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主
主
主
主
学校へ行く途中だった。
横断歩道を渡ろうとした瞬間、眩しい光と衝撃に包まれて――俺の意識はそこで途切れた。
次に目を開けたとき、俺は知らない場所にいた。
しかも、声が妙に幼い。手足も小さくて、まるで子供の体だ。
どうやら俺は、五歳くらいの子供として生まれ変わったらしい。
けれど周りに家族はいなかった。
ただ薄汚れた布にくるまれ、ひとりで捨てられていたのだ。
「……この子、まだ生きてるぞ」
「かわいそうに。捨て子か……」
通りかかったカルリアの住人が、俺を拾ってくれた。
それから俺は“蓮”として育てられることになった。
優しい人たちに囲まれ、何不自由なく暮らしてはいたけれど――
一つだけ、心に影を落とす真実を知らされた。
それは、この世界に「人間」という種族は存在しないということ。
だから俺は、自分が人間だという正体を隠して生きていかなければならなかった。
そして月日は流れ、
十五歳になった俺は、王都にある名門校・オルメル学園に通うことになった。
ここから、俺の新しい日々が始まる。
もちろん、人間であることを隠したまま……。
十五歳になった俺は、王都にある名門校――オルメル学園に転入することになった。
普通なら入学は春なのに、俺は時期外れの転入生だ。
理由は知らない。ただ、育ての親から何度も言われてきた言葉が頭にこびりついている。
「蓮、絶対に忘れるな。お前が人間だってことは、誰にも知られてはいけない」
ここで正体がバレたら、俺はこの世界で生きていけない。
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
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蓮
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蓮
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蓮
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蓮
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蓮
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蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
担任
担任
蓮
職員室で担任に声をかけられ、俺は頷いた。
心臓がバクバクとうるさい。
廊下を歩きながら、何度も深呼吸を繰り返す。
教室の扉を開けた瞬間、視線が一斉に俺へ向けられた。
ざわめきが広がる。
モブ共
モブ共
モブ共
好奇心と疑念の混じった声が、耳に突き刺さった。
担任
先生に促され、俺は前に出て頭を下げた。
蓮
声は少し震えていた。
静まり返ったあと、またクラスがざわめく。
担任
蓮
席に着くと、隣の席の獣人らしき男子が小声で話しかけてきた。
お隣さん
蓮
お隣さん
苦笑いしてごまかすと、相手は不思議そうに首を傾げて、それ以上は追及してこなかった。
けれど背中には、まだたくさんの視線が突き刺さっていた。
放課後。
帰ろうとした俺は、担任に呼び止められた。
担任
蓮
案内された先は、生徒会室だった。
担任
担任は声を潜め、俺の顔を真っ直ぐ見つめてきた。
担任
担任
胸がぎゅっと締め付けられた。
担任は俺が人間ということを知っていたから。
担任
担任
蓮
息を呑む俺を残して、担任は重厚な扉をノックした。
コンコン
すぐに低い声が返ってくる。
「入れ」
冷たい汗が背中を伝う。
ここから俺の学園生活は、大きく変わっていく――
そんな予感だけが、胸の奥で膨らんでいった。
主
主
主
主
主
主
主
主
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