かっこいいピンク
🩷💙
あらすじ 男として生まれてきた🩷。 親は、🩷が男だと頑なに認めませんでした。そんな自由を奪われてきた🩷が一人暮らしを始めた時…"かっこいい青"が救う。
俺は、ないこ。
名前がないから「ないこ」
親は、女の子が産まれてくると言われ俺を産んだらしい
両親とも、女の方が良かったらしく、俺が男だと気づいた瞬間、泣き叫んだ
それから、俺への虐待が始まった
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母
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母
母
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昔から、「可愛い」って言う言葉が大嫌いだった。
ずっと、かっこいいって言われたかった
母
母
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買い物に行く時も
母
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母
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母
母
母
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俺の持つ物は大体が女の子用だった
それが俺は大嫌いだった
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母
母
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母
母
母
母
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母
毎日が残酷だった
相手に女子だと扱われ
かっこいいと一言も言われず
ただ、ただ、
「死にたい」
とだけ思っていた
だけど、一人暮らしが始まってから
人生は変わった
それは、マンションの隣に住む、若い男性が助けてくれたから
ピンポーン
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俺は、こいつも女として見てくるんだろうなと思った。
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予想外の返事に声が漏れた
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俺を初めて男として見てくれた人に出会った
それが俺には嬉しかった
数日後
ピンポーン
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"女の子"という言葉に胸が苦しくなる
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俺は、"男性"に目を輝かせた
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俺は、まろに全てを話した
生まれた頃の話から今までの苦闘を
まろは、静かに静かに
俺の話を聞いてくれた
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自分の自由に生きれる場所。
その言葉が俺には深く響いた
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それから、まろとの同棲が始まった。
家は、俺ん家
元まろの家は、空いているが
一応、まろが管理人さんと話して誰も住ませないようにしているらしい
同居が始まって1週間。
荷物運びとか、家の管理とかが終わって一段落。
まろとの生活は慣れてない
空いてた部屋を使わせて、そこをまろの部屋にした
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まろと暮らしてわかったことがある。
それは…
まろが、アル中幼児退行野郎
だということ。
めっちゃお世話大変…💦
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めんどくさいやつだけど
俺は、まろが好きな気がする
てか、好き
でも、同性だからあまり認めたくない
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絶対に無理してる
なんか、そう思うんよな
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まろと、服屋に来た
はっきり言って、男物とかあまり分からない
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名前を呼ばれて振り返る
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自分の姿に胸が苦しくなる
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そう言って、まろが服を俺の前に持ってきた
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そう。俺は、まろと同居が始まってすぐ
美容室で髪を男性っぽくしてもらった
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やばい…完全に買いすぎた
俺の金が……w
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この、ないこの笑顔が俺は
大好きだった
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昔から、かっこいいのは寒色系と習ったからか、可愛いとは思えなかった
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確かにそうかもしれない
俺にとって、まろは青色。
かっこいいから青。
だけど、まろはたまに可愛くなる
その時、俺は青が可愛いと感じる
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俺の今の涙は、
自由を奪われた、辛い涙じゃない
今の俺の涙は
自由な、嬉しい涙だ
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かっこいいで
𝑒𝑛𝑑
コメント
2件
Σ(゚Д゚)ハッ気づいたら250回もいいねを押してしまった…