kn視点
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返事はない。
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でも話し続ける。
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だって彼は
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ここにいるから。
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みんなが声をかけ続けた。
俺は、ぶるーくの手をそっと、
俺の額に合わせた。
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ぶるーく
刹那
何が起こったかわからないほどの
眩しい光が俺を襲った。
それはまるで白昼夢のような、
違うような、
そんな感覚だった。
br視点
痛い、寒い
もうあっちに戻りたくない。
痛いのはやだ。
苦しいのもやだ。
寒いのも嫌い。
人が嫌い。
父が嫌い。
現実が大嫌い。
やだ、もう、嫌なんだ…。
疲れたの。全部。
kn視点
…ッ?ここは…
病院にいたはずなのに
でも、俺はここを知っている。
少し物の配置が違うけど、
ぶるーくの部屋だ。
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…!!小さい頃のぶるーくだ…
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br父
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ここは…ッ
br母
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br父
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br母
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br父
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…ッ
これ以上は見ていられない。
あまりにも痛々しく、
悲痛な思い出。
ぶるーくの心の奥底にある忘れたかった思い出。
こんな思いをしながら
俺の前で平然と笑っていたの…?
そんなの、あまりにも
kn
目を閉じて開ければ
場面が移り変わっていた。
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これが、ぶるーくの奥底に隠れていた本心
いなくなった俺にいなくなった君が伝えたかった、気づいて欲しかった、本心。
遅くなってごめんね、
kn
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誰だってそうだ。
現実に背を向けて
ユートピアの世界で生きていきたい。
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そういうと、彼は立ち上がった。
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そう言って彼は
この狭くて暗い1人の世界にさよならをした。
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