が防御。 蹴り! 影が回避。 肘! 影が受け流す。 ゼロが追撃。 右! 左! 回転! 影が連続でかわす。 「まだ終わらない!!」 ゼロが踏み込む。 影が反撃。 ゼロがしゃがむ。 頭上を拳が通過。 そのままゼロが足払い。 影がジャンプ。 「そこだ!!」 守護神が跳ぶ。 空中で拳を振り抜く。 ドガァン!! 影が吹き飛ぶ。 しかし壁を蹴って反転。 「甘い!」 影が急降下。 ゼロと守護神が同時に構える。 「「来い!!」」 ドォォン!! 三人が真正面から激突。 拳。 防御。 回避。 反撃。 追撃。 一瞬の間もなく攻防が続く。 その間にも―― 黒いヒビは閉じていく。 ルカが叫ぶ。 「あと少し!!」 ゼロが影の攻撃を受け流す。 「守護神!!」 「分かってる!!」 守護神が影の動きを止める。 ゼロが全力で踏み込む。 黒い紋章がまぶしく輝く。 「これで――終わらせる!!」 ドォォォン!! ゼロの拳が影を大きく吹き飛ばした。 その瞬間―― パキンッ。 黒いヒビが、最後の一線を残して閉じる。 しかし影が立ち上がる。 そして、その顔を初めてはっきりと見せた。 守護神が息をのむ。 「……お前……。」 影は静かに笑った。 「やっと思い出したか。」 そして最後の黒いヒビが―― **完全に閉じた。** だが、影だけは消えていなかった。