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コンコン、とドアをノックする音で目が覚めた。

〇〇

ん、

〇〇

は、はい、

若林

あ、お嬢

若林

すみません、起こしてしまいましたね

〇〇

あ、ううん、別にいいよ、

〇〇

どうしたの?

若林

お嬢には今日から仕事してもらいます。

〇〇

あ、うん

〇〇

何すればいいの?

若林

この前説明した通りですね

若林

ハッキング、取引、ハニートラップ、等です

一応意味は知ってるけどやり方も全く分からない。

こんなので本当に大丈夫なのだろうか…

〇〇

あの、私そういうのやった事ないから

〇〇

全然わかんないんだけど…

若林

ああ、それなら大丈夫ですよ。

若林

私が1から教えますから。

〇〇

ありがとう、

〇〇

助かるわ

若林

じゃあ早速仕事に取り掛かってもらいますので

若林

着替えたら会議室までお越しください。

〇〇

了解

〇〇

会議室ってどこかな…

私は今会議室を探し回っているところだ。

若林さんはざっくりすぎる説明をする癖があるらしい。

〇〇

ぜんっぜんわからん

〇〇

広すぎやろ…

〇〇

若林さんに電話しよ

〇〇

あ、もしもし?

若林

お嬢?どうなさいました?

〇〇

もう!どうなさいました?じゃないでしょ

〇〇

会議室どこか分からなくて30分くらい探し回ってるんだけど?!

若林

あぁ!説明し忘れてました

若林

すみませんすみません

若林

えーっと、会議室は

若林

いっぱいあるんですけど

若林

エレベーターに乗って頂いて32階で降りてもらって右に曲がってまっすぐ進んでください。

若林

4個目の部屋が会議室です

若林

じゃあそういうことで

〇〇

あぁ、ありがと

※ここはエレベーターです。

〇〇

えーと

〇〇

32階だったかな

〇〇

たっけぇ…

〇〇

おお〜…

〇〇

綺麗〜

〇〇

この景色は皆が残業してるから見える景色なのか

〇〇

なんか複雑ダナ……

エレベーターの速度が落ち、28階でとまった。

〇〇

(誰か乗ってくるのかな…?)

ど真ん中に突っ立っていたことをすっかり忘れたいた。

端っこに移動して乗ってくるのを待った。

だが、乗ってきたのは

白髪でロングで顔が綺麗で

でも…男の人…??

〇〇

あっ、何階ですか?

??

あぁ、ありがとう。

??

32階です。

〇〇

あ、それじゃあ一緒です。

??

あ、そうですか。

………

き、気まずい…

そんなことを考えていたら聞きなれた声が32階へ到着したと知らせてくれる。

〇〇

えーっと…

〇〇

あった!!ここなはず!!

〇〇

若林ーー!!

〇〇

おまたせー!!

若林

あ、やっと来ましたね。

若林

遅いですよ。

〇〇

誰のせいだと思ってんの

若林

まあいいです。

若林

あの人もそろそろ来るかな

〇〇

あの人、?

あの人とは誰のことか若林に聞こうとした時

ドアが開いた。

若林

お、

??

初めまして。

九井

九井一と申します。

〇〇

あ!

〇〇

貴方…

九井

ん?あぁ、先程はありがとうございました。

〇〇

いっいえいえ

若林

お知り合いなんですか??

九井

先程エレベーターでお会い致しました。

若林

そうですか。

若林

では、早速本題へ

九井

はい。

九井

あ、言い忘れていましたね。

九井

存じ上げていると思いますが

九井

私は

 『梵天幹部』

九井

務めております。九井一です。

〇〇

(梵…天…)

〇〇

え??!?!!?!

九井

??

九井

どうかされましたか??

〇〇

い、いえ、失礼致しました。

〇〇

(梵天って…)

〇〇

(確か蘭さんのとこの…)

九井

早速申し上げます。

九井

今回私、梵天がこちらに来させて頂いたのは

九井

○○さん

九井

あなたです

〇〇

え?

九井

あなたが目的なんです。

〇〇

えーっと…

〇〇

それはどういう、?

九井

つまり、貴方を梵天にスカウトしに来たという訳です。

〇〇

えっ?!いやでも…

〇〇

私…

若林

え?!いや、困ります!

若林

彼女は先日幹部になったばかりで、!

若林

まだ戦力も何も身についておりません!!

九井

それなら大丈夫です。

九井

戦力はこちらで付けさせますので。

若林

ですが…彼女はうちの大事な幹部です。

若林

それに、

若林

大事な人なんです…

九井

大事な人というのは?

若林

若林

彼女は私が昔尊敬していたボスの娘なのです。

九井

そうなんですね。

若林

はい、それで…

若林

もう一度、ボスのように華麗に美しく舞いながら闘う彼女を見たかったんです、

九井

……

九井

それは…

九井

彼女をそのボスの代わりにしているということですか??

九井

彼女をボスの代わりにして傍に置いておくということですか、?

若林

なっ!そ、そんな訳、!

九井

そんな訳ありますよ、

九井

ほら、見てください、

九井

彼女もとても傷ついているようですが、

〇〇

、っ

私は結局1番になれないの、?

どこへ行っても1番にはなれなくて、

いつも誰かの代わりで、

〇〇

なん、で、…

気持ちわりいんだよ

あの時だって…

九井

これ以上、

九井

彼女を苦しめないであげてください、

九井さんをチラッと横目で見た。

九井さんは、とても切ない表情をしていた。

まるで自分が経験したことあるかのような表情、

この人も…過去に何かあったのかな、

若林

……わかったよ、

若林

短い間だったけど、

若林

楽しかったです、、

若林

またどこかで会いましょう、

若林

お嬢

〇〇

っ、うん、!

〇〇

またね、!

九井

では、行きましょう。

九井

(こんなにも早く成立するとは、)

九井

(予想外だな)

九井

(こいつから彼女への情は無いのか、)

九井

(本当に彼女の幸せを願っているのか)

九井

……どっちでもいいけど、

〇〇

何か言いました?

九井

…いえ。

九井

下で部下が待っています。

九井

急ぎましょうか。

〇〇

はい。

この作品はいかがでしたか?

192

コメント

8

ユーザー

続きってもう投稿しないんですか!

ユーザー
ユーザー

きゅんきゅん

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