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こーる(作者)
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その子が現れたのは、今日と同じように、月がとても綺麗な夜だった。
？
うずくまっている私に声をかけてきた
ここでは見た事がない男の子
私に関わると、ろくなことにならないのに
？
心配そうに聞いてくる
.......どうせ演技だろうけど
？
私
？
その子は立ち上がって、静かに走り出す
.......諦めたのかな
と
ふと、
私は、ここが路地裏だったことに気づく
それも、すごく迷いやすいことで有名な。
そして今は、月の輪郭がくっきりとわかるような真っ暗やみ
すぐ近くには、ものすごく交通量が多いと有名な道路があって.........
.....................道路？
..........そう言えば、さっきの子が走っていった方向は.....
なんとなく胸騒ぎがして、あの子を見つけようと走り出す
私
タッタッタッ.......
路地は、1メートル先も見えない程真っ暗で、
どれだけ走っても同じような道が続いている
私
何回目かの曲がり角を曲がった時
遠くの方に違和感を.......人の気配を感じた
ものすごく暗くて見えずらいし、
走っているみたいだけど、多分あの子だ.......
良かった.......
とりあえず、あの子が道路に出る前に引き止めな
..........!
.......この音...は
ｺﾞｫｫｫ...
私
車が近づいてくる音が聞こえる
このままじゃ
あの子は...？
私
呼び止めようとしたが...声が出てこない
今更追いかけても...この距離は.......
そうしている間にも、音はどんどん近づいてくる
このままじゃ、あの子は角を曲がった瞬間.......
私
.......もう
だれも
殺さないって
..........決めたから。
私の背中から『羽』が生えてくる
そのまま、あの子の元へ凄いスピードで飛んで行くと
ｷｷｨｨｨｨｲｲｲｲｲｲ.......！
驚いた顔で迫ってくる車を見つけたその子に
.......大きく体当たりをした
？
な...なんだ.......?
何が起こった...？
？
？
？
？
.......ん？今.......
すぐ横から....声が.......
顔を上げると
ある女の子と目が合う
あれ...？この子って.......
？
？
？
？
視線がある所で止まる
？
？
女の子は慌てて羽を隠す
？
？
？
？
？
？
？
？
？
？
？
.....言っちゃった
まさか.....こんな所で
殺されるなんて.....
男の子は、きょとんとして私を見つめる
？
？
？
ほらね...やっぱりみんなこんな反応.....って
.....................ん？
.............ん？(2回目)
私
？
？
私
え.......
何言ってるんだ？
私吸血鬼だって言ってるのに
私
？
？
？
？
私
？
？
私
？
それだけって.....でも、私達は今まで吸血鬼が理由でみんなに...
？
私
？
？
私
？
私
？
私に手を差し出す
"人"の目を見て話したのって何年ぶりだろう
なんだろ.....すごく懐かしい..
気づくと、私は手を握り返していた
引っ張って立ちあがせてくれる
この子なら...？
信じても....いいの..かな
私
私
？
？
女の子は目をうるうるさせながら頷く
なんか....ちょっと...
？
？
？
な...何言ってんだろ.....
？
？
？
？
？
由希(ゆき)
？
由希(ゆき)
警戒を緩めたのか、優しくにっこりと微笑む
？
由希(ゆき)
？
由希(ゆき)
大丈夫かな...
急に赤くなっちゃって.....
？
由希(ゆき)
？
あっ、そういえば...言ってなかったな.....
由希(ゆき)
？
由希(ゆき)
？
もしかして僕は...この子が.....
由希(ゆき)
？
？
？
？
？
由希(ゆき)
？
由希(ゆき)
あの日の君と出会ったことは、
すごく大切な思い出だよ。
なのに.......
由希(ゆき)
私は1人、あの日君と一緒に帰った"軍"があった場所で泣き崩れた
『お前が.....生まれてなんて来るから..！』
あの時、"君"に言われた言葉が忘れられない
みんな死んだ
お母さんもお父さんも
どこで死んだのかさえ分からない
由希(ゆき)
自分の頭に銃を向けた私は
自分のすぐ後ろに立つ人物に気が付かなかった。
こーる(作者)
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コメント
3件
ｼｮﾎﾞ━(´･ω･`)━ﾝ いや、神っすわ。シーンを何回も使うところ上手すぎる…
やばい....今見返してきたらほんとに意味が分からなかった...悲しすぎる.....( ;꒳; )
