コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
心の声
効果音
歌詞
スタート
ピロンッ、ピロンッ、ピロンッ
rbr
ポチッ
rbr
rbr
うるさく鳴いた 文字盤を見てた
rbr
目の前に居るのは、隈の濃い誰か。
鏡越しに見えたその誰かは、
酷く元気の無い顔をしていた。
rbr
きっときっと 鏡越し
rbr
rbr
sha
shaはいつも、いい匂いがする。
朝八時過ぎの下駄箱。
いつも通りの匂いで、安心感がある。
8時過ぎの匂い
rbr
sha
その変わらない白けた顔も、
いつも通り。
しらけた顔
変わってなくて よかった
rbr
こんなに冷たく接されているのに、
言葉を返されるだけでも嬉しい。
...こんな俺は、可笑しいのだろうか。
バシャ~ンッッ!!
rbr
グチャグチャに心が潰されるような感覚。
嗚呼、これも慣れてしまったな。
ピンクの植木鉢の グチョグチョした心のそばに
sha
rbr
そんな潰れた心でも、
大きく実ってしまったもの。
大きく育ったもの
小さな恋のつぼみ。
嗚呼、何とも愚かしい。
結ばれたつぼみが
こんなにも 愚かしい
sha
バサッ
rbr
rbr
嗚呼、また嘘をついた。
俺の周りが他の誰かに置き換わって、
俺が無くなってしまいそう。
ああ 化石になっちまうよ
けど、取り繕っていたい。
本当の自分を晒したくない。
ああ 取り繕っていたいな
rbr
笑ってなきゃ。
それ以外に、取り柄なんてないんだから。
ちゃんと笑えなきゃね
大した取り柄もないから
rbr
空洞が埋まらない。
こんなのバレたら、もはや殺されでもするかもな...(笑
空っぽが埋まらないこと
全部ばれてたらどうしよう
sha
rbr
隣の席で、楽しそうに笑う彼。
嗚呼、窮屈だ。
ああ あなたの右どなり
わたし きゅうくらりん
rbr
布団に潜って早1時間。
未だ寝られない。
...、今、眠ってしまったとして、
明日、ここから起きる理由は、
果たして俺にあるのだろうか。
例えば今夜眠って
目覚めたときに 起きる理由が見つからない
rbr
そんな朝が来たら、
俺は、どうするんだろうなぁ...(笑
朝が来たら
わたしはどうする?
ピロンッ、ピロピロピロピロピロンッ
rbr
ブツッ
うるさく鳴いた 文字盤を見てた
rbr
rbr
一度だけ、一度だけ。
一歩一歩 あとずさり
rbr
「また明日ね」とぽつり
rbr
rbr
虐められないことの喜びよりも、
虐めがない日だという安堵が先に来た。
喜びより 安堵が先に来ちゃった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜(ニュース)
rbr
あれから二週間。
明日行く、明日行く、なんて言って、
休む日が続いていた。
何回東から日が昇り、
何回西へ日が沈んだのだろう。
クソみたいな思い出が、西日を越えていつの間にか消え去っていた。
思い出 西日越し
rbr
ただ割れもせず、
しかし綺麗なことも無く残っている、
このヒビ割れた不気味な心が、
とてつもなく、恐ろしい。
うつる こまかなヒビが
こんなにも恐ろしい
ピーンポーン
rbr
rbr
念の為にスコープから外を覗くと、
sha
クラスの中心的存在である、
俺とは真反対の彼が、何故かそこにいた。
rbr
sha
sha
ガチャリ。
sha
rbr
ここで取り繕いを崩したら、
彼が、俺を知ってしまうのではないか。
それがただ、怖くて、...
ああ あなたが知ってしまう
rbr
また俺は、取り繕った姿を現す。
ああ 取り繕っていたいな
ほら、笑ってたらさ、
みんな、心配なんてしないでしょ...ッ?
