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コメント
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少しだけ僕の昔話をしようかな
僕はね、元々は君達のような人間だったさ
お母さんも居て
お父さんも居て
おじいちゃん、おばあちゃんも居た
みんな、優しかったよ？
僕も笑顔だった気がする
なんで笑顔だったんだろうね？
わかんない
けど、笑ってた
だけど...ある時から変わった
おじいちゃん、おばあちゃんが亡くなったんだ
悲しかった
ただ、それだけだった
でも、お母さんとお父さんは違った
遺産目当てだった
お金だった
そのお金はどうなったかだって？
お母さんはそれで高い服とか鞄買ってたよ
あとは、化粧品
お父さんは浮気
浮気者にたくさん貢いでた
なんでそれを知ってるかって？
子供だからさ
子供には気づかれないだろうって大人は油断してるんだ
僕には遺産は来なかったね
それはまだ、良かった
そしたら、お母さん妊娠してたんだ
お父さんも喜んでた
そのときは浮気辞めてたね
捨てられたのかな
お母さんもお父さんも喜んでた…
けど、僕の事は忘れられてたな
赤ちゃんに必死だった
そしてからね、産まれたの
そしたら…障がい者だった
別に、障がい者を否定するわけではないよ
でも…お母さんもお父さんも弟ばかりを気にしてて…
僕は…存在を消されてて…
弟は…愛されてるのに僕は愛されなくて…
羨ましくて…
羨ましくて…
羨ましくて
羨ましくて！
羨ましくて！！
たまらなかった
羨ましくて！！！
