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赤城くんと1ヶ月近くまともに 会話していない。 最近は挨拶もしなくなっていた。
話しかけに行きたいとは思うが、 毎回周りに人がいて話しかけることが 出来ない。
人が居なくても、自分から話しかけることなんてしないのだけれど。
碧 アオ
最近の赤城くんの雰囲気は、 ピリついているように思える。
碧 アオ
お昼休み。 赤城くんの教室に向かう廊下で、 彼の姿が見えた。
碧 アオ
柊 シュウ
碧 アオ
誘おうとしてくれていたことと、 怒っていないことが分かって安心した。
柊 シュウ
碧 アオ
移動している最中、一言も話していない。 ただ、赤城くんの背中を追いかける。
かと言って何を話せばいいのか 僕には分からない。
前は赤城くんが 話しかけてくれていたから。
少し歩いた後、目的地に着いたのか、 赤城くんが突然止まる。
柊 シュウ
碧 アオ
そこは、いつの日かの 見たくも思い出したくもない場所。
僕が襲われた、空き教室だった。
碧 アオ
柊 シュウ
笑顔でそう言われ、僕は混乱して 赤城くんの顔を見つめた。
もっと他にも食べる場所はあるはずだ。 どうして、よりにもよってここなのか。
たぶん、いやぜったい。わざとだ。
碧 アオ
柊 シュウ
柊 シュウ
柊 シュウ
碧 アオ
突然声のトーンが上がり、聞いたこと のない声でつらつらと話し出す。
まるで、わざと思い出させるように。
あの日、僕のところに来てくれたのは 間違いなくこの人で。
心配してくれたのも、その後のことも。 心からかっこいいと思った。
なのに、今はただ、赤城くんが怖い。