ちゃんと笑えなきゃね
sha
rbr
彼と俺との境界線。
これだけは、壊しちゃいけないの。
大切が壊れちゃうから
rbr
rbr
幸せな明日を願うけど
明日が幸せだったって、
この終わらない孤独はどうにもならない。
底なしの孤独をどうしよう
rbr
もう うめき声しか出ない
わたし ぎゅうぐらりん
今日は、久しぶりに登校している。
昨日は雨だったからか、
空には綺麗な虹がかかっていた。
ああ 虹がかかっている空
いや...綺麗だと思わなければ、
壊れてしまいそうだったんだ。
きれいと思いたくて
rbr
無意味な恋に焦がれては、
そこから抜け出せなくなっている。
焦がれては 逃げられないこと
嗚呼、本当、俺は馬鹿だな。
こんなこと、誰にも得なんてないし、
なんならクラスメイトの奴らには、
この世で最もくだらないことと言っても過言では無いのだろう。
みんなには くだらないこと
rbr
もう どうしようもないの
あぁ、窮屈な世界だなぁ。
わたし きゅうくらりん
ベシャッ
目の前には、自分のために作った弁当。
床に落ちて、グシャグシャになっている。
クラスメイト
クラスメイト
rbr
お腹が空いた。
目の前にあるそれだって、
食べれば、腹ぐらいは膨れるだろうか?
なんて考えながら、
静かに弁当をかきあつめ、拾い上げる。
...、これがまさに、俺の「末路」か......、
そばにたぐりよせた末路
rbr
こんな所でも、
俺は報われやしないのか。
失恋したこの気持ちが、
枯れ落ちたつぼみが
気味が悪いくらい汚らわしくて、
いじらしい。
こんなにも 汚らわしくて
いじらしい
rbr
...utを殺しでもしたら、
ああ 呪いになっちまうよ
...いや、ダメだ。
諦めた。そうだ、俺は諦めたんだ。
rbr
ああ 「あきらめた」って言わなくちゃ
utを殺せばいい。
あいつを殺せばお前は自由だ。
なんてノイズが、頭に鳴り響く。
頭の中で ノイズが鳴りやまないから
rbr
ut
rbr
笑わなきゃ、ゲンキでいなきゃ...
空洞を覗かれるのが、
不気味で、怖いから。
空っぽが埋まらないこと
ut
ut
rbr
rbr
ut
rbr
ut
rbr
バレちゃった、?
どうしよう、バレてるかも...ッ
全部ばれてたらどうしよう
クラスメイト
rbr
ここから...って、
それって、4ねって...、?
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
rbr
クラスメイト
ドンッ
rbr
ああ あの子の言うとおり
終わりなんだ
あぁ...終わり、終わりか。
短かったなぁ、俺の人生。
いい思い出なんて一個もあらへんわ...(笑
...あれ、
落ちて、ないの...、??
sha
rbr
ut
sha
rbr
嗚呼もう、
これ以上俺を、
幸福感に浸さないでくれ...ッ
ああ 幸せになっちまうよ
途中で途切れていくのも、
後で失うのも、
嫌やから、
rbr
ああ 失うのが辛いな
sha
ut
rbr
ut
ut
グイッ
rbr
sha
ut
rbr
何故か怒られる。
今ので、全部ムダになったじゃんか...ッ
やっと、やっと4ねるはずだったのに...ッ!!
全部ムダになったら
...、はは、これが、あれか?
幼なじみの好きな人を愛してしまった、
神からの罰、ってか...
愛した罰を受けるから
ut
ut
rbr
sha
rbr
ut
rbr
rbr
rbr
rbr
sha
ギュッ
rbr
rbr
パシッ
sha
貴方の胸の中で泣けたなら、
...いや、俺にそんな度胸はあらへんか......
ひどく優しいあなたの
胸で泣けたなら どうしよう
rbr
カーテンから漏れる光で目が覚める。
...嗚呼そうだ。
俺はずっと、死んでみたかったんだ。
最後の夢がこれか...
...、幸せそうだったな、俺。
最後 見たのはそんな夢
rbr
天井から吊り下げた縄に、
首を通して、足を離す。
首が締まる。息が出来ない。意識が薄れる。
宙に浮いた感覚を残して、
俺は意識を手放した。
わたし ちゅうぶらりん