ついに記念すべき初デートの時間がやってきた…。私は緊張しすぎてなんにも喋れなかった…。
豹馬
どこ行く?やっぱバレなくないんだったらカラオケだよな?聞いてる?

美月
へっ。あっ…。ごめん聞いてなかった…。

豹馬
緊張してんの?可愛いな…。そんなに緊張すんなよ。俺も緊張しすぎちゃうじゃん?

美月
豹馬くんも緊張してるの?

豹馬
当たり前だろ?初デートで緊張しないとか肝据わりすぎだろ?

美月
そうだね…。よかった〜私だけ緊張してるのかと思った…。私ばっかり意識してるのかと…。

豹馬
俺も楽しみにしてたから早く起きたし、学校も早く来たし…。一緒だよ…。

美月
豹馬くん…。そっか…。

私達はそこから無言になってしまった…。でも豹馬くんが緊張してることをしれてよかったなと思ったのであった…。
豹馬
ついたぞ。アプリ持ってる?俺は一応持ってるけど…。

美月
私もアプリ持ってるよ…。私が出すよ

豹馬
そっかありがとな

私たちは緊張しながらフロントに向かい受付をして部屋に入った…。
美月
(どうしよう…。緊張しちゃうよ…。)

豹馬
(…。何話せばいいんだ?)